Yahoo!のニュースサイトでも取り上げられたファッション系YouTuberが偽物のダンクを鑑定に出したところ、最大手とも言えるスニーカーダンクが偽物を本物して鑑定しまった事件をご存知でしょうか?
個人的には非常に衝撃的なニュースで、本能ブログでもメンズファッションやスニーカーに関する記事も多数執筆しておりますし、当ブログメンバーであるホッピーは大のダンク好きでコレクターだったりもします。
最近ではレアダンクをBTC(ビットコイン)に変える企画も好評ですがw自分もメンバーのトモGPもファッションは好きですし、二次市場と呼ばれるレアアイテムを流通するマーケットも成熟しつつある今個人的には小さくないネガティブインパクトなトピックだと重く受け止めています。
発端は本日のくっくチャンネルさんの告発
ファッション系YouTuberである本日のクックさんのこちらの、「【衝撃の結末】偽物スニーカーを鑑定に出したらとんでもない闇を暴いてしまった、、、」という動画でスニーカーダンクを含む大手真贋検証サービスの正確度を検証してみたと言う動画です。スニーカーに精通していると思われるくっくさんがまずはメルカリで偽物のレアダンクである「チェリーダンク」を用意。ダメージがあるとは言えメルカリで23000円程度での購入だったそう。しかし、偽物を買った時点で
・真贋を値段で判断できるだろっ!というツッコミは的を得ていない!
・ダメージがあるスニーカーの価格は一定ではないから真贋は素人には無理
アンチからツッコミが来そうな点を予め織り込んでいるのも凄いなと思いました。正直ホッピーほど自分はダンク界隈に詳しいわけではないので、チェリーダンクやその他のレアダンクの市場価値がいかほどなのか分かりませんが、普段使いしたい自分でケアして履く用のダンクだったら評価の良い二次流通サイトで買ってしまうかもしれないなーと。
スニダンを含む真贋検証サービスをチェック
こちらの5サービスに対してくっくさんは、偽物チェリーダンクを鑑定に出しまくります。企画のためとは言え凄い熱意ですねw
ー結果ー
・CARRYME 正規品判定で真贋検証失敗✕
・FB(フェイクバスターズ) 正規品判定で真贋検証失敗✕
・FBコンプリート鑑定 フェイク認定で真贋検証成功○
・チェックグッズ フェイク認定で真贋検証成功○
・スニダン 正規品判定で真贋検証失敗✕
と言う結果に。実際に商品を手にとって鑑定しているのにも関わらず、真贋検証に失敗したスニーカーダンクの信用は失墜したと言っていい結果に自分も大きく驚いてしました。逆にAIで10秒ほどで正確な鑑定を出したチェックグッズというサービスは素晴らしいと思いました。
逆に本物を鑑定したところ正規品判定でAIが人間を超えた瞬間なのか、シンプルにスニダンがザルなのか分かりませんが個人的にもチェックグッズは一気に気になるサービスになりました。
スニーカーダンクの社名の誇りはどこへ
スニーカー取引の最大手と銘打って、大々的にプロモーションを掛けているスニダンことスニーカーダンク。しかも社名である「ダンク」に関する真贋検証をミスしてしまうという恥ずかしい失態に後日コメントも出したようですが、こちらの対応もずさんで個人的にはもう二度と利用したくないなという気持ちになりました。
その後、渦中のチェリーダンク(偽物)をスニダン側に送って再鑑定となったようですが(告発動画の影響でしょうが)彼らの言い訳が斜め上で素晴らしいw
長々言い訳書いてありますが、ポイントはただ一点!
鑑定判断箇所の複数点が鑑定不能な状態にあった
ええええっぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!(動画のくっくさんも同様のリアクションでしたが)ありえないですよね、
写真を送信するAI判定(チェックグッズ)が正確に真贋検証出来ているのに人間が複数人(スニダン側の主張)いてこの結論って。。。動画を見てもらえればわかりますが、チェリーダンクの内タグとインソールだけ見たって正規品とはまるで違うのに。。。本当に鑑定そのものをしているのかどうかさえ個人的には疑わしくなりました。
まとめ
・スニダンのような鑑定サービス付き流通ECには闇がある可能性
・真贋検証そのものが難しい可能性がある
・プレ値でレアアイテムを購入するリスクも織り込むべき
・偽物のクオリティが相当上がっているとも言える事象
ということが個人的な今回の事件、炎上の結論なのではと思いました。
出せば即完のNIKE DUNKですが、ダンクに限らず個人的に大好きなyeezyシリーズもかなり贋作が出回っており最近では怖くてアディダス正規アプリでの抽選購入のみで買うようにしています。まとめにも書きましたが、ロレックスの同様なのですが
プロが正規店の社員が驚くレベルのスーパーコピーが存在
する時代、世界になりましたし私達消費者も「レアアイテムだから!!」と飛びつく前に様々なリスクを勘案してのアイテム購入が大事になってくるかと思います。今回の暴露はメンズファッション好きとしては看過することの出来ない、消費者への裏切り行為とも取れますしスニーカーダンク並びに鑑定を生業としている企業にはコンプライアンスの徹底をお願いしたいところです。