超RIZIN3開幕3試合を終え、中盤戦へ。注目の試合が続きます。
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第4試合 RENA vs ケイト・ロータス
顔面実力は女子格ナンバーワン。ケイト・ロータス。DEEPでの戦績は5勝6敗とそれなりながら、次世代の女子格を盛り上げるべくいきなり超RIZIN3に登場です。
いつまでもツヨカワクイーンとは呼ばれたくないRENA。2015年からRIZINに参戦し女子格を支えてきたベテランです。
試合開始。
試合はお互いに殴り合う展開に。打ち合いならRENAが圧倒すると予想していましたが、ケイトも何度かいい打撃を当てていました。
最後はRENAがコーナーに詰めてパンチラッシュで2R 4分18秒 TKO。ケイトも最後まで打ち合う姿勢をみせ思ったよりいい試合となりました。
勝利したRENAも顔が腫れ上がり、RENAにとっても楽な試合ではなかった事がわかります。
第5試合 ジョン・ドッドソン vs 征矢貴
第5試合は再びベアナックルファイト。BKFCフライ級王者のジョン・ドットソンがMMAではなくベアナックルファイトでの参戦です。
クローン病を持ちながら戦い続ける征矢貴選手の入場。70%を超えるKO率は殴り合いのベアナックルファイトにはぴったりかもしれません。
RIZINではおなじみジョン・ドットソン。MMAでは前回オギちゃんに負けてしまいましたが、今回はBKFCフライ級王者として参戦。
素手での殴り合い。緊張の瞬間です。
1発あたったら終わってしまいそうな征矢貴選手のパンチ。
ドットソンもパンチを当てていきます。
試合は判定でジョン・ドットソン選手の勝利。素手で5R戦った両者は顔も拳もボロボロに。征矢選手は拳も骨折しておりベアナックルファイト危険すぎます。殴り合いを見るのは盛り上がりますが、ここまでボロボロになる姿をみると痛ましく感じてしまいます。
第6試合 芦澤竜誠 vs 皇治
皇治選手はいつもの皇治は俺らのスーパースターで登場。応援席の皇治軍団も盛り上がります。
芦澤竜誠は今回は歌わずanarchyと入場。バックに流れるAIで生成したであろう画像が薄気味悪いのでもう少しなんとかしてほしい。
以前、RIZINでキックルールで対戦経験のある二人。そこからMMAの練習を重ねどのような試合展開になるのか期待が高まります。
しかし試合はスタンディングでの打ち合いに。青木真也のラジコンになるかと思いきややはりお互いK-1出身ですから得意分野での戦いになりました。
3Rになるとお互いスタミナも切れバテバテに。皇治は顔が腫れ上がるほど殴られていますが、やはり倒れない。
結局判定3-0で芦澤の勝利。皇治と対照的にきれいな顔のまま試合を終えた芦澤選手をみて以外と打撃の差があるんだと感じました。
第7試合 所英男 vs ヒロヤ
第7試合はどっちも負けてほしくない二人の試合。負けたら引退を宣言した所英男とJTTで勢いに乗るヒロヤの対決。お互いのファイトスタイルからいい試合になることを期待していました。
大晦日の試合で実力を証明したヒロヤ。引退宣言した所英男にも遠慮なく、引退させてしまうことになると今回も勝って朝倉未来へといい流れを作っていきたいところ。しかし、入場曲はもっと盛り上がる曲になりませんかね。
対する所英男は相変わらず勝村周一朗と金原正徳のオジサンチームで入場。最後の試合になるのか、まだ続くのか緊張の一戦です。
試合開始。
ヒロヤのカーフキックがきれいに決まります。
所も打撃で反撃します。
試合はヒロヤがカーフを出したところをカウンターでパンチを当てパウンドで1R 3分20秒 所英男のTKO勝利。
今回の勝因は策士金原。カーフが当たるので明らかに下を狙ってきているヒロヤに対してカウンターの右ストレートを狙えると所に指示を出しました。そして、それを忠実に守ったラジコン所英男。試合中に相手を観察し対応を指示してMMA力の高さはピカイチの男です。この先、所と金原の同時引退大会なんかも開催されることがあるかもしれません。