
これまで2回にわたって、スノーピークが生み出したIGT規格と、その純正シリーズを紹介してきました。しかし、「純正は高い…」「もっと手軽にIGTを試したい」という人も多いはず。今回はそんな人に向けて、筆者が実際に使用しているIGT互換のテーブルについて紹介していきます。
- なぜIGT互換が人気なのか
- ハイランダー シェフテーブル|木の温もりとIGT互換の両立
- WAQ BURNER MINI TABLE|ビルトイン型バーナーで快適調理
- キャンピングムーン ブリッジテーブル&IGTトレーセット
- 3ブランドの選び方と使い分け
- 純正との違い・注意点
- まとめ:スノーピークがなくてもIGTは楽しめる
なぜIGT互換が人気なのか
スノーピークが確立したIGT規格は、「組み合わせて使う」という新しいテーブル文化を生み出しました。この仕組みを参考に、他メーカーも同じサイズ規格(約25×36cm)で自社テーブルを開発しています。その結果、スノーピーク純正を持っていなくても、IGTの楽しさを味わえる時代になりました。
コスパを重視したキャンパーや、初心者の入門ギアとして人気が急上昇しています。
ハイランダー シェフテーブル|木の温もりとIGT互換の両立
ハイランダー シェフテーブルは、IGT互換テーブルの中でも特に完成度が高いモデルのひとつ。ウッド天板の温かみと、IGTユニットの互換性を両立しており、見た目もおしゃれです。またIGTテーブルの奥行きが小さい純正サイズより一回り大きくグループキャンプでも十分対応できる大きさなのも魅力です。
- 特徴:天然木(ブナ材)のフレームで高級感があり、奥行きも広くグループキャンプにも対応
- 対応ユニット:スノーピークIGT規格(1ユニット=約25×36cm)に対応
- メリット:木製なのに安定感が高く、設営も簡単
- デメリット:濡れたまま放置すると木が反ることがある
IGT純正よりも軽くて価格もリーズナブル。家でも使えるデザイン性の高さが魅力です。
著者は自宅でも愛用しており、天板を交換しながら使う楽しさにハマっています。
CHEF TABLE(シェフテーブル)ローテーブル IGT互換 【1年保証】【発送予定1~2日】
WAQ BURNER MINI TABLE|ビルトイン型バーナーで快適調理

WAQ BURNER MINI TABLEは、SOTO製ST-310/340バーナーをビルトインできるIGT互換のミニテーブル。「料理が快適になる」をテーマに設計されており、調理を中心にしたキャンプサイトにぴったりです。
- 特徴:バーナーをテーブル面に埋め込める設計(IGT規格対応)
- 素材:アルミ製で軽量かつ耐熱性が高い
- メリット:バーナー位置が安定し、鍋やケトルが倒れにくい
- デメリット:天板が小さめで、作業スペースは限られる
「調理スペースを確保したいけど、IGTを一式揃えるのは大変」という人におすすめ。
見た目もシンプルで、ソロキャンプにぴったりの機能派テーブルです。
WAQ BURNER MINI TABLE バーナーミニテーブル SOTO製 ST-310/340 ビルトイン機能付きバーナーテーブル【1年保証】
キャンピングムーン ブリッジテーブル&IGTトレーセット
キャンピングムーン(CAMPING MOON)は、コスパ重視派のキャンパーに大人気のブランド。IGT互換テーブルだけでなく、トレー・メッシュボックス・収納ボックスなど、拡張パーツが豊富に揃っています。
IGTテーブルにはめ込むだけでなく、独立してカゴとして使うことも可能でマルチに活躍するカゴです。
- 特徴:スチールフレームで高い強度を持ちつつ、価格が安い
- 対応ユニット:スノーピークIGTサイズと互換(ほぼ同寸)
- メリット:ユニット数が多く、IGT構成を自由に再現できる
- デメリット:重量がやや重く、金属部分が熱くなることがある
3ブランドの選び方と使い分け
3社のIGT互換テーブルを使ってみて感じたのは、どれも「使い方次第で主役になれる」ということ。
それぞれの特徴を一言でまとめると次の通りです。
- ハイランダー:見た目重視・ウッド派に最適。リビング感のあるサイトづくりに。
- WAQ:コンパクトな調理特化。ソロ・デュオキャンプで活躍。
- キャンピングムーン:拡張力とコスパ重視派。IGTデビューにぴったり。
筆者はハイランダーのシェフテーブルをベースに、WAQのビルトインバーナーを使って簡単な料理を行うことが多いです。そして調味料や食材をキャンピングムーンのメッシュトレーに入れておくと便利です。
純正との違い・注意点
互換製品を使う際には、次の点に注意しておきましょう。
- 寸法が微妙に異なる製品がある(特にユニットの奥行き)
- 素材の違いによって、重さ・剛性・耐久性に差が出る
- 純正パーツとの組み合わせ時、若干の浮きや隙間が出る場合がある
ただし、最近の互換品は精度がかなり高くなっており、実用上の問題はほとんどありません。純正の構造を理解して使えば、互換ギアでも十分満足できます。
まとめ:スノーピークがなくてもIGTは楽しめる
スノーピーク純正IGTはもちろん素晴らしいですが、IGTの本質は“自由に組み合わせて使う楽しさ”にあります。
ハイランダー、WAQ、キャンピングムーンのような互換ブランドを活用すれば、コスパ良くその世界を体験できます。
予算に合わせて必要なパーツを少しずつ揃えていけば、あなたのキャンプサイトもあっという間に「IGT沼」へ。
ぜひ、自分だけのレイアウトを見つけてみてください。
今回のIGTテーブルも登場するVlogはこちら!



