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『劇場版 鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』感動のネタバレレビュー

好きな柱は冨岡義勇!本能ブログさじゃんです。やっと先週2025年7月18日公開の『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』を見ることが出来ました。金曜日の夜ということもあり、TOHOシネマズ日比谷は満席!!相変わらずの鬼滅の刃フィーバーに驚いております。前回の映画作品無限列車編も社会現象となりましたが、今作は漫画・アニメ『鬼滅の刃』のクライマックスに向かうエピソードを描いた超大作です。公開初日から多くのファンが劇場に詰めかけ、大ヒットスタートを切った本作はFilmarksで平均評価4.3を記録し(レビュー数24,735件)、Yahoo!映画でも4.4と極めて高いスコアを獲得しています。レビュー欄には「泣ける」「かっこいい」といった声が並び、印象ワードでも「泣ける」が約17%と最も多く選ばれていました。実際、「アニメ映画で泣くとは思ってなかったです。」と驚く感想まで上がるほど、誰もが心を揺さぶられる作品に仕上がっています。筆者も劇場で鑑賞し、鬼殺隊と上弦の鬼たちの死闘が織りなす155分間に終始心を奪われました。まさに「とんでもない熱量の作品!しかもそれが最初から最後まで!」という言葉通りの圧巻の体験でした。以下、本記事ではネタバレを含みつつ、本作の魅力と感動ポイントを熱くレビューしていきます。

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鬼気迫る映像美と原作以上のスケール

まず特筆すべきは、制作陣の鬼気迫るまでの映像美とスケールアップした演出です。舞台となる無限城のビジュアルは、その名の通り本当に無限に広がっているかのような圧倒的スケールで描かれており、細部まで作り込まれた背景美術がスクリーンいっぱいに迫ります。原作漫画で描かれた無限城の世界観を遥かに上回るスケール表現に、思わず息を呑みました。戦闘シーンの作画クオリティも群を抜いており、刀撃や血鬼術のエフェクトがこれ以上ないほど精緻かつ派手に描かれます。激しい戦いの合間には床や柱が次々と形を変える無限城内部のギミックも息をつかせず、映像から伝わる情報量と熱量に圧倒されっぱなしです。ある鑑賞者も「映像がまっっっっっじで綺麗! 無限城が本当に無限に続いててやばい。笑 戦闘シーンの迫力は圧巻だった…」と興奮気味に語っており、「絵が凄い!戦闘シーンはド迫力!これは映画館で観た方が良い!」と劇場大画面で見ることを強く勧める声も上がっています。事実、本作の映像クオリティとスケール感は桁違いで、「アニメでこれほどの技術力を見たことがない」と評する声もあるほど圧巻です。制作スタジオufotableの持てる力を結集した映像演出が、本作の世界に観客を引きずり込む大きな原動力となっています。

長大な戦いをカットせず丁寧に描き切る姿勢

上映時間155分というボリュームも話題となった本作ですが、決して冗長さを感じさせない密度の高いストーリー展開となっています。原作の長大な戦いを一切カットせず、余すところなく映像化しようとする制作陣の本気が伝わってきました。ときに回想シーンも挟み込みながら、主要キャラクターそれぞれの戦いとドラマを丹念に描いており、そのおかげで物語の厚みと感動が増しています。あるレビューでは「「155分」というのは割と長めな作品だと思いますが、私的にはまったく長さを感じることなく全集中で見れました。」と語られているように、濃密な内容に観る者は引き込まれ、時間を忘れてしまいます。また別の観客からは「『お涙頂戴展開が冗長』って感想もわからなくはない。…それでもおもしろいし、感動するのは変わらない。」という率直な声も上がっており、長尺の中にふんだんに盛り込まれた感動エピソードも含め、本作のストーリーを肯定的に受け止めるファンが大半を占めています。実際、劇中は凄絶なアクションと切ないドラマが怒涛のように押し寄せ、観客の感情を揺さぶります。その展開はまさに「うおおおおお!!→泣泣泣→うおおおお!!の繰り返し」との感想が示す通りで、興奮と涙が何度も押し寄せるジェットコースターのようでした。制作者たちの「長い戦いも丁寧に描き切る」という熱意がひしひしと感じられ、原作ファンにも初見の観客にも強い印象を残したことでしょう。

善逸と師匠の物語に宿る涙

本作で描かれるエピソードの中でも、とりわけ観客の心を震わせたのが我妻善逸の物語です。普段は臆病でコミカルなムードメーカーである善逸が、因縁深い兄弟子・獪岳との戦いで見せた覚醒は、多くのファンの胸を熱くしました。上弦の鬼・獪岳に対し、雷の呼吸の使い手である善逸は渾身の技を繰り出します。なかでも、自身が編み出した雷の呼吸 漆ノ型「火雷神(ほのいかづちのかみ)」を放つシーンは、雷撃のエフェクトがスクリーンを駆け巡り鳥肌ものの迫力です。善逸がここまで強くかっこいい活躍を見せることに、「善逸は強かった~かっこ良かった。」と感嘆する声も上がりました。兄弟子への複雑な想いを抱えつつ、師匠譲りの剣技と覚悟で鬼となった兄弟子を討ち果たす善逸の姿は、痛快であると同時に非常に感動的でもあります。 そして何より、獪岳との決戦後に描かれた善逸と師匠(桑島慈悟郎・通称「じっちゃん」)の再会シーンには、涙を禁じ得ません。死闘を終え力尽きた善逸の前に現れた師匠の幻影──それはまるで三途の川を隔てて語りかけてくるかのように演出され、厳しくも愛情深かった師匠との最後の対話がしっとりと描かれました。善逸にとって父親同然であった師匠からの温かい言葉に、劇場ではすすり泣く観客が続出しました。長い間、自分を信じ導いてくれた存在と交わす別れの場面は、本作屈指の涙腺崩壊シーンです。善逸が流した涙と、それを見守る師匠の穏やかな表情に、こちらも大粒の涙がこぼれました。善逸の物語は、激闘のカタルシスと魂を揺さぶる涙が見事に同居した名シーンとなっています。

胡蝶しのぶと姉・カナエの絆が生んだ決意

蟲柱・胡蝶しのぶの戦いも、本作の感動ポイントとして外せません。上弦の弐・童磨は、かつて胡蝶しのぶの最愛の姉・カナエの命を奪った因縁の仇です。しのぶは小柄な体でありながら圧倒的な強敵に立ち向かい、特殊な毒を駆使して童磨を追い詰めようとします。この死闘の中で描かれる胡蝶姉妹の絆が、観る者の涙を誘いました。 戦いの最中、しのぶの脳裏によみがえるのは姉・カナエとの思い出です。鬼に両親を殺され途方に暮れていた幼き日の姉妹を、当時まだ柱だった悲鳴嶼行冥が救い出す場面。鬼殺隊に入隊した後、カナエが「いつか普通の女の子に戻っておばあちゃんになるまで生きてほしい」としのぶに優しく語った最期の言葉。——こうした回想シーンが丁寧に挿入され、しのぶが命を懸けてまで童磨を討とうとする強い動機が深く腑に落ちる演出になっています。
ついに訪れる童磨との決着の瞬間、満身創痍のしのぶは渾身の力で刃を振り絞り、姉の仇へと一太刀を浴びせます。「まだ壊されていない誰かの幸せを守りたい」という信念を胸に散っていくしのぶの姿は悲しく崇高で、観客の多くが号泣しました。筆者も、しのぶが絶命する直前に見せた微笑がカナエと重なる演出には心を揺さぶられ、涙が止まらなくなりました。鑑賞後には「あんなに芯の強いしのぶが…まさかあんなことになるなんて」と衝撃を受けたという声も多く、しのぶの最期のシーンは本作でも屈指の感動エピソードとして語り継がれることでしょう。しのぶとカナエ、姉妹の固い絆があったからこそ生まれた自己犠牲の覚悟に、胸を打たれた観客は数知れません。

猗窩座の悲しき過去、その描写に胸が震える

そしてタイトルにも冠されている猗窩座(あかざ)の物語は、本作のクライマックスにふさわしい最大の涙ポイントでした。上弦の参・猗窩座は鬼殺隊のエース格である炭治郎・冨岡義勇と死闘を繰り広げますが、その決着とともに明かされる彼の過去はあまりにも切なく、観る者の心を鷲掴みにします。かつて猗窩座が人間だった頃の名は狛治(はくじ)。病に伏せった父を救うため盗みに手を染め、それがもとで父を自殺で失った少年時代。孤独だった狛治に手を差し伸べた師範・慶蔵との出会いと、その娘・恋雪との淡い恋。やっと掴んだ幸せが、敵対する道場による毒殺という理不尽な事件で無惨にも奪われてしまったこと——。猗窩座が鬼になる前に経験したあまりにも過酷な人生の物語が丁寧に描かれたことで、彼は単なる「敵役」ではなくひとりの悲劇の主人公として立ち上がりました。恋雪との花火大会での約束のシーンや、愛する人と師を同時に失い絶望に沈むシーンでは、その演出の細やかさと相まって胸が締め付けられるような思いでした。 猗窩座=狛治の過去が明かされる場面では、劇場内のあちこちからすすり泣きが聞こえました。鬼となった猗窩座が見せる「鬼になってしまった」エピソードは深く悲しくて, その圧倒的な強さに恐怖しながら、「同情せずにはいられない」と感じさせる出来栄えです。事実、「猗窩座の過去も悲しい。最後には少し救われたのかな」と述べた観客もおり、鬼でありながらも彼の背負った哀しみに心を揺さぶられた人は多かったようです。炭治郎たちとの戦いの果て、猗窩座が最期に見せる人間・狛治としての表情には思わずこちらも涙してしまいます。かつて煉獄杏寿郎という柱の命を奪い、多くの観客に憎まれていた猗窩座という鬼が、その過去を丁寧に描かれることで憎むだけでは済まない存在へと変わっていく——この脚本・演出の妙にも感服しました。敵であった猗窩座の哀しき人生にここまで感情移入させられるとは、本作の物語力と映像の説得力があってこそでしょう。

終わりに ~熱量と感動が生んだ歴史的一作~

『無限城編 第一章』は、映像美・演出・ドラマのすべてにおいて圧倒的なクオリティで観客の心を掴みました。劇場で観終えた後の余韻は凄まじく、まるで自身も鬼殺隊の一員として死闘を駆け抜けたかのような感覚にさえ陥りました。本作に寄せられたレビューには「盛り上がりが止まらない」「歴史を刻む映画になりそう」といった興奮の声も見られ、『鬼滅の刃』という作品の底力を改めて示す歴史的一作になったと言えるでしょう。制作陣の妥協なき情熱と、それに応えた声優陣・音楽・すべての要素が融合し、生み出された155分の物語は、ファンはもちろんシリーズ初見の方にとっても忘れられない体験となるはずです。ぜひ劇場の大スクリーンで、本作の凄まじい熱量と魂揺さぶる感動を体感してみてください。きっとあなたも、炭治郎たちと共に笑い、震え、そして涙することでしょう。最後まで目が離せないこの『無限城編 第一章』は、アニメ映画の新たな金字塔として深く心に刻まれるに違いありません。未視聴の方はぜひ、今すぐお近くの映画館へ!!現場より本能ブログさじゃんでした。