どうも、トモGPです。これまでも多くのカレー店を紹介させてもらっている我が”本能ブログ”。個人的なカレーの好みもあって、紹介させて貰っているカレー店の多くはスパイスカレーを提供しているお店です。ここ数年のブームでしっかりと市民権を獲得した様に感じるスパイスカレーですが、その中でも特に人気なのが、やはりスリランカカレーをベースとしたワンプレートタイプのものかと思います。しかしこのスリランカカレーとは一体どういったものなのか?ということはまだあまり知られていなかったりもします。そこで今回はインドカレーやタイカレーとも違う「スリランカカレー」の魅力や特徴について、更におすすめのお店なんかも紹介していきたいと思います。
スリランカカレーとは何なのか?
スリランカカレー最大の特徴は、”スパイス”と”ココナッツ”の絶妙なハーモニーにあります。シナモンやクローブ、クミン、カルダモンなど南国スリランカ産の良質な香辛料をふんだんに使用し、素材ごとにブレンドを変えて風味を引き出しています。
料理に”ココナッツミルク”を多用するのもポイントで、辛さの中にまろやかなコクをプラス。カレーの大半にココナッツミルクが使われ、バターや生クリーム、小麦粉は使わないため脂っこくなくサラリとした仕上がりです。日本のカレーよりシャバシャバと軽い口当たりで、スパイスの刺激がありながら後味は意外なほどすっきりしているのが特徴です。
もう一つユニークなのが出汁(ダシ)文化。スリランカでは日本の鰹節に似た”モルディブフィッシュ”という乾燥魚を料理の旨味付けに使います。この出汁のおかげで、スパイスの中にも奥深いコクと旨味が感じられるんです。スリランカカレーは日本人の舌にも馴染みやすいのも大きな魅力の1つです。
また、付け合わせの副菜が豊富なのも特徴で、肉や魚のカレー1種に加え、季節野菜のカレーやココナッツ和え、副菜ピクルスなど5~6種類のおかずがワンプレートに彩りよく盛り付けられます。見た目もカラフルで楽しく、少しずつカレーと混ぜて食べれば一口ごとに違う味わいが楽しめます。主食には細長い”バスマティライス”を使用するのが一般的で、パラッとした食感がカレーや副菜とよくマッチします。インドのようにナンではなくお米で食べるスタイルなので、ここも日本人に親しみやすいポイントだったりするのです。
インドカレー・タイカレーとの違い
一見するとインドカレーと良く似ているスリランカカレーですが、実は中身は結構違います。”インドカレー”(特に北インド)が大量のホールスパイスやギー(バターオイル)・生クリームを使用した濃厚で重厚な味わいなのに対し、スリランカカレーは必要最小限のスパイスとココナッツミルクで素材の持ち味を生かし、油分控えめで軽やかな仕上がりです。辛さの質も異なり、スリランカでは黒胡椒+赤唐辛子+青唐辛子の組み合わせでピリピリと持続する辛さを出すため、シンプルな唐辛子主体の北インドカレーより「辛い!」と感じることもあります。また主食についても、北インドがナンやチャパティ、サフランライスと食べるのに対しスリランカは主に”バスマティライス(細長い米)”です。
”タイカレー”はココナッツミルクを使用するという共通点はあるものの、グリーンカレーやレッドカレーはレモングラスやバジルなど生ハーブを石臼でペースト状にして作り、ナンプラー(魚醤)や砂糖を加えるため甘みや独特の香りがあります。一方スリランカカレーは乾燥スパイスを炒めてから煮込むオーソドックスな手法で、甘味を足さずスパイスそのものの風味を楽しむスタイルです。そしてタイカレーがスープのように単品で提供されるのに対し、スリランカカレーは多彩なおかずを含む定食スタイルというのも異なるポイントです。
スリランカカレーが人気の理由
スリランカカレーが近年日本で人気となっている理由として、まず第一にそのヘルシーさが現代の健康志向ブームに合致している点ということが挙げられるでしょう。ココナッツミルクはミネラル豊富でコレステロールゼロという嬉しい特徴があり、動物性の油や乳製品を使わなくてもコクのあるカレーが作れます。さらに副菜を含め野菜中心で食物繊維もたっぷり摂れるので、体に優しいエスニック料理としても注目されているのです。
第二に、写真映えするビジュアルも人気の秘密として外すことはできません。色鮮やかな盛り付けは見ているだけでワクワクし、実際SNS上でもスリランカカレーの写真が多くシェアされているのが見受けられます。お皿一面に広がるおかずは豪華で彩りも豊か、ワンプレートに複数のおかずを盛るスリランカカレーは見た目も鮮やかで、SNS映え間違いなしと言われています。
そして第三に、近年のエスニック料理ブームも後押ししています。インドやタイ料理に続く新たな選択肢として、スリランカ料理がメディアで紹介される機会が増えているのも人気を後押ししている要素になっているように思えます。
「シナモンガーデン」神奈川で味わう本格スリランカカレー
神奈川県内でスリランカカレーを楽しむなら、人気店「シナモンガーデン」は外せません。2014年に大和市南林間で誕生し、現地出身シェフのアミラさんが家庭の味を再現した本格カレーが評判のこのお店。当初は知る人ぞ知る存在でしたが、その人気はSNSを中心に口コミで広がり、今では遠方から足を運ぶ人もいるほどです。2023年には横浜市関内にも2号店をオープンし、ランチ時には行列ができるほどの盛況ぶり。食べログの"カレー百名店"にも連続選出されるなど、味も人気も折り紙付きです。
シナモンガーデンの看板メニューは、やはりスリランカ定番のワンプレートカレー。バスマティライスに3種類のカレー(スパイシーなチキンカレー、優しい豆カレー、日替わりカレー)と色とりどりの副菜が盛られたプレートは迫力満点です。
ちなみにこの日の日替わりカレーは”イカのシーフードカレー”でした。そしてカリッと揚げたパパダン(豆せんべい)や酸味の効いた野菜ピクルス、ココナッツ風味のおかずなど6種類の副菜にサバの身入りコロッケなどが添えられ、どれから食べるか迷ってしまうほど。
おすすめの食べ方は少しずつ全体を混ぜ合わせて一緒に頬張るスタイル。副菜のポリポリとした食感がとにかく気持ち良く、スパイスの香りと渾然一体となり、どんなにたくさん混ぜても不思議と調和する味のバランスは感動すること間違いなしです。
油も最小限しか使っていないためヘルシーで非常に軽やか、それでいてスパイスと出汁の旨みたっぷりで満足度は抜群ですから、カロリーが気になるという方にもピッタリです。芳醇なスパイスの香りに包まれながら皆さんもぜひ本場のスリランカカレーを堪能してみてください。南国スリランカのスパイスマジックに、きっと心も胃袋も掴まれてしまうはずです!


