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THE Matchを現地観戦した格オタがみた「武尊vsロッタン」衝撃の敗戦を解説します

昨日さいたまスーパーアリーナで行われた、ONE172で武尊選手が対戦を従来より熱望していたタイの英雄、ムエタイのレジェンドロッタン選手との一戦が行われました。過去に自分は武尊選手にとってターニングポイントとなる、那須川天心選手との伝説の興行The Matchも観戦しています。

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もう3年前になるのかと思うと時の流れが早い感じもありますが、昨日のロッタン戦もある意味伝説的だったのと3年前との類似点も見えてきたので解説していけたらと思っています。今回は仕事の関係で現地観戦はかないませんでしたので、PPVで観戦しました。

前掛かりの武尊選手は初回でポカをする!?

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体重オーバーのキャリアもあるロッタン選手でしたが、この日は仕上がりも万全で体重調整も成功しコンディションはかなり良さそうでした。一方の武尊選手も気持ちも乗っていて、解説の魔娑斗さんも言っていましたがK-1当時の殺気に満ちた武尊がそこに居たような気がします。

リング上で対峙する二人、過去に那須川天心選手と対戦経験もあるロッタン選手ですが(その時は天心選手の判定勝ち)この日も冷静ながらもオーラ満載の風格は「さすがロッタン」といった風情。

まず気になったのはご覧の通り、ラウンド開始直後から異様に近い二人の距離。武尊選手が良いときは、

前蹴り、ミドルキックなどで距離を取ってスロースタート

が定石でしたが、この日は最初から手の届くボクシングの距離でのスタート。

嫌な予感は的中するのもので、かなり早いハンドスピードのロッタンの左フックが綺麗に武尊の顔面を捉えます。この距離の打ち合いにも自身のある武尊選手ですから、初回から飛ばしていこうと思う気持ちは理解できるのですが、

試合のリズムを作る前に被弾しすぎ

かなと、一抹の不安はありました。武尊選手はスタミナだったり、メンタルだったりK-1時代も遅いラウンドでKOしたり試合を決めたりする選手ですからここまで初回で打ち合うとリズムも何もないような気がしていました。仮に作戦だとしても。

立て続けに、ロッタンのワンツーの右がクリーンヒット。打たれ強い武尊選手とは言え続けてもらい過ぎで、スウェイバックでダメージを流したと解説は謎のコメントをしていましが普通に効いていたと思います。

武尊選手も右を打ち返すのですが、ロッタンはご覧の通りスウェイバックでかわしていて、文字通りロッタンの距離での戦いとなりました。

逆にロッタンはカーフキック、ミドルキック織り交ぜながら前進してプレッシャーをかける武尊を牽制。制空権もロッタンが握っていた印象です。そのままプレッシャーをかけ返すロッタンが踏み込みざまに、左フックを再びクリーンヒット!

しかし、なんとか体勢を立て直す武尊選手目はまだ死んでいません!

頑張れ、武尊!と心で祈る瞬間が続きます。

しかし、さらに左フックを綺麗に見舞ったロッタン。武尊選手はこのラストブローが見えていなかった感じもします。

ダウンを取られる、武尊選手と冷静に見つめるロッタン。挑戦者的立場であるはずの武尊選手と好対照に不動明王のようなオーラを放つロッタンがそこには居ました。風格が素晴らしい。

状況が飲み込めていないのか不安そうにセコンドを見つめる武尊選手、打たれ強いことに定評のある選手ですがこんなに効かされた姿は久しぶりに見たような気がします。

レフリーは武尊選手の目のうつろさを確認していたように思います。ダメージは確かにある感じでしたが、意識はやや朦朧としていてギリギリまで回復してから立ち上がろうとする意図は感じましたが、、、

ここで試合終了レフリーストップとなりました。この一打で効かされたというよりも、このダウンまでに被弾したパンチのダメージの蓄積が原因だったような気がします。武尊選手が打たれ弱くなったとか、フラッシュタウンだったとかではなく

見ている以上に想像以上に異様なロッタンの破壊力

がKOされた要因だったと感じました。

武尊選手は去就を明らかにしていない

冷静にたたえ合う両者、武尊選手の清々しい表情が天心選手の時以上に印象的でした。あのときは号泣していた彼でしたので、戦えた事が嬉しかったのかもしれません。

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The Matchのときは試合後インタビューにも答えられないぐらい憔悴しきっていたので今回のロッタン戦への想いはまた違うものだったのかもしれません。敗因は武尊選手の蹴りの組み立てが少なく出来ずにロッタンに距離を握られてしまった感じがあるので完敗ではありますが

大きな実力差があったとは個人的には考えていません

昨日はロッタン選手の戦術とコンデションが武尊選手を上回っただけのような気もします。長いラウンドまで持ち込めていたら、たらればですが展開は変わったような気がします。もう少し、ONEでの経験やレフリーの判定基準の違いに慣れると個人的には強豪ぞろいのONEでも武尊選手の能力でチャンピョンに上り詰めることができると思っていますのでこれからも応援したいと思っています。武尊選手素晴らしい試合、ありがとうございました。