本能ブログ【東京とカメラといろいろと】

メンバー全員経営者■ブロガー■好き→ロレックス・ベンツ・ポルシェ・ライカ・RIZIN・バチェラー・韓国エンタメ・ハイブランド・旅行東京グルメ□ブロガー集団■富裕層のライフスタイル”本能ブログ■

270万オーバー!最新のM型ライカM11-Pとズミルックスレンズで撮る-2025下北沢の秋-【ライカM EV1】

(本能ブログさじゃんのM11-P Safari+Summilux 35mm)

ライカM型は生涯の伴侶!本能ブログ編集長さじゃんです。先日お届けした、ライカM EV1の記事が想像以上のアクセスで改めてM型ライカの世間の関心の高さを感じる結果となりました。

結論から言いますと個人的には、M EV1はアンチというかいいカメラだと思っていないので買う予定はありませんがフルサイズセンサーや映像エンジンは自分が使っているM11-P Safariというカメラと同じなので、m EV1と同じ写りをすると考えられますので購入検討している方のためにも先日下北沢で撮影した作例とともに、現在の現行最高峰レンズのひとつである「Summilux 35mm F1.4 ASPH.(11726)」とM11-P Safariと組み合わせて撮影してきたので作例とともに雰囲気をご紹介できればと思っています。

まずは機材のおさらいから

自分の主力ライカカメラであるM11-P Safari。こちらのカメラはM11-Pをベースとした全体的にグリーンカラーをまとった限定モデルになっています。Safariモデルの歴史も古くM型ライカの始祖と呼ばれているM3型からSafari型は展開されており、いつか買いたいなーと思いやっと手にできたモデルだったりします。写りのスペック的にはM11-Pと同じになります。フルサイズ6000万画素センサーは十二分に撮りたい画を切り取ってくれます。

今回持ち出したレンズは、数ある自分のライカレンズコレクションでも最高峰の描写だと確信しているライカ ズミルックスM f1.4/35mm ASPH.(11726)という2年前にモデルチェンジしたばかりの最新鋭のレンズになります。自分が購入したときは90万円アンダーだった気がしますが気がつくと100万円超え。。大切にしたいと思っています。

というわけで、今回下北沢に持ち出した機材総額はなんと276万円!意識してなかったですが、良いスポーツロレックスがプレ値で買える値段ですね。。。セキュリティ面も意識しながら持ち歩かないといけないですね。

金額だけじゃないM型ライカの描写

(M11-P Safari+Summilux M f1.4/35mm ASPH.11726)

今回の撮影の舞台は下北沢。よく古着を買いに行ったりランチを食べに行ったりと個人的に東京ではTOP3にランクインする好きな街です。渋谷のように若い人も多いながら何処か文化的な香りのするシモキタ。カレーの街としても知られていますが、とにかく古着天国で1日回っても回りきれないぐらいのお店が点在しています。

この一枚は看板のエッシャーのような強烈なペイントとインバウンドと思われる観光客の方の対比が面白いなと思いシャッターを切りました。ズミルックスはf1.4と一般的には大口径と呼ばれる開放値を持っていますが、最近自分は晴天の屋外だとf2.8あたりに絞って撮影するスタイルが多くなっています。このレンズの素晴らしさは難しいカラーの表現の階調性にあるような気がします。ショップの壁の汚れ、グリーンの路面のカスレなどここまでディテールを描き切るしかも周辺まで、というのが金額だけではないのだなと感じる所以です。

(M11-P Safari+Summilux M f1.4/35mm ASPH.11726)

デジタルカメラですので、デジタルな描写なのは当たり前なのですがM型ライカはどこか遠い親戚にフィルムがいるような感覚になります。自分は基本的にRAWでしか撮影しないのでJpeg撮って出しで作品を作ることはありませんが、ライカ純正のカラーフィルターを噛ませなくてもどこかフィルムライクな雰囲気を吐き出してくれて個人的に他メーカーに行けない理由だったりします。この作例も照明の反射とガラスの反射が素敵で撮影しましたが、この光の表現こそがM型ライカとSummiluxの素晴らしさだと思っています。

(M11-P Safari+Summilux M f1.4/35mm ASPH.11726)

スチールカメラマンにって、曇天時のWB(ホワイトバランス)の設定ほど苦慮するものはないのですが曇天の中の太陽だったり、路面店の淡い白熱灯だったりボケの中にも正確な描写をしようとする最新鋭のズミルックスの性能に驚いた一枚です。たしかf2.0ぐらいで撮影したのですが、ボケすぎずしかも主張の激しいステッカーのデザインも一枚一枚楽しめる構図に出来たかなと思っています。

(M11-P Safari+Summilux M f1.4/35mm ASPH.11726)

下北沢に行くと必ず立ち寄るのが猿田彦珈琲。席数は多くないものの、意外とタイミングで座れたりもするのでお気に入りのカフェの一つです。下北沢駅からもアクセスしやすく、個人的は優しい味の珈琲でファンだったりします。木目が落ち着く店内ですが、実はこうして天井に目をやるときちんと計算された世界観が構築されていたりします。写真にとってはアルミなどの光沢感のある金属のテクスチャーの表現が難しかったりしますが、M11-Pとズミルックスなら、室内の光度の足りない環境でもコレだけしっかり描写します。前ボケも破綻せずきれいなのは流石ライカレンズの最高峰!といった感じですね。

(M11-P Safari+Summilux M f1.4/35mm ASPH.11726)

切れ目なく来るお客さんに丁寧に対応するバリスタさんも猿田彦珈琲の特徴なのかな?と自分なりに分析したりもします。スターバックスのややもするとトゥーマッチなホスピタリティとは違いいい意味で日本的で控えめなのも好きですね。写真的にはWBオートの状態なのに手前の白熱灯がベースになっているのか、暖色のカラーになっているのも温かい雰囲気の猿田彦珈琲に合っているかなと感じます。何気なく、シャッターを切ってもフィルムのような8mmの映画のような世界観がM型ライカとズミルックスの世界かと。

(M11-P Safari+Summilux M f1.4/35mm ASPH.11726)

カメラにとってマゼンタとシアンの色の再現性は、プロやセミプロの機材レビューでテストされる項目になったりしますが個人的にはレンズによる影響が大きいと思っていてライカのズミルックス系は大口径ながら偽色など一切無縁にいい意味で見たままのカラーで吐き出しくれるのは安心感すらあります。一部色褪せたブルーも扉のグラーデーションが美しくてシャッターを切った気がします。

(M11-P Safari+Summilux M f1.4/35mm ASPH.11726)

今回のEV1の登場でフォーカシングとかピント合わせの話になりますが、素ガラスのレンジファインダーなら自分の意図したエリアに即座にピント合わせをすることが可能だと思っています。(慣れるとソニーのAFよりは遅いですが、遜色ないピント合わせが出来ます、本当にw)この写真は解放で撮影していますが、M&Mの赤いキャラクターを中心に撮影しましたが映り込んだガラスの建物の描写もヨーロッパのような風情でこのあたりがライカだなーMだなーズミルックスだなーと思ったりもします。

(M11-P Safari+Summilux M f1.4/35mm ASPH.11726)

下北沢駅のエスカレータのグラフィックです。ガラスは雨やホコリで薄汚れているものの、このカッティングがあるだけで”シモキタ感”が一気に増すのが不思議です。京王電鉄だけではなく下北沢という街全体でカルチャーを守ろうとしている感じが個人的に好きな街の上位に来る理由なのかもしれません。

まとめ:EV1買うならM11とビゾフレックスで良い!

(M11-P Safari+Summilux M f1.4/35mm ASPH.11726)

前回のM EV1を考える記事でもお伝えしましたが、M11-Pと比較して満充電の撮影可能枚数が半減すると気軽に撮影できる心理的負担が増します。それならば、必要なときだけEVFを活用できるM11-P&後付けのビゾフレックス2で良いのでは?と思います。従来のガラスのレンジファインダーとEVFを文字どうりハイブリッドで運用できますし、もっというと

M11にはじめから搭載さている液晶画面のライブビューで事足りる

という事にもなりビゾフレックスすら要らないという意見すらあります。吐き出される絵は今回ご紹介した自分の作例のような画作りと同じですし、自分の撮影した写真を現像しながら考えてみても

M EV1は誰向けなのか?テストマーケなのか?意味不明なコンセプト

と言わざるを得ないです。特に初めてM型ライカを買おうという方には少なくても絶対に勧めないカメラだということは覚えていて頂けたらと。