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iOS版『8番出口』が登場!— 映画公開を前に『大人こそ』都市型ホラーの金字塔をプレイして欲しい

2025年8月に映画公開が決定している『8番出口』。もともとはインディーゲームとして話題となったこの作品が、iOS版アプリとして登場しました。最近プレイして本当に面白かったので知らない方の為に改めてご紹介したいと思っています。都市の無機質さと不可解なループをテーマにしたこのゲームはプレイヤーの想像力と観察眼を試す異色のホラー作品として注目を集めてきました。今回はそのゲームの歴史と魅力、そして映画化の背景についてご紹介します。

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 『8番出口』とは?— ループする地下通路を抜け出せ!

8番出口

8番出口

  • ACTIVE GAMING MEDIA Inc.
  • ゲーム
  • ¥400

apps.apple.com

『8番出口』は韓国のインディーゲーム開発者であるKOTAKE CREATEが開発し、2023年にPC版として初めてリリースされました。ジャンルとしては「ウォーキングシミュレーター」に分類されますが、その内容はただ歩くだけではありません。

舞台はどこかの都市の地下通路。プレイヤーは「8番出口」を目指して歩き続けるのですが、通路が毎回同じように見えて実は少しずつ異なるという仕掛けがあります。たとえば、「ポスターの文言が違う」「壁に不自然な影がある」「看板の番号がずれている」など、微細な“異変”を見つけることが脱出への鍵となります。異変に気づかずそのまま進むと最初からやり直し。逆に異変がないのに戻ってもやり直し。プレイヤーは何度も地下通路を行き来しながら、正解のルートを探っていきます。

この“都市の異常さ”や“狂気が滲む繰り返し”というテーマは、かつての名作ホラー『P.T.』や、『SCP Foundation』のような不安感と通じる部分もあります。

なぜここまで話題になったのか?— SNSとの親和性

『8番出口』が話題になった最大の要因は、その高いSNS拡散性にあります。特にX(旧Twitter)やYouTube、TikTokなどで「#8番出口」のタグが拡散され、「どこがおかしいかわかる?」というクイズ的要素を含んだプレイ動画が大量に投稿されました。

このゲームは「ストーリー性」よりも「視覚的な違和感」や「観察力」を軸に展開されるため、短い動画コンテンツと非常に相性がよく、バズる構造があったのです。実況者によるプレイ配信も数多く行われ、「驚きの瞬間」や「うっかり通過してしまった異変」などが切り抜き動画として拡散されました。さらに、ゲームがPC用にしか存在しなかった時期には「スマホで遊びたい」という声も多く、今回のiOS版リリースはまさに待望の展開といえるでしょう。

iOS版の魅力と注意点

2025年6月、ついにApp StoreにてiOS版『8番出口』がリリースされました。内容としてはPC版と同様ですが、スマホ向けに最適化されたUIと直感的な操作感が大きな魅力です。タップやスワイプで周囲を見渡す操作もスムーズで、通勤・通学中でも片手でプレイできる手軽さが好評を得ています。

グラフィックのリアルさはそのままに、違和感のある場面での“ゾワッ”とする演出も健在。イヤホンでのプレイがおすすめです。プレイ時間は30分〜1時間程度で終わるものの、何周も繰り返してすべての異変を網羅しようとすると、意外と奥が深い作品となっています。ただし一部の端末では動作が重い、フレームレートが落ちるなどの報告もあるため、iPhone 12以降の機種でのプレイが推奨されています。

2025年8月には映画公開!— 実写化の大胆な挑戦

exit8-movie.toho.co.jp

そして注目すべきは、『8番出口』の実写映画化です。2025年8月に全国公開が予定されており、主演には若手実力派俳優の二宮和也、小松菜奈も登場するとアナウンスされています。実写化に際し、どのようにゲームの“ループする通路”という要素を映像表現に落とし込むのかが大きな見どころです。映画版では、ゲームにはなかった「脱出不能の地下通路に閉じ込められた複数の人間たち」という新たな設定が追加され、心理戦やサスペンス要素が強化されるとも報じられています。また、元のゲームがプレイヤーに「気づき」を求める構造だったことを活かし、観客にも「何かおかしい」と感じさせるような演出が随所に盛り込まれているそうです。伏線や繰り返し描写の解釈も楽しめる、映画としての“謎解き体験”が期待されています。

なぜ“出口”に惹かれるのか?— 日本社会の“閉塞感”との共鳴

『8番出口』というタイトルには、明確なメタファーが含まれていると感じます。似たような毎日を繰り返す都市生活。どこか変だけれど、それに気づかず流される現代人。出口を探しながらも、結局また同じ場所に戻ってしまうという無力感。このゲームが日本国内で特にヒットした背景には、コロナ禍を経た都市社会の“閉塞感”や“日常の不条理”に対する共感があるのではないでしょうか。ループもの、タイムリープものの作品が日本で好まれるのも、現実の閉塞と対峙するための“メタ的な逃避”なのかもしれません。

まとめ:今こそ『大人こそ』プレイして欲しい“都市型ホラー”の傑作

iOS版のリリースそして映画公開によって、いま再び注目を集めている『8番出口』。わずか数百円で購入できるこのアプリは、ちょっとしたスキマ時間に都市の異変と向き合える“体験型ホラー”です。映画公開前にぜひプレイしておくことで、映画での違和感演出や伏線の構造をより深く楽しむことができるでしょう。この記事が、『8番出口』という作品にまだ触れたことのない方への“入り口”となれば幸いです。プラットホームは、Nintendo SwichやPS4、AndroidやiOSなど幅広いプラットホームで展開されていますので、お好みのデバイスでワンコインで楽しんでみてください。