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大好評第3弾◎大人気『みいちゃんと山田さん』を徹底深堀!

『みいちゃんと山田さん』の記事が常にランキングに入っていて嬉しい、新人ライター佐藤杜美です。秋も深まり、過ごしやすい季節になりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?10月に突入し、本格的に秋を感じられる日が多くなりました。そこで今回は、読書の秋ということで、好評の『みいちゃんと山田さん』を徹底的にレビューしていきます。

山田さんのママ

第1弾と2弾では、あらすじや登場人物など詳しく記載したので、今回は山田さんのママにスポットを当てていきたいと思います。

物語のメインキャラクターの一人、クールな性格でしっかり者の山田さん。山田さん推しの方も多いのではないでしょうか?そんな山田さんですが、彼女もみいちゃんと同様、家庭に問題があったタイプです。

このシーンからは、もしかしたら山田さんのお母さんは、学歴などにコンプレックスがあり、山田さんに頑張ってもらいたいというように感じます。自分が達成できなかったことを山田さんに押し付けているという感じでしょうか。もしかすると、みいちゃんと山田さんが仲が良いのは、家庭の状況が似ているからなのかなという印象を持ちました。山田さんのお母さんは、教育熱心で過干渉気味。反対にみいちゃんのお母さんは、お弁当を作らなかったり洋服を買い与えなかったり、ネグレクト気味。お互い相反しており、一見違うように感じられますが、お互い何かが共鳴しているような気がします。そしてお互いに足りない部分を補っており、パズルのピースのように凹凸がぴったりとはまっているなと感じました。だから知能や環境の差があっても、お互い居心地が良い。シスターフッド的な感じでしょうか。

続いてこちらのシーン。山田さんはお母さんから教育だけでなく、選択権も抑圧されてきたことが伺えます。

このシーンを見て、友達が似たような発言をしていたことを思い出しました。「シルバニアファミリーとか、そういうの買ってもらえなかった。妹は買ってもらってたのに。幼い時に得られなかったものは、大人になった時に異常に執着する。」私はこれに対して、みいちゃんと同じように「働いてるからいくらでも買えばいいじゃん。」と発言をしたことを思い出しました。この私の発言が果たして彼女がどう捉えていたかはわかりません。でもきっと心のどこかで彼女も山田さんと同様にわだかまりを抱えているのだと思いました。

山田さんのお母さんVSみいちゃん

住む世界が違いすぎる山田さんのお母さんとみいちゃんは、一生わかりあえないタイプです。山田さんのお母さんはみいちゃんに敵意を剥き出しなのが、表情や発言からあからさまに伝わってきます。

山田さんのお母さんの行動や発言は異常と思われることが多いですが、このシーンの発言は、的を得ている気がします。最後の「死ぬ場所までも全ての世界が違う」というのは、漫画の結末を表しています。確かに山田さんとみいちゃんは、生まれた時から何もかも環境が違います。悪影響を自分の娘に及ぼしたくない、回避できるところは手を打っておきたいというのお母さんの本音が見えます。きっと仲良くなれたとしても、どこかにズレが生じて、最後までは仲良くできないということをお母さんは山田さんに伝えたいのでしょう。

ちなみにマオくんはどうなったのか

皆さん気になっているであろう、みいちゃんの彼氏のマオくん。みいちゃんとラオス旅行を約束していましたが、搭乗手続きの時間になってもみいちゃんは来ず。みいちゃんと一緒に過ごしていれば、約束通りにならないということに気づくはずなのですが…やはり気づかないということは、マオくんも少し知能が足りないということがわかりますね。怖い大人に連れていかれて、ラオスに飛ばされます。恐らく反社系ですので、日本には戻ってこれないでしょう。雰囲気からは、人身売買か身体を売るかの2択かなという感じがします。今までみいちゃんにひどいことをしてきたので、因果応報でしょう。

結局誰がみいちゃんを…?私の見解を述べます

だんだん物語はクライマックスに近づいてきました。これから新しい人物が登場し、それが犯人か?と考えてみましたが、流れ的にありえない気がします。もうすでに犯人がいるのでは?とも考察しましたが、私はなんとなくどの人物も当てはまらないような感じがします。

あくまで私の予想ですが、これまで出てきた登場人物全てが犯人であると考えます。世間体やプライドを気にするあまり、須崎先生の意見を聞かなかった祖母、正しい教育やサポートをしてこなかった男性の元担任と中学の教師陣たち、ネグレクト気味の母親、学校でいじめをした同級生の女の子たち、強姦をしてきた不良3人組、字が読めないことを馬鹿にした大手企業勤めのキャバクラの客、性的搾取をしてきたキャバクラの黒服とお客さん、風俗の店長。みいちゃんを面白がって馬鹿にしてきたモモさん、最初は手を差し伸べたが突っぱねたココロちゃん。みいちゃんの心と身体を削ったDVモラハラのマオくん。全てが加害者であり、犯人なのではないか。というのが私の考察です。皆さんはどう考えますか?他の方の意見も聞きたいので、ぜひコメントを残していただけると嬉しいです。

作者が私達に気づいて欲しいこと

これも私の考えなのですが、作者の亜月氏は恐らくこんな感じの意図でこの漫画を描いたのではないかと考えます。

辛い現実が私の周りで実際あったのですが、このような結末を迎えないようにするには、どの段階でどのような支援が必要だったか、あなたはどう考えますか?本当の弱者は、弱者の姿をしていない、その見えない現実にあなたは気づくことができますか?

きっと私達に何か気づいて欲しい強い想いがあるからこそ、この漫画を描いたのだと思います。徐々に変わりつつある障害の認知。近年、発達障害や知的障害について認知が増えた今だからこそ、こうした現実を見てもらいたい、知ってもらいたいという気持ちで描いているのではないかと私は考えました。

『BAD HOP』の発言から紐解く

話は大きく反れますが、私の好きなヒップホップグループ『BAD HOP』のメンバーの発言から、彼らの周りにもみいちゃんのような存在がいたことがわかります。

冒頭の会話は省略。見てからのお楽しみです。

BARK「その考える知能がないんすよ。」

環境や状況は違いますが、メンバーの発言から知的に問題がある子だったことがわかります。

YZERR「本当に悪い奴ってラップやっていないですよね。やれてないですよね。最終的に人間としてまともな部分が構成されているというか。自分の家には居れないけど、ばあちゃん家には居られたとか、そういう経験がある奴はあれですけど。そういう存在がいなかった奴は、皆ここにいない。飛んだり、刑務所行ったり。しょうがないですね。例えば、やんちゃだったけど真面目に大学行った奴もいるんだとかって言う人もいると思うんですけど、それはちょっとリアリティーがなくて。本当にひどい環境で育ってきている奴は、立ち直ったりできませんから。綺麗ごとの話ではなくて。そんな普通に皆がまともになれるほど、そう環境は甘くない。

私はこれを見て、みいちゃんの存在を思い出しました。みいちゃんは家庭にも学校にも居場所がありませんでした。その結果、最後は死という悲しい結末に。YZERRたちが言っていた人も恐らく何らかの障害や特性もちであったことが分かります。いつの時代もどんな環境であろうと、そういう立場に置かれている子は一定数いて、適切な支援が受けられず連鎖しているのではないかと思います。置かれている立場や状況は違いますが、本質的なものというか根底にあるものは一緒な気がします。

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まとめ

実際周りに見た目ではわからない障害者がいたとして、その人が障害者として認識できるのか?ただ変わっている子、おかしい子という認識で終わるのではないか?困っているかもしれないのに気づかずにスルーをしてしまう。最悪は、みいちゃんのような結果を迎えてしまうかもしれない。私ももしかしたら見えない間に加害者になりうるケースがあるのかもしれないと考えました。

障害者が楽しそうにしている姿や社会でやっていけている姿ばかり目につきますが、現実はそんなことばかりではないということにも改めて気づかされました。障害者は支援すべきだよね、守るべき立場だよねって綺麗事ばかり言っているのをよく見かけます。でも結局口先ばかりで行動に移していない。でもそれって私も含めて多くの人がそうですよね、というこれまで目を背けてきた現実にも気づきました。普段深く考えないことについて考える時間を与えてくれる、そんな漫画です。

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