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【実録】メンタルが強い自負があった自分が”うつ病”になった話と回復までを公開します

(CONTAX T2 + POTRA 400 in Seoul)

好きなアーティストはサカナクション!本能ブログ編集長さじゃんです。私は長年、自分のことを「メンタルが強い」と自負していました。人生において数多くのトラブルを経験しそれを幾多乗り越えることで”自分はストレス耐性がある人間”だと思っていました。しかしそんな私がまさか『自分自身がうつ病になるなんて』想像もしていませんでした。数年前の話にはなりますが、自分のリアルの体験記としてお届けできたらと思っています。

私がうつ病になったきっかけ

経営者として経営している会社でコロナ禍に起因する経営不振やスタッフのマネジメント、そしてサービスのトラブルが立て続けに起きた時期がありました。
もともと私は困難を乗り越えてきた自負があり、メンタルが強い方だと自認していました。しかし、これまでの経験とは比較にならないほどのプレッシャーとストレスが一気に降りかかったことで、徐々に『自分でも知らない間で』精神的に追い込まれていったのです。

自分がうつ病だと気づいた瞬間と診断までの流れ

私の場合、自分から積極的に病院に行ったのではなく、身近な方に勧められてカウンセラーに相談したことがきっかけでした。
はじめは「まさか自分がうつ病なわけない」と思っていたのですが、専門家とのカウンセリングを重ねる中で、はじめて『うつ病』という診断名を告げられました。

実際の私の症状は以下のようなものでした。
・朝起き上がるのがつらい

・人と会うことがとにかく苦痛

・恋愛や性欲などの欲求が完全に消失

・何をするのも億劫で、アクションを起こす意欲が湧かない

今振り返ると、明らかにうつ病の症状が出ていたにも関わらず、自分では単なる疲労や維持的なスランプ(情緒不安定)だと考えていました。これがうつ病の怖さです。

 

意外に多い?うつ病になりやすい方の特徴と状況

(CONTAX T2 + POTRA 400 in Seoul)

厚生労働省によれば、日本人の約15人に1人が生涯のうちにうつ病を経験すると言われています。以下に当てはまる方は、特に注意が必要です。

・完璧主義で責任感が強い方

・自分を追い詰めやすく、悩みを一人で抱え込みやすい方

・職場や家庭での人間関係がストレスになっている方

・長時間労働や休日が少なく、十分な休息が取れていない方

・大きな環境の変化(転職・離婚・親の介護など)を経験した方

私はまさに責任感が強く完璧主義の傾向があり、すべてを一人で抱え込みがちなタイプでした。

【チェックシート】あなたの心は大丈夫?うつ病セルフチェック

以下のチェックリストに当てはまる項目が多いほど、うつ病の可能性が高いと言えます。

1.毎朝、起きるのがつらい

2.趣味や好きなことへの興味がなくなった

3.常に倦怠感や疲労感がある

4.食欲が極端に減少または増加した

5.眠れない、または寝すぎてしまう

6.集中力や決断力が低下した

7.自分を価値がないと感じたり、自責感が強くなった

8.人に会うことや外出が苦痛になった

9.性欲が減退した

10.将来に対して悲観的な考えが止まらない

 

1〜3個該当…軽症または注意が必要

4〜6個該当…中等度、カウンセリングや医師の診察を推奨

7個以上該当…重症の可能性が高く、早急な受診が必要

奇跡的に効いた抗うつ剤の効果と回復

私の場合、カウンセラーの紹介で精神科を受診し『抗うつ薬』と『精神安定剤』の服用を始めました。信じられないことに、なんと薬を服用し始めてわずか3日で劇的に症状が改善し始めました。抗うつ薬は人によって効果や合う・合わないがありますが、私の場合は薬剤が完璧にマッチし、1ヶ月後には完全に回復しました。ただしこれは珍しいケースであり、一般的には数ヶ月~1年程度のの服用が必要となります。

うつ病の定義とは?

『うつ病』とは、脳の働きが低下して気分が落ち込んだり、意欲や興味が失われたりする病気です。
心の風邪とも言われるように、誰でもかかる可能性があります。

医学的な定義
・2週間以上持続する気分の落ち込み

・興味や喜びの著しい低下

・食欲や睡眠、活動性の変化

・自己評価の低下や罪悪感

・思考力や集中力の低下

これらが日常生活に支障をきたす場合、医学的にうつ病と診断されます。

うつ病かもと思ったら、迷わず専門家に相談を

私は自分がうつ病だとは全く気づきませんでした。しかし、専門家の意見を聞くことで初めて気づくことができました。

「自分は絶対に大丈夫だ」と考えている人こそ実は一番危険なのかもしれません。
もし少しでも心当たりがあるならば、一人で悩まず、まずはカウンセラーや心療内科を受診してください。私自身の経験を通じて、少しでも多くの方が早期に適切な対処ができればと願っています。

最後に

うつ病は誰にでも起こりうる身近な現代における風邪や流行りの感染症的な位置づけの病気だと考えています。この記事が今、悩んでいる皆さまの背中を押すきっかけになれば幸いです。一人で抱え込まずに、まずは専門家に相談しましょう。びっくりするぐらい心療内科や精神科は沢山の人で溢れています。それだけ、沢山の方が周囲にカミングアウトしているかしていないかを別にして患者さんが多いということなのです。

今回の記事が心が少しでも軽くなるきっかけになれば幸いですます。