本能ブログ【東京とカメラといろいろと】

メンバー全員経営者■ブロガー■好き→ロレックス・ベンツ・ポルシェ・ライカ・RIZIN・バチェラー・韓国エンタメ・ハイブランド・旅行東京グルメ□ブロガー集団■富裕層のライフスタイル”本能ブログ■

【移転】『天吉(てんきち)』サザン原由子さん実家!老舗天ぷら店の新店舗を訪れた

老舗の飲食店の多い横浜で、名実ともに人気店として有名なのが老舗天ぷら屋「天吉(てんきち)」です。店先に近づくだけで、胡麻油の香ばしい匂いがふわりと漂い、自然と食欲が刺激されます。今回は、横浜関内地域の食文化を牽引してきたと言っても過言ではないこの「天吉」が、関内駅前の再開発に伴い仮店舗へ移転しました。そこで今回は、横浜市民が愛してやまない天ぷら屋「天吉」の持つ歴史や、多くの人を惹きつける多彩な魅力について触れていきたいと思います。

創業約160年の超老舗天ぷら屋

「天吉」の創業は、なんと明治5年(1872年)にまで遡ります。幕末から日本の近代化と共に歩みを進め、実に約160年の歴史を持つ超老舗の天ぷら屋さんなのです。当時は今の天ぷらではなく単にアナゴやコハダなどを揚げている店だったとのこと。関東大震災や戦災を乗り越え、3代目から続く大きなかき揚げが、今もお店の名物メニューとなっています。代々受け継がれる秘伝の技と伝統の味を頑なに守り抜き、さらに、姉妹店はいっさい出さない一店主義を貫き通し続ける、横浜において唯一無二の天ぷら屋なのです。天吉の暖簾に込められた温かいおもてなしの心と、天ぷら作りに対する真摯な姿勢は、明治の昔から決して変わることはありません。1世紀半以上にもわたって同じ屋号で商いを続けることは並大抵の苦労ではなく、まさに横浜の飲食業界における生きた歴史であり、街の誇りと言えるでしょう。

関内駅前再開発に伴う移転と、立派すぎる仮店舗

長らく関内駅前の顔として親しまれ、待ち合わせの目印にもなっていた天吉ですが、近年、関内駅周辺の大規模な再開発プロジェクトに伴い、惜しまれつつも一時休業を余儀なくされました。しかし程なくしてすぐ近くの移転先にて新たにオープンを果たしたのです。新店舗はあくまで仮店舗とのこと、しかし実際に足を運んでみると、仮店舗とは思えないほど立派な店構えに驚かされます。

今までの日本家屋風だった旧店舗とは異なり、あくまでビルの2階テナントでの営業となりますが、ビルの入り口には堂々と「天吉」の屋号が。

昼時ということもあり、表にはメニューも置いてあります。何も知らない人にとっては、普通に新しい天ぷら屋がオープンしたようにしか見えないでしょう。

店内への入り口も立派、なんなら旧店舗より高級感が増したように感じるのは自分だけでしょうか?wそして平日昼過ぎでもこの行列、相変わらずの人気です。

程なくして通されたのはカウンター席、奥の方にはテーブル席もあり多人数でも対応可能とのことです。和の趣を大切にしつつ、清潔感と温かみのある広々とした空間は、老舗の風格をしっかりと漂わせています。

職人さんの真正面という特等席、揚げたての天ぷらを目の前で楽しめる臨場感がたまりません。自分が注文したのは、もちろん名物かき揚げセットです。

天ぷらは職人さんが一つ一つ丁寧に揚げてくれるので少し待ち時間は長いですが、それはより美味しく食べるためのスパイス。目の前で上がった熱々の天ぷらがやってきました。

小エビとは思えないほど大きなエビをはじめ、貝柱や野菜など具がごろごろした熱々さくさくのかき揚げは食べ応え抜群。ごま油の風味がより食欲を掻き立てます。てんつゆだけでなく、塩や七味に山椒と、好みに合わせて味変ができる柔軟なお店の姿勢も素敵です。

天丼を一気にかき込むもよし、自分のように定食にして衣のさくさく感をいつまでも味わいながらゆっくり食べるもよし、メニューの豊富さも天吉の魅力です。そしてなにより値段がリーズナブル!どんなに人気店になろうとも、あくまでスタンスは”町の天ぷら屋さん”。こういった”粋”な部分もまた天吉の魅力だったりするのです。

追加で注文したのは卵の天ぷら。

ごはんの上で崩し醤油を垂らせば、絶品TKGの完成です!これがまたたまらない。食後はデザートまでついて大満足のランチでした。

ひっそりと流れるサザンのメロディ

公式HPより)

そして、天吉の魅力を語る上で絶対に欠かせないもう一つの大切な要素。それは、天吉が日本を代表する国民的ロックバンドであるサザンオールスターズの原由子さんのご実家であるということです。この事実は全国のサザンファンの間では広く知れ渡っており、横浜や湘南エリアを訪れた際には必ず立ち寄るサザンファンの”聖地”の一つとして絶大な人気を誇っています。

しかし、天吉の素晴らしいところは、そうした強力な話題性を過剰にアピールしたり、商売の前面に出したりしない点にあります。決してサザンオールスターズを全面に出したりすることはありませんが、耳を澄ますと店内のBGMはサザンのオルゴールバージョンの曲が静かに流れています。あくまで”老舗の天ぷら屋”としての確固たる矜持を保ち、主役は天ぷらであることを貫いているのです。激しいロックナンバーやポップスも、柔らかなオルゴールの音色に変換されることで和の空間に違和感なく見事に溶け込み、ファンにはたまらない粋で乙な計らいとなっています。気づかない人は絶対に気付きませんw。

『天吉』は気取らない”町の天ぷら屋さん”

これほどの圧倒的な歴史とネームバリューを持ちながら、天吉は決して敷居の高い高級店ではありません。先ほどもお伝えしたように、どちらかといえばリーズナブルな”町の天ぷら屋さん”といったイメージが強い天吉ですが、味は本格的です。日常使いができる名店として地元民に重宝されており、休日に家族連れで訪れたり、仕事帰りの会社員が同僚と気軽に立ち寄れたりする親しみやすさがあります。しかし、その親しみやすさとは裏腹に、提供される天ぷらは一切の妥協を許さない本物志向です。熱々さくさくの本格的な味わいを、手の届きやすい価格で惜しみなく提供し続けるその心意気を、みなさんもぜひ味わってみてください。