本能ブログ【東京とカメラといろいろと】

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長期レビュー ライカQ3 43が最強のスナップシューターである理由【銀座】

(Leica Q3 43 - Apo-Summicron F2 43mm)

最近はYouTube動画ばかりで静止画(写真)撮らなくなって自己嫌悪に陥っているさじゃんです。時間が有限にあれば、動画だけ、写真だけ撮って世界中回りたい旅したい様な欲求すらあります。今回は今年納入したライカのレンズ固定式カメラQ3 43の長期レビューになります。

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予約から約半年待って購入したQ3 43。かなり気に入っているもの今年から本格始動した本能Vlogプロジェクト(Honknow Vlog Project)のために取材のリソースを動画に全振りした結果ライカを持つ回数が減り先日のグランピング企画も写真はライカラバーのメンバーのトモGPに任せて、自分は撮影と編集の毎日でした。

youtu.be

渾身のVlog作品なのでぜひご覧いただけたら嬉しいです。話がそれましたがライカQ3 43に話を戻します笑購入から半年経って改めてこのカメラと向き合ってみたくて、観光客もまばらな夜の銀座をスナップしてきました。

結論から言いますとレンズの解像度とそれを受けるセンサーの能力の高さに脱帽して、申し訳ないですが今話題のGRⅣなどのAPS-C機には絶対に到達できない表現力を改めて感じました。つたない作例ですがこのカメラの素晴らしさ、解像感をお伝えできれば嬉しいです。今回はRAWで撮影しているもののLightroomでの現像を行わず、ほぼ撮って出しの状態ので作例になっています。

光の表現はM型ライカを超える部分も

(Leica Q3 43 - Apo-Summicron F2 43mm)

写真を構成する要素は、光と影、色彩と階調性だと考えています。写し切る能力が高ければまるで動画のように手に取れるように眼の前に認識できる表現が可能になります。個人的にライカを長年使っていて思うのが”光”の表現が、他のカメラメーカーにはない”湿度”もって表されていると思うのです。江戸前のお寿司はあらかじめ職人さんが刷毛で醤油を塗ってくれて提供してくれたりしますが、この醤油の光沢感をこんなに簡単に写せるカメラは他に無いと思います。

(Leica Q3 43 - Apo-Summicron F2 43mm)

光の表現を表すのに影の表現は当然大事になるのですが、手持ちでこんなにソニーパークの難しいイベントの様々なライティングを描き分けているのが見え取れますでしょうか。電話ボックスの室内灯、キッチンカーのような形状のクルマの室内灯、屋外看板の照明とビル内部の光。ブログにアップする関係上サイズダウンしてお届けしておりますが元データはすべてディテールまで描きれていると思います。

(Leica Q3 43 - Apo-Summicron F2 43mm)

個人的にお客さんの居なくなったハイブランドのディスプレイを見て回るのが好きなのですが、プロダクトの魅力を最大限引き出すために決定されたデザインでありコンセプトに制作側の意図や苦労が見えたりするからです。メゾンマルジェラは、マルタンマルジェラがブランドを離れてからも独自の世界観を広げファンを世界中に増やしています。今年の新作のバックもポピュラーなバケツ型でありながらもバイカラーのハンドルがマルジェラらしさを自己主張しているように見えます。Q3 43の黒の描き理由とバックのテクスチャーの表現が素晴らしくシボの感じまで描ききっています。

(Leica Q3 43 - Apo-Summicron F2 43mm)

トム・ブラウンも独自の世界観を貫きいい意味でトレンドに流されないスタイルが個人的にもファンだったります。このブランドのコンセプトは可能な限り華美なディスプレイを廃して、ファッションの持つ美しさだけを表現したいように見えます。Q3 43ですと、AFの関係でこの写真のように手前にピントを合わせたいのに奥にあったり結局M型のほうが構図づくりが楽な場合がありますがカメラ任せでも相当素晴らしい雰囲気を吐き出してくれます。

(Leica Q3 43 - Apo-Summicron F2 43mm)

世界的な現代美術家である村上隆。彼の今回のコラボ相手はまさかのドンペリニヨン。彼のアイコンであるフラワーパターンが描かれたドンペリが、アートとは無縁の日本のナイトビジネスで開封されているかと思うと、いろいろ思うことはありますし何よりこの看板のある東急プラザ銀座も廃墟化してしまい、とうとう海外のファンドの手に渡り迷走が続く形に。数寄屋橋交差点の一等地でも開発に失敗するのですから都市開発て簡単じゃないなと。

まとめーこの一台でライカは十分かもー

(Leica Q3 43 - Apo-Summicron F2 43mm)

半年使ってみて所有してみて本当に素晴らしいカメラだと改めて感じました。理由は

・AFにてライカ最高峰レンズアポズミクロンが手軽に扱える

・Jpeg撮って出しでも満足のいく描写

・F2だが、高感度のため今回の様な夜景でも強い暗部耐性

・光の描写は28mmのQ3よりもQ3 43に軍配があがる

・800gアンダーでシステムすべてを軽快に持ち出せる携帯性

これからライカを使ってみたい他メーカーラバーの方、20代、30代のカメラ好きの方、M型は高すぎて手が出ないとお考えの方、断言します。M型まで要りません。このカメラで10年は戦えます!まだまだ、プレ値気味ですが今冬のボーナスで検討する価値は大いにあるかと思います。