いつかは自分で蕎麦を打ってみたいトモGPです。麺類好きな自分はもちろん蕎麦も大好き、熱い季節になってるとやはり食べたくなるのはキリッと冷えた冷たい蕎麦です。蕎麦の好みって人それぞれですが、シンプルな”もりそば”を基準とした時に、個人的に思う蕎麦の美味しさを決める要素って、
①蕎麦粉の割合
②蕎麦粉の風味
③蕎麦の温度
④蕎麦つゆの味
だと思っています。好みのバランスは人それぞれですが、基本的にはこの4つの要素が蕎麦の美味しさを決めるのではないでしょうか。ただ初見で自分好みの蕎麦屋を見つけるのってなかなか難しく、山中にある古民家の様な店構えでも全く美味しくなかったり評判の良い店でも店主のこだわりのクセが強すぎたりと、食べログやグーグルマップの情報なんてほとんど当てにはなりません。
しかしそんな蕎麦屋難民でも確実に己の”蕎麦欲”を満たしてくれるおすすめの蕎麦屋があります、それが”ゆで太郎”です。蕎麦好きからしたら「チェーン店なんてふざけるな」と思われるかもしれませんが、一度食べたことがある人であれば「たしかに…」と思っていただけるはず。そう、”ゆで太郎”には蕎麦好きをも納得させる美味しさの秘密がちゃんとあるのです。そこで今回はまだ食べたことのない蕎麦好きに向けて”ゆで太郎”の魅力について触れていきたいと思います。
ゆで太郎
「挽きたて」「打ちたて」「茹でたて」をモットーに美味しい蕎麦を提供することにこだわる、全国に店舗を展開している日本を代表するそばチェーンです。指定の製粉所で丁寧に挽いた蕎麦粉を、毎日店舗で粉から製麺し、注文が入ってから茹で上げています。
店舗内には立ち食いスペースからテーブル席まで時間の無いビジネスマンにとってもありがたい作りになっています。
美味しさの秘密
□よそより多い蕎麦粉の割合
実は自分もそうだったのですが、蕎麦好きってどうしても立ち食い蕎麦の様なチェーン店を敬遠しがちです。しかしよくある立ち食い蕎麦チェーンとあなどるなかれ、ゆで太郎はなかなかの本格派。多くの立ち食い蕎麦(なんなら街中の普通の蕎麦屋でも)の蕎麦粉の割合が40%を切るなか、ゆで太郎の蕎麦粉の割合は55%。なんだ二八(80%)じゃないのかと思われるかもしれませんが、このプラス15%の蕎麦粉の割合が結構大きかったりします。以上でしょ?と思っていた自分も納得の美味しさ。忖度なしで表現するなら、蕎麦自体の味わいは本格的な蕎麦と立ち食い蕎麦のちょうど中間といった感じ、残りの足りない部分をオリジナルの蕎麦つゆや出汁の味わいが美味しさを底上げしているイメージ。要は蕎麦好きを公言している人にとっても納得していただける様な味わいであるということです。本格的な日本蕎麦と小麦粉多めの立ち食い蕎麦はもはや全くの別物と考えている蕎麦好きな自分でも納得の美味しさです。
□こだわりの自家製蕎麦つゆ
ゆで太郎の蕎麦つゆは厳選された銚子の醤油を使用し、ダシは鰹節を基本とした江戸流、こちらも厳選された材料をブレンドし毎日煮出しているとのこと。醤油と砂糖を主にした“かえし”と鰹を中心とした魚ダシ、そしてそれらをまとめるみりんにより、ゆで太郎の蕎麦つゆは上品な甘味を携えた味わいになるのです。
もちろんあたたかい蕎麦もありますが、初めての人にはやはり最初は冷たい蕎麦をだべていただきたい、ということでおすすめの鉄板メニューがこちら”冷やし薬味そば”です。
蕎麦好き必食メニュー”冷やし薬味そば”
券売機右上の"三海老天もり"も人気ですが、やはりここは真ん中の"冷やし薬味そば"一択です。もともと季節限定のメニューだった冷やし薬味そばは、そのあまりの人気からレギュラーメニューに昇格されたという逸話を持っています。
"冷やし薬味そば"です。冷やしたぬきとも一味違う蕎麦の味わいを活かす絶妙なトッピング、注目すべきは山盛りに盛られたその薬味、天かすの他に海苔、削り節、ねぎ、ミョウガ、素揚げの茄子、ほうれん草(かいわれ)、が所狭しと盛り付けられています。
注文してから蕎麦を茹でるので、出てくるまで約10分ほどかかります。しっかり茹でられ、そしてしっかり冷水でしめられているので喉越しは抜群、蕎麦粉80%までは行かないまでも食感と風味はそこらの立ち食い蕎麦より断然美味しいです。何よりしょっぱ過ぎず上品な甘さのある蕎麦つゆが良く合います。
そして山盛りの薬味がとにかく美味しい。特に冷やし蕎麦では珍しいミョウガのアクセントがとにかく絶妙で、可能であれば量を2倍にしていただきたいほどw。
天かすと素揚げの茄子が良い感じにコクを出してくれるのでさっぱりした蕎麦がスルスル入ってしまいます。最近すっかり小食になってしまったアラフィフの自分でも大盛りは余裕です。ここでしか食べられない唯一無二の美味しさと言っても過言ではないゆで太郎のオリジナルメニュー、それが”冷やし薬味そば”なのです。
立ち食いそばが美味いと言ってもやはり小麦粉の割合が大半を占める蕎麦は、本格的な蕎麦とはジャンルが全く異なるわけです。蕎麦好きの自分が忖度せずに思うのは、ゆで太郎の蕎麦自体の味わいは、蕎麦粉の割合が本格的な80%以上の蕎麦と40%以下の蕎麦のちょうど中間くらい(やや本格派寄り)の味わいだと思います。しかし蕎麦つゆの美味しさがそれを補うことで結果的に非常に美味しいお蕎麦に仕上がっていると思います。そしてお気に入りの”冷やし薬味そば”に関して言えば、冷やしそば自体が持つもともとの美味しさを、絶妙な薬味達がさはにブーストさせているイメージ。一体何を言っているのかわからなくなってきましたが、要は最初にもお伝えしたとおり、ゆで太郎の"冷やし薬味そば"は本格的な蕎麦好きでも満足してただける美味しさであるということです。騙されたと思ってぜひ一度お試しください。