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【物議】パワースラップ日本上陸は悪なのか?本気で考えてみた(前編)

格闘家の朝倉未来がUFCのダナ・ホワイトと組んで日本展開しようとしている、アメリカのビンタ大会「パワースラップ(Power Slap」ご存知でしょうか?大の大人がビンタで殴り合う個人的には格闘技とも言えないような非常に品のないイベントだと思っています。今回はほとんどの日本人に馴染みのないパワースラップ大会についてご説明します。

パワースラップとは?

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パワースラップ(Power Slap)とはUFC代表として知られるダナ・ホワイトが立ち上げた「スラップファイト(平手打ち対決)」のリーグ/大会です。スラップファイト自体は以前からアメリカやロシアを中心にYouTubeなどで動画が拡散され、大きな注目を集めていました。しかし、安全面の議論や規定の曖昧さなどから「本格的な競技」としては確立されていませんでした。そこに目をつけたのが、総合格闘技(MMA)の興行で成功を収めてきたダナ・ホワイトです。彼はUFCで培ったプロモーションや規制のノウハウを活かし、「しっかりとしたルールやメディカルチェックを整備したうえで、スラップファイトを正規の競技として発展させる」というビジョンを掲げました。

2023年前後には、アメリカの大手メディアとの放映契約や大会運営の構築を進め、「Power Slap: Road to the Title」というリアリティ番組形式でファイターたちの様子を伝えました。過去に例を見ないユニークなコンテンツとして、海外メディアやファンの注目を集めています。

パワースラップの成り立ち

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スラップファイトの人気拡大
ロシアや欧米などでは、互いに平手打ちを繰り返す動画がSNS上で拡散され、「想像以上に危険だ」「衝撃的だ」という声と同時に、エンタメ的に盛り上がる要素があるとして話題になっていました。

ダナ・ホワイトの参入
UFCを世界規模にまで成長させたダナ・ホワイトは、「安全管理・試合ルールをしっかりと定めることでスラップファイトを競技化できる」と考え、投資家や関係者を取りまとめて「パワースラップ」を立ち上げました。

テレビや配信プラットフォームとの連携
大会の模様やファイターのドキュメンタリーを放送するために、有名チャンネルやストリーミングプラットフォームと契約。2023年には番組『Power Slap: Road to the Title』が放映され、ファン層を広げつつあります。

日本展開への意欲
ダナ・ホワイトはUFCの日本大会などで日本市場への理解を深めており、今後は「パワースラップも日本に持ち込みたい」とメディアで発言しています。MMA人気の高い日本で、どのように浸透していくのか注目されるところです。

パワースラップの基本ルール

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スラップファイトは一見すると「ただの殴り合い(平手打ち合い)」と思われがちですが、パワースラップでは安全を考慮した独自のルールと審判が存在します。以下は主なルールの概要です。

試合形式

試合は基本的に3ラウンド制(一部タイトルマッチは5ラウンドになる場合もあり)。
各ラウンドで、両者が交互に1回ずつ“スラップ(平手打ち)”を行う。
攻撃の手順

コイントス等で先攻・後攻を決める。
先攻の選手が攻撃体勢に入り、相手を平手で打つ。
その後、後攻の選手が同様に攻撃を行う。
スタンスと姿勢

選手は両足を決まった位置に固定し、動かすことは原則禁止(ステップの禁止)。
片手で台や手すりを支える、もしくは両手を腰の後ろに組むなど、事前に定められた姿勢をとることが多い。
有効打と違反行為

打撃は完全に開いた手のひらで行う必要がある(クローズドフィストや手刀のような当て方は禁止)。
頭部の特定範囲(多くは頬骨から顎の周辺)を打つことが推奨され、耳や首を狙うのは反則になる場合がある。
「クラブ(clubbing)」と呼ばれる、手のひらではなく手首や手根部を使う行為はファウル。
明らかなステップイン、相手が動けなくなる状態での追撃、反則箇所への攻撃などは減点・失格の対象。
安全管理とジャッジ

試合中はレフェリーが常に状況をチェックし、危険と判断した場合はストップをかける。
ダウンした場合でも、MMAやボクシング同様にカウントや状態確認が行われる。
メディカルチェックを受けられない選手や、脳振とうのリスクが高い選手は出場できない仕組みが取られる。
勝敗の決定

KO(相手がダウンし、再開できない)、またはレフェリーストップ(TKO)。
3ラウンドまたは規定ラウンドが終了し、両者ともダウンなく試合が続いた場合はジャッジ判定。
ジャッジは「相手に与えたインパクト」「命中精度」「ファウルの有無」などをポイントとして採点する。
安全性をめぐる議論
スラップファイトは、見た目のインパクトが強く、一瞬でKOにつながる危険性もあることから、脳へのダメージや健康面への懸念が常に話題になります。ダナ・ホワイトは「パワースラップは従来の無法地帯的なスラップファイトとは違い、厳格なルールや医学的チェックを設けて安全性を高めている」と強調しています。

とはいえ、競技としての歴史が浅く、長期的な影響を検証するデータはまだ十分ではありません。今後、大会運営が定期的に行われ、医療専門家との連携が進めば、より安全性が確保される可能性もありますが、格闘技としてのリスクはどうしてもゼロにはなりません。今後の発展と安全基準の整備に注目が集まります。

今後の展望

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日本展開に向けてダナ・ホワイトが意欲を示しており、MMAファンの多い国内でどのように受け入れられるかが注目ポイント。朝倉未来選手をプロモーターとして起用し次回のブレイキングダウンでの連携が決定しています。
安全性や選手の健康管理への議論が引き続き行われつつ、新しいエンタメとしてのポテンシャルを秘めているものの、今回の朝倉未来の動画はコメント欄が炎上する事態に。
パワースラップは「斬新な格闘技エンターテインメント」として話題を集める一方で、やはり危険度が高い競技であることは間違いありません。ダナ・ホワイトの目指す「ルール整備」と「大衆的なプロモーション」がどこまで両立できるのか、日本進出の成否を占う上でも大切なポイントと言えるでしょう。今後の動向から目が離せません。

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