
毎週『みいちゃんと山田さん』の更新を楽しみにしているライターの佐藤杜美です!『みいちゃんと山田さん』ですが、広告や書店などでも見かけるようになり、大人気なんだなという印象です。もしかしたら、アニメ化もあるのかも?と期待しています(笑)そこで今回は大好評につき、またまたレビューしていきます!まさかのあの人物が⁉という展開になり、物語がどんどん進んでいくので、最後までぜひ読んでみてください!
ムウちゃんのお母さん
学生編で登場したムウちゃんのお母さんが後編でも登場します。10年くらいの時が経っているからでしょうか、綺麗だったお母さんは一気に老け込んでしまっています。
そして、かなりみいちゃんに恨みがあるようです。

みいちゃんがムウちゃんに教えたことと言えば、立ちんぼ・風俗・万引き。親からしたら大切に育ててきた娘が、みいちゃんに出会ったことで人生が滅茶苦茶になってしまったので、相当な恨みがあることは当然です。
一回地に落ちてしまったムウちゃんですが、最後には福祉に繋がれたわけですから、みいちゃんとの環境の差が歴然としてわかります。
そして上記の包丁のシーンですが、みいちゃんだけでなく自分自身にも向けられているような気がします。あの時、特別支援学級に入れなかった後悔から自分へのヘイトのようにも受け取ることができます。
コメント欄を見ると、最初は“みいちゃん可哀想”などのコメントが多く見られましたが、今回ムウちゃんを堕としたのがみいちゃんということがわかり、みいちゃんに対して痛烈なコメントが目立っていました。みいちゃんの家庭環境や学生時代に起こった悲惨な事はなかったように忘れられ、“みいちゃんが悪い!”という手のひら返しの状態。もちろん、みいちゃんがムウちゃんに対してやったことは許されるものではありません。しかしこのような思考や行動になったのは、全て過去の出来事(学生時代や家庭環境など)が関係しており、自分が生き抜くための処世術であるようにも思います。みいちゃんを擁護する気は一切ありませんが、みいちゃんはみいちゃんなりの世を渡る術がきっとこれだったのでしょう。
キャバクラの店長の裏の顔

物腰柔らかそうなキャバクラの店長。そんな店長ですが、後半あたりで本性を現します。
「みいちゃんバカだしなー」
という発言は、ちょっとショックでしたね。店長が反社もしくはヤクザとの繋がりがあるというよりかは、みいちゃんのことを気にかけていたり、ミスしても庇っていたりする優しい一面があったからこそ、その大きなギャップに心が追いつけてないという状態でしょうか。

夜の世界で店長クラスに昇り詰める人は、どんなに良い人に見える人でも、やっぱりどこかでそういう組織との繋がりがあるということも改めてわかったシーンです。

店長は、みいちゃんが働いていた違法風俗の店長と繋がりがあり、もともと風俗に沈めるためにキャバクラに採用したのかもしれません。
給料の計算ができないみいちゃんは、お金の使い方も上手くできないと予想します。なので、バンス(前払い)が重なり、借金があり風俗に沈められたのかもしれません。
表面上は、どんなに良い顔をしていても裏の顔は…となったのがこのシーンですね。
ももさんが序盤で「なんであの子を採用したの?」とキレているシーンがあるのですが、もしかしたら店長の本性を知っていたのかもしれません。他にもみいちゃんに対して、テキーラを何杯も飲ませたり、みいちゃんの手作りチョコを本人の前で捨てたりしているシーンがあるのですが、もしかして、辞めるように仕向けていたのかもしれません。意地悪に見えて実は…みたいな展開になったら面白いですよね。
みいちゃんのアクセサリーに注目

みいちゃんはピアスがあいておらず、購入したピアスを山田さんがイヤリングにリメイクするシーンがあります。この金魚のイヤリングに注目して見てみます。
金魚は水の中という特定の場所でしか生きることができません。みいちゃんも同様に限られた場所(体を売る仕事)でしか生きることができない。もしかしたら、どちらも特定の場所でしか生きることができないというのを表しているのではと考えました。
そして、アクセサリーをリメイクするシーンでは、物語の一番最初に出てきたペンチがあります。これもミスリード的な物のひとつではないかと思います。
最後に
物語の登場人物一人一人にフォーカスしてみると、どの人物もどこか私達に当てはまるところがあるのかもしれません。例えば、ココロちゃんみたいに、みいちゃんみたいな子を見下したり、山田さんみたいにお世話が好きだったり。モモさんみたいに、サディスティックな面があったりシゲオみたいに不器用さがあったり。須崎先生のように優しく、正義感があったり、皆の心の中に登場人物の誰かがいる、そんな面もあるからこそ、この物語にハマるのだと思います。この物語のストーリー性や現実的な部分だけでなく、登場人物にも注目して読んでみると更に面白いかもしれません。
最後まで追っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします!以上、ライター佐藤杜美がお届けしました。
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