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SOXAI RINGとOURA Ring、睡眠データを並べて比較してみた【3部作・完結編】

こんにちは、両手にスマートリングを着けて過ごす日々がすっかり板についたホッピーです。

SOXAI RINGとOURA Ring、どちらも「睡眠が計れるスマートリング」として人気のデバイスですが、実際にアプリを開いたとき見えるデータってどう違うの?と聞かれると、使っている本人でも即答が難しかったりします。

ということで、今回は3部作の完結編。第1回のSOXAI RING編第2回のOURA Ring編でそれぞれの睡眠タブを全項目さらしてきましたが、今回はその2つを横に並べて比較してみます。

※ 各項目の詳しい解説はこちらの記事をどうぞ。
▶ 第1回:SOXAI RINGの睡眠タブで分かること全項目まとめ
▶ 第2回:OURA Ringの睡眠タブで分かること全項目まとめ

睡眠スコアの出し方が違う

まず一番目立つ「睡眠スコア」から。どちらも100点満点で採点してくれるのは同じなんですが、スコアの内訳の見せ方がけっこう違います

まずはトップ画面を並べてみます。

SOXAI RINGの睡眠スコア画面。80点「とても良い」、必要睡眠時間と目標達成率が表示されている OURA Ringの睡眠スコア画面。85点、王冠アイコンと「素晴らしい睡眠スコア」のコメントが表示されている

SOXAIは4段階のラベル+達成率、OURAは王冠アイコン+文章コメント。同じ「睡眠スコア」でも見せ方がかなり違いますよね。

項目 SOXAI RING OURA Ring
スコア満点 100点 100点
評価ラベル 4段階
(素晴らしい/とても良い/良い/注意)
文章コメント
(「素晴らしい睡眠スコア」等)+王冠アイコン
内訳項目数 6項目 7項目(コントリビューター)
内訳の名称 睡眠時間/睡眠効率/中途覚醒回数/入眠潜時/睡眠タイミング/日中覚醒度 合計睡眠/睡眠効率/安眠度/レム睡眠/深い睡眠/入眠潜時/タイミング

スコアの内訳を並べてみると、重視しているポイントの違いがはっきり見えます。

SOXAI RINGの睡眠スコア内訳6項目。睡眠時間(許容範囲)、睡眠効率(素晴らしい)、中途覚醒回数(とても良い)、入眠潜時6分(注意)、睡眠タイミング(許容範囲)、日中覚醒度(素晴らしい) OURA Ringのコントリビューター7項目。合計睡眠、睡眠効率、安眠度、レム睡眠、深い睡眠、入眠潜時、タイミング。各項目にバーで達成度が表示される

SOXAIには「中途覚醒回数」と「日中覚醒度」という項目がある一方、OURAには「安眠度」「レム睡眠」「深い睡眠」がスコア内訳に含まれています。同じ「睡眠スコア」でも、何を重視して採点しているかの思想が違うんですよね。

ざっくり言うと、SOXAIは「睡眠が翌日の活動にどう影響するか」まで見ている印象で、OURAは「睡眠そのものの質と構成」を細かく分解している印象です。

計測項目の完全比較表

では、睡眠タブで確認できる項目をすべて横並びにしてみます。

カテゴリ 計測項目 SOXAI OURA
基本 睡眠スコア(100点満点)
睡眠時間
ベッド滞在時間(全就床時間)
睡眠効率(%)
睡眠
ステージ
覚醒(時間・%)
レム睡眠(時間・%)
浅い睡眠(時間・%)
深い睡眠(時間・%)
タイミング
・入眠
入眠潜時
睡眠タイミング評価
体内時計・クロノタイプ
生体
データ
血中酸素(SpO2)
安静時心拍数
心拍変動(HRV)
呼吸速度(rpm数値)
呼吸の安定性評価
独自
機能
必要睡眠時間(AI算出)
目標達成率(%)
睡眠負債(日次グラフ) ✅(累積表示)
睡眠時無呼吸の傾向 ✅(オプション)
安眠度
スコア
内訳
日中覚醒度
中途覚醒回数
動きトラック

こうして並べてみると、重なっている部分がかなり多いのが分かります。基本的な睡眠ステージや生体データは、どちらのリングでもしっかり押さえられています。

差が出るのは「独自機能」と「スコア内訳」のセクション。ここにそれぞれの開発思想が表れているなと感じます。

共通で計れる項目、同じようで微妙に違う

比較表で「✅ / ✅」になっている項目でも、実際にアプリで見ると表示のされ方がけっこう違うんですよね。気になったポイントをいくつか挙げてみます。

睡眠負債

SOXAI RINGの睡眠負債グラフ。毎日マイナス1時間42分〜1時間52分の睡眠負債が続いており、週平均マイナス1時間47分 OURA Ringの主要な指標セクション。合計睡眠6時間9分、ベッドにいた時間7時間5分、睡眠効率87%、安静時心拍数62bpmの4つのカードと、睡眠負債7時間30分「多い」のバー表示

ここは表示方法がけっこう違います。SOXAIは日次の棒グラフで「今日は何分足りなかった」が毎日わかるスタイル。OURAは累積値で「直近の睡眠負債が合計7時間30分」のように蓄積量を見せてきます。

どちらが良い悪いではなく、「今日の不足」に注目するか「溜まった借金の総額」に注目するかの違いですね。個人的にはSOXAIの日次グラフで「昨日よりマシだった」と一喜一憂しがちです。

心拍変動(HRV)

SOXAI RINGの心拍変動(HRV)グラフ。平均35ms、最大116ms。時系列で深夜に大きなスパイクがある OURA Ringの心拍変動セクション。平均心拍変動26ミリ秒、最大46ミリ秒。23:52〜6:57の時系列グラフ付き

両方とも平均値・最大値・時系列グラフが見られます。表示フォーマットがほぼ同じなので、ここは最も比較しやすい項目かもしれません。

私の場合、同じ夜のデータでSOXAI平均35ms・OURA平均26msと差が出ていたので、アルゴリズムや測定タイミングの違いがあるのだと思います。絶対値よりも、同じデバイス内での日々の変化を追うのが正しい使い方なんでしょうね。

体内時計・クロノタイプ

SOXAI RINGの体内時計画面。クロノタイプ「夜型(オオカミ)」と判定され、睡眠中央時刻が最適から1時間30分進んでいることが示されている OURA Ringの体内時計セクション。0時〜9時の時間軸上に青いバーで睡眠時間帯が表示され、睡眠中央時刻がクロノタイプと一致していることが示されている

どちらも体内時計を分析してくれますが、見せ方のアプローチが面白いくらい違います。

SOXAIは「夜型(オオカミ)」のように動物タイプ分類で教えてくれて、「SOXAI RINGユーザーの30%未満」というコミュニティ内の位置づけまで出してくれます。OURAは時間軸上に睡眠時間帯を表示して、睡眠中央時刻がクロノタイプと一致しているかをシンプルに見せてくれる。

「自分が何型か知りたい」ならSOXAI、「今のリズムが合っているか確認したい」ならOURAが分かりやすいですね。

SOXAI RINGにしかないもの

比較表を作ってみて改めて「これSOXAIだけだな」と思ったのが、以下の3つです。

① 必要睡眠時間と目標達成率

SOXAI RINGの睡眠タブ。必要睡眠時間8時間46分、目標達成率72%が表示されている

個人的にSOXAI最大の特徴だと思っています。AIが毎日の体調や睡眠負債を踏まえて「今日あなたに必要だった睡眠量」を算出してくれる。そしてそれに対する達成率がパーセンテージで出る。

OURAは「7〜9時間が目安」という一般的なガイドラインを示してくれますが、「あなた個人は今日何時間必要だったか」までは教えてくれません。ここはSOXAIの「パーソナライズ」が一歩先を行っている部分だと感じます。

② 睡眠時無呼吸の傾向

設定画面からオプションで有効化する機能ですが、医療的なスクリーニングに近い情報を一般向けのスマートリングで提供しているのは珍しいです。OURA Ringにはこの機能はありません。

③ 日中覚醒度

スコア内訳の中に「翌日の昼間にどれだけシャキッとしていられるか」の推定値が含まれています。睡眠の質を「眠っている間」だけでなく「翌日のパフォーマンス」まで含めて評価する発想は、SOXAIならではだなと思いました。

OURA Ringにしかないもの

一方、OURAにあってSOXAIにはないものも確認しておきましょう。

① 安眠度+改善アドバイス

OURA Ringの安眠度の詳細画面。「最適」評価。睡眠中の覚醒、過度の動き、ベッドからの起き上がりを追跡する解説文

「どれだけ途切れず穏やかに眠れていたか」を独立した指標として出してくれます。さらに改善アドバイスが具体的なのがOURAの良さで、「室温を18℃に設定しましょう」「就寝前のカフェインを避けましょう」といったアクションまで提案してくれます。

SOXAIにも「睡眠効率」や「中途覚醒回数」はありますが、それらを統合した「安眠度」というまとまった指標+改善提案のセットは、OURAのほうが一歩進んでいる印象です。

② 動きトラック

睡眠中の体の動きをグラフで表示してくれる機能です。地味ですが、「この時間帯にめっちゃ動いてるな」というのが視覚的に分かるので、睡眠ステージのグラフと照らし合わせると覚醒の原因が推測しやすくなります。

③ 呼吸の安定性評価

SOXAI RINGの呼吸データ。平均酸素レベル99%、呼吸速度12.3rpm、安静時心拍数のグラフ OURA Ringの生体データ。平均血中酸素ウェルネス99%、睡眠時の呼吸「最適」、最低心拍数62bpm平均70bpm

SOXAIは呼吸速度を「12.3rpm」のように数値で出してくれますが、OURAは「最適」「注意」といった評価ラベルで見せてくれます。数値よりも「で、結局いいの? 悪いの?」がすぐ分かるのはOURAの良いところですね。

ただし逆に言うと、具体的な数値で追いたい人にはSOXAIのほうが向いているということでもあります。

使ってみて感じた、それぞれの「性格」

約1ヶ月、両方のリングを毎日着けて生活してみた私なりの印象をまとめます。

観点 SOXAI RING OURA Ring
データの方向性 パーソナライズ重視
「あなたに合った目標」を提示
教科書的な知識ベース
「一般的な基準」と照合
アプリの性格 数値をたくさん出す
「自分で読み解きたい人」向け
評価+アドバイスをくれる
「何をすればいいか教えてほしい人」向け
スコアの思想 翌日のパフォーマンスまで含めて評価 睡眠そのものの質を精密に評価
呼吸の見せ方 数値(rpm)+無呼吸傾向オプション 安定性の評価ラベル
独自の強み 必要睡眠時間AI算出
目標達成率
無呼吸傾向スクリーニング
安眠度+改善アドバイス
動きトラック
呼吸安定性評価

結局どっちがいいの?

お約束の質問にお答えします。

SOXAI RINGが向いている人:

  • 「自分に必要な睡眠時間」を知りたい人
  • 数値を細かく追って自分で分析するのが好きな人
  • 睡眠時無呼吸が気になっている人
  • 日本メーカーのサポート・日本語UIを重視する人

OURA Ringが向いている人:

  • 「で、結局何をすればいいの?」を教えてほしい人
  • 改善アドバイス付きで行動につなげたい人
  • グローバルで蓄積された大量のデータに基づく評価を信頼したい人
  • ヘルスケア連携など周辺エコシステムを活用したい人

個人的には、どちらかひとつだけ選ぶならSOXAI RINGかなと思っています。理由は「必要睡眠時間」の算出が圧倒的にユニークだから。目標に対して今日は何%達成できたかが分かると、「じゃあ明日は30分早くベッドに入ろう」という具体的な行動に繋がりやすいんですよね。あとランニングコストもかからないのが大きい。

ただ、OURAの安眠度と改善アドバイスの丁寧さも捨てがたいのが正直なところです。結局、両方着けている現状がベストなのかもしれません。


3週にわたってお付き合いいただきありがとうございました!スマートリング選びの参考になれば嬉しいです。

▶ 第1回:SOXAI RINGの睡眠タブで分かること全項目まとめ
▶ 第2回:OURA Ringの睡眠タブで分かること全項目まとめ