
キャンプは癒やし!でもクマに注意!本能ブログ編集長さじゃんです。
仙台市街から程なく、空の色と風の温度がふっと変わる泉ヶ岳。今回のVlog Projectはそんな泉ヶ岳のグランピング施設「IZUMI PEAK BASE」を目指し、Jeep Wrangler(ラングラー)とMercedes-Benz Gクラス(G450d)で山肌をなぞるように進む小さな冒険です。道中には、未舗装の狭路(離合困難)があり、慎重さと車の確かな足回りが試されました。
そして途中で立ち寄ったのは、岳山珈琲 本店。香りが立ち昇るハンドドリップと、気持ちをほぐすランチ。山の静けさにコーヒーのぬくもりが重なる——そんな一日を、Leica Q3とSony α7III、さらに車載映像とドローン空撮で丁寧に編み、シネマティックに仕上げています。
見どころダイジェスト:3本の“線”で描く泉ヶ岳の一日
1)未舗装の狭路(離合困難)——車と自然の距離が近づく時間
一般道から分岐した先にある未舗装の林道区間。幅員が狭く、退避スペースの読みと低速走行のコントロールが求められます。ラングラーとGクラスのクルマとしての素性が活き、グラベル(ダート)上の接地感を画にも音にも記録できました。
2)岳山珈琲 本店——“香り”をVlogに残す
旅の真ん中で立ち寄る一杯。ハンドドリップの所作は、それ自体が小さなパフォーマンスです。湯の落ちるテンポ、膨らむ粉、カップに近づく湯気。音(ASMR的収音)とマクロ寄りのカットで“香り”を疑似体験的に表現しました。ランチは素材の主張が強すぎず、山時間に寄り添う優しさが印象的です。
3)IZUMI PEAK BASE——夜の静けさと灯りの粒
昼どきは「岳山珈琲 本店」に立ち寄りました。店内に一歩入ると、豆の香ばしい香りがやわらかく広がり、湯を注ぐ音が静かに耳へ届きます。膨らむ粉の表面と湯気の立ちのぼりをLeica Q3で寄り、抽出のテンポに合わせてSony α7IIIで所作を拾いました。派手さを競うような味ではなく、山の時間に寄り添う穏やかなランチ。カップを置くたびに肩の力がほどけていき、午後に向けて心のピントが合っていく感覚がありました。
目的地のIZUMI PEAK BASEには、まだ光が傾ききる前に到着しました。受付を済ませてキャビンに荷物を置き、窓辺から外気を吸い込むと、遠くの稜線がゆっくりと影を濃くしていくのが分かります。グランピングの良さは、アウトドアでありながら気持ちを休める前提が用意されていることにあります。焚き火の割れる音、ランタンの淡い明滅、時おり吹き抜ける風の途切れが、ここでは主役です。ドローンは航空法や施設ルールを守り、他のゲストのプライバシーに配慮しながら夕景の稜線を静かにたどりました。街灯りが点になって遠ざかっていく時間帯、暗部の質感を壊さないよう、露出は少し抑え、ノイズは粒状感を残す程度にとどめています。

今回の撮影はLeica Q3とSony α7IIIの二本柱に、車載映像とドローン空撮を組み合わせました。Q3では暗所のテクスチャや肌の階調を活かし、α7IIIはジンバル運用や望遠寄りの補完に回しています。車載は吸盤とクランプを併用し、ショック吸収を工夫して路面の細かなピッチングを“気持ちよさ”の範囲で伝える設定にしました。色は山の緑、コーヒーのブラウン、焚き火のアンバー、夜景のシアン系ハイライトという三つの呼吸を壊さないことを意識し、ハイライトを守るために全体をややアンダーに寄せています。
音については、走行音や焚き火、抽出の細かな気泡のはじけなど環境音を丁寧に拾いました。ダイアローグはガンマイクとラベリアを併用し、DaVinci Resolve Studio 20上では複数のマイクトラックを同一位置で横断的にカットして、クロスフェードで自然に接続しています。結果として、映像のカットが切り替わっても耳が置いていかれない、体験の連続性を意識した編集になりました。
日が落ちきる頃、焚き火の前で手を温めながら、今日の道のりを振り返りました。未舗装の狭路を慎重に抜けた緊張と、岳山珈琲の一杯がもたらした弛緩、そしてベースで迎える夜の静けさ。どれもささやかな出来事ですが、重なっていくと不思議と満ち足りた気持ちが生まれます。グランピングという言葉がときに過剰な装飾を連想させることがありますが、泉ヶ岳での時間はむしろ音量を一段落とす贅沢でした。灯りを強くしすぎず、声を少し小さくして、自然の側にこちらが寄り添う。そんな姿勢が、この場所ではよく似合います。
実用的な情報にも触れておきます。泉ヶ岳は天候の変化が早く、季節や時間帯によって路面状況は大きく変わります。未舗装の区間では離合が難しい場面もあるため、退避スペースの確認と徐行の徹底は欠かせません。歩行者や自転車、バイクへの配慮はもちろん、野生動物の目撃情報にも注意したいところです。服装はレイヤリングが基本で、朝晩の冷え込みに備えてシェルを一枚。撮影をされる方は、グリップの良いシューズが安心です。ドローンを飛ばす予定がある場合は、航空法や空域の確認、施設への事前連絡を忘れずに。時間帯とプライバシーへの配慮は、気持ちのよい共存のための最低限のマナーだと考えています。

本編のVlogでは、出発から未舗装区間、岳山珈琲、IZUMI PEAK BASEでの滞在、そして夕景から夜景へと移り変わる時間を、Cinematicなテンポで一本の線にしています。YouTubeの埋め込みを本文冒頭に配置しましたので、ぜひイヤホンでご覧ください。走行音と焚き火のはぜる音、ドリップのリズムが、画面の中で静かに呼吸しています。検索の文脈では「泉ヶ岳 グランピング」「IZUMI PEAK BASE」「仙台 旅行」「未舗装路 ドライブ」「林道」「Wrangler」「G-Class」「Leica Q3」「Sony α7III」「ドローン 空撮」といったキーワードに触れていますが、単なる情報の羅列に終わらない“滞在の質感”も同時に伝わる構成を目指しました。
最後に、今回の小さな旅の結論をひとつだけ。クルマで山に入る高揚と、コーヒーの湯気、焚き火の温度、静かな夜気。どれも派手ではありませんが、日常の延長に置くには惜しいほどの手触りがありました。IZUMI PEAK BASEは、自然に寄り添いながら気持ちを休めたい人にとって、とても誠実な舞台です。これから泉ヶ岳を訪れる方が、少しだけ安全に、そして少しだけ豊かに時間を過ごせますように。本編のVlogが、そのささやかな背中押しになればうれしく思います。


