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RIZIN5年連続参戦の格オタが選ぶブレキングダウン12”ベストバウト”ベスト3

過去最高の神回だったと言われている先日開催された、ブレキングダウン12。

breakingdown.jp

ケンカ以上格闘技未満の印象があってRIZINに毎年観戦に参加している格闘技ヲタの自分としては”PPVもを買うほどではないなー”というやや否定派でしたが、メインカードにK1チャンピョンの安保瑠輝也とRIZINヘビー級のエーススダリオ剛が参戦すると聞いて流石に観戦しないわけには行かないと意を決して人生初のブレイキングダウンのPPVを購入するという流れに。結果的には今までのブレイキングダウンの興行の中で一番と言ってもいいほど好カードが多く本当に素晴らしい大会だったと思います。今回は全試合の中でベストバウトだと思う3試合をピックアップしてお届けします。

第3位:安保瑠輝也vsスダリオ剛

試合結果: 安保瑠輝也の勝利

この試合は昨年4月のSNS上での舌戦から始まった因縁の対決でした。(安保瑠輝也がMMAを罵倒)両者はSNSで罵り合いを続け昨年のブレイキングダウン11のオーディションで試合実現の動きがあったものの試合決定に至らず。その後ブレイキングダウン12のオーディションに登場したスダリオ剛・安保瑠輝也の話し合いにより契約問題以外の試合条件をクリア。ブレイキングダウン朝倉未来CEOとRIZINの榊原信行CEOの話し合いにより、ようやくカード実現となりました。

試合は1分3ラウンドで行われ、約40キロの体重差がある中での対決となりました。安保は強烈でスピーディーな攻撃を繰り出し、スダリオは効いていないといったそぶりを見せました。スダリオの一発のパンチに安保が吹っ飛ぶ場面もありましたが、3ラウンドを終えても決定的な差がつかず、観客の声援もありもう1ラウンド戦うことに。4ラウンドを終えても決着がつかず判定に持ち込まれ、手数の差が決め手となり5-0で安保に軍配が上がりました。スダリオは判定を聞くと首を振り、不服そうに引き揚げました。安保は「応援ありがとうございました。因縁から始まって闘わせてもらって、対戦できたことに関して、あんまりありきたりなこと言いたくないですけど、スダリオ選手ありがとうございました」​。

個人的にはもう少しスダリオ剛には距離を詰めて打ち合って欲しかったのですが、距離感を巧みにコントロールし、「当てるけどもらわない戦略」を徹底した安保瑠輝也選手の素晴らしい戦いだったと思います。いろんなリスクを背負ったスダリオ剛も素晴らしいファイターだと思いました。

第2位:井原良太郎 vs 冨澤大智

第22試合はバンタム級タイトルマッチで、王者・井原良太郎(28)と挑戦者・冨澤大智(26)が拳を交えました。試合は1ラウンドから白熱し、序盤は井原のパンチが冨澤の顔面に次々とヒットしましたが、30秒過ぎから冨澤が左足のカーフキックで反撃し、猛ラッシュを仕掛けました。延長戦に突入すると、井原が持ち前のパンチ力で優位に立ち、右ストレートが冨澤を捉えました。冨澤はダウン寸前まで追い込まれましたが、レフェリーはダウンを取らずに試合続行。最終的に井原が5-0で判定勝ちを収め、初防衛に成功しました。試合後、感極まって涙を流した井原は「俺が負けると言っていたヤツ、バーカ! いい殴り合いだったでしょ」と胸を張って語りました​。

試合後インタビューにも現れなかった冨澤大智。まさか格下だと思っていた井原に完敗とも言える内容で負けたら引退を口にしていただけにショックや絶望なのは分かりますが、CEOの朝倉未来でさえクレベルやケラモフに負けたときも潔く試合後インタビューを受けて思いを吐露してたのだからここはしっかりと負けても語ってほしかったです。真剣に勝負し合った試合に見えましたし冨澤大智というファイターの価値を下げるような内容ではなかったと個人的にはエールを送りたいです。それにしても、プロ格闘家の冨澤大智相手に完勝した初代ブレイキングダウンチャンピョンは本物の実力かもと思わせる試合でした。

第1位:ジョリー vs YUSHI

個人的に今大会最大のアップセットであり衝撃だったのがジョリーvsYUSHIの試合でした。ジョリー自体過去のブレイキングダウンで高いキックボクシング能力があったのは、折り紙付きでしたがMMAをルールにおいてもRIZINに多数参戦していたYUSHI選手をここまで圧倒したのには本当に驚きました。

第17試合は、RIZINファイターのYUSHIと、RIZINを目指すと豪語するジョリーがMMA完全決着ルールで対戦しました。オーディションでジョリーがYUSHIを呼び寄せ、「YUSHIの首を持って榊原さんに直談判しにいきたい」と挑戦状を叩きつけたことが、この試合の始まりでした。YUSHIも「おまえじゃ俺の代わりになれねーぞ。そう簡単に勝たせねーぞ」と応戦しました。

試合は無制限マッチとして行われ、ジョリーが終始圧倒的な攻撃を見せました。左膝の一撃でYUSHIをフラつかせた後、飛び膝で決定的なダメージを与え、YUSHIは勢いよくケージに叩きつけられ、グッタリとした状態になりました。ジョリーの強さが際立ち、YUSHIを完膚なきまでに打ちのめした試合となりました​ 。

圧勝ともいえる1回KO勝利を飾ったジョリーは、試合後のマイクで「未来さん、榊原さんのところに一緒に行って直談判いってくれますよね?」と呼びかけました。朝倉未来は「OK」とサムズアップし、ジョリーは飛び上がって喜びました。本大会は「ABEMA PPV」にて視聴できます。

ジョリーの圧倒的なパフォーマンスにより、RIZINへの道が開けることを期待させる一戦でした。

ブレイキングダウン12は様々なジャンルの激闘の連続で観客を大いに魅了しました。ジョリー vs YUSHIの試合を筆頭に多くのドラマと感動が詰まった大会となりました。ジョリーの圧倒的な勝利はRIZINへの道を開く可能性を高め、彼の今後の活躍に期待が寄せられます。また、井原良太郎がバンタム級タイトルマッチで見せた技術と精神力、安保瑠輝也が無差別級で体格差を克服して見せた戦いぶりなど、選手たちの熱い闘いが続きました。次回のブレイキングダウン13か12.5も、さらなる名勝負を期待しています。