温泉好きな皆さん、旅行先でお気に入りのシルバーアクセサリーが黒く変色してしまった経験はありませんか?実はその原因、温泉の"泉質"にあるんです。特に硫黄泉(硫化水素型)では、空気中や湯の中に含まれる硫黄成分が銀と化学反応を起こし、"黒変"してしまいます。
私も過去に東北地方のとあるで見事に指輪が変色した経験があり、そのときはショックで旅行どころではありませんでした……。
そこで今回は、銀アクセサリーを守るためにぜひ知っておきたい、シルバーアクセ変色リスクの高い温泉地20選をまとめました。以下の温泉に行く際には、必ずアクセサリーを外してから入浴しましょう!
銀アクセサリーが変色しやすい温泉地20選
温泉地 (所在地) | 泉質・特徴 | 注意・補足 |
---|---|---|
登別温泉(北海道) | 11種の泉質を持つ硫黄泉の代表格。総硫黄約28.8mg/L。 | 銀アクセサリーは硫黄によって黒変するため入浴前に外すこと。 |
川湯温泉(北海道) | pH1.7の強酸性硫黄泉。五寸釘が1週間で溶ける。 | 金属全般が腐食・変色。銀製品厳禁。 |
酸ヶ湯温泉(青森県) | 強酸性の乳白色硫黄泉。300年の歴史。 | 銀製品は黒く変色。浴後の洗浄も推奨。 |
藤七温泉(岩手県) | 標高1,400m。足元湧出型の硫黄泉。 | 銀アクセサリーは高確率で黒変。要注意。 |
鳴子温泉(宮城県) | 硫化水素泉が豊富。泉質のデパート。 | 硫黄による銀変色リスクが非常に高い。 |
蔵王温泉(山形県) | pH1.3の強酸性硫黄泉。乳白色。 | 酸性+硫黄で金属腐食。銀製品必ず外すこと。 |
乳頭温泉郷(秋田県) | 白濁の硫黄泉。鶴の湯などが有名。 | 銀は確実に変色。長湯後の体臭も残りやすい。 |
玉川温泉(秋田県) | pH1.2の日本一強酸性泉。 | 金属溶解・腐食。銀製品、衣類も注意。 |
草津温泉(群馬県) | pH2.0、強酸+高硫黄泉。 | 金属溶ける。1円玉1週間で消失。 |
万座温泉(群馬県) | 総硫黄272mg/Lの硫黄泉日本一。 | 空気中のガスで銀が黒変する。 |
奥日光湯元温泉(栃木県) | 総硫黄55.7mg/L。乳白色。 | 強酸+硫黄。銀アクセサリー厳禁。 |
那須湯本温泉(栃木県) | 殺生石で有名。硫黄泉。 | 空気中にも硫黄ガスあり。注意。 |
月岡温泉(新潟県) | 硫黄含有量日本トップクラス。 | 銀は確実に黒変。タオルの変色も。 |
白骨温泉(長野県) | 硫黄+炭酸泉。白濁色。 | 銀製品、肌に硫黄残留。飲泉も可。 |
野沢温泉(長野県) | 大湯などの単純硫黄泉。 | ややマイルドだが、銀は変色可能性。 |
椿温泉(和歌山県) | pH9.9のアルカリ性硫黄泉。 | 金属反応あり。飲泉も可だが注意。 |
湯の峰温泉(和歌山県) | 90℃の高温硫黄泉。世界遺産。 | 硫黄濃度高。環境保護ルールも。 |
祖谷温泉(徳島県) | 単純硫黄泉。ケーブルカー利用。 | ぬる湯だが銀製品は変色する。 |
高湯温泉(福島県) | 総硫黄113.6mg/L。乳白色硫黄泉。 | 黒変リスク極めて高い。入浴後のケアも重要。 |
雲仙温泉(長崎県) | 硫黄・酸性泉。雲仙地獄が有名。 | ガスの腐食力も高く、銀製品不可。 |
まとめ|温泉とシルバーアクセサリー安心して楽しむために
硫黄泉は温泉好きにとって魅力的な泉質ですが、金属、とりわけシルバーとの相性は最悪です。黒変したアクセサリーは元に戻すのに手間もコストもかかります。
対策としては、入浴前に銀製品を外す、硫黄泉に近づくときは専用の密閉ケースにしまうなどの対応が有効です。この記事があなたの大切なアクセサリーを守る一助になれば幸いです。楽しい温泉ライフを!
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