RIZIN40参戦記その5 前回からの続きです。
第14試合 クレベル・コイケ vs パトリシオ・ピットブル
副将戦のクレベル・コイケとパトリシオ・ピットブルの試合はどちらもブラジル出身の同国対決。ここまで3連敗のRIZIN軍にグラウンドでの勝負になればやってくれるはずと期待が高まる試合でした。
パトリシオ・ピットブル選手の入場
クレベル・コイケ選手の入場。穏やかの表情をしているように見えます。
いよいよ試合開始です。
引き込んで寝技を狙うクレベルとそれに付き合わないピットブル。
クレベル選手の下からの攻めにも冷静に対処して取らせないピットブル選手。寝技に付き合わない姿勢は徹底していました。
試合は判定3-0でピットブル選手の勝ち。もっと打撃でガンガン攻めてくると思っていたのですが、慎重に勝ちに徹するピットブル選手と自分の形に持っていけなかったクレベル。結果は残念でしたが、それだけ警戒されるぐらい実力は均衡していたように感じます。
第15試合 ホベルト・サトシ・ソウザ vs AJ・マッキー
いよいよ、RIZIN40最後の試合。RIZIN VS BELLATOR対抗戦の大将戦となりました。RIZIN軍4連敗で最後に一矢報いてもらいたいところ。
お金をばらまきながら侍の姿で入場するAJマッキー。蒔いていたお金はだいたいコピーだったようですが、サイン入りの本物のドル札も紛れていたようで、拾った方もいるようですね。父親のアントニオ・マッキーは2012年年末のDREAM18で青木真也に負けていて、そのリベンジを果たしたいとも話していました。
サトシ選手の入場。頼むぞサトシ。
試合開始。お互い様子を見合います。
何度もバックを取る展開がありましたが、なかなか極めきることが状態が続きます。
後ろから、下から、サトシ選手に長い時間組まれていても逃げ切るAJマッキー。とてつもない技術の攻防が繰り広げられました。最後にとんでもない試合を見せつけられました。
試合は判定3-0でAJ・マッキーの勝利。そこまで差があるようには思えなかったのですが、これはこれでしかたありません。逆を言えばサトシが世界に通用するということも分かった試合。見方によってはどちらが勝ってもおかしくないような試合内容だったので、もし次があれば同じ結果にはならないかもしれません。
RIZIN40最高だった
KOの連続だった前半戦に対して、すべて判定決着でしたが内容がどれも激アツだったBELLATOR対抗戦。非常に満足度の高い大会となりました。久しぶりの海外からの参戦となったBELLATORの選手たちはみんな紳士的でRIZINの選手達とお互いにリスペクトしあい、試合後もとてもいい雰囲気でした。
様々な試合が発表された2023年のRIZINからは目が離せません。
