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夜景紅葉をM型ライカで撮り切る難しさと自分なりの最適解とは【ライカQ】【ライカM10】【カメラ】

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(Leica M10+ Noctilux 50mm F0.95 ASPH.)

紅葉は日本の心だと思う。さじゃんです。冬直前の晩秋を迎えた我が国日本ですが、新型コロナウイルスの感染者大幅減ということで各地で紅葉イベント等が再開しているかと思います。今日は過去に自分が撮影した、夜景紅葉をお届けできればと思います。昼間の撮影と違い難易度がぐっと上がる夜間での撮影。紅葉を綺麗に撮るにはどのようなコツが居るのでしょうか。自分なりに考察してみたいと思います。

手ブレ対策をどう考えるか

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(Leica Q Typ116)

紅葉に限ったことではありませんが、夜景やイルミネーションの撮影は光量が圧倒的に不足しているため現代のデジカメにとって一番の敵は

シャッタースピードの減少による手ブレ

となります。ですが、ご存知の方も多いかと思いますがもう一度おさらいすると写真撮影とは

”ISO感度×シャッタースピード×絞り”

の相関関係に寄って成り立っており、こうした設定を全自動で行っているのが現代のスマホでありコンデジだったりします。車に例えると、EVや自動運転車に近い技術だと思います。しかし、テスラ車が夜間の自動運転中に事故を起こした事案を見るつけ雨天時や夜間など”人間の補正”が必要な瞬間もまだまだ多くあると考えております。

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(Leica Q Typ116)

話をカメラに戻しますと、夜景は入力される光量が圧倒的に不足しているため光&映像を焼き付けるためにISO感度を上げるかシャッタースピードを下げるか、今回多数登場するLeicaの真骨頂である【人の目よりも明るいレンズ】であるノクチルックスであるとかそうした工夫が必要になってきます。LeicaのMシリーズは基本的にマニュアル撮影のカメラでありシャッタースピード、ISO感度こそ自動に任せることができるもののピント合わせ、露出、絞りは基本的に自分が決めなくてはなりません。

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(Leica M10+ Noctilux 50mm F0.95 ASPH.)

紙ピントなどと形容されるこちらのノクチルックスはF値がまさかの0.95であり、当時は世界で一番明るいレンズと言われておりました。以前当ブログでもこのレンズにフューチャーした記事を書きました。

Noctiluxというドイツ語自体に「夜」とか「夕闇」みたいな意味がありますので世界最速のライカレンズの真骨頂は光量の足りない夜にこそ生きると思い、夜景や夜間撮影にこのレンズを多用することが多いです。こうした神秘的で被写体深度が相当浅くピント合わせも至難の業である、トレードオフを受け入れなくていけません。ボディ内手ブレ補正が全く無いライカMシリーズと被写体深度激浅のノクチルックスシリーズの相性は必ずしも最良とは言えませんwもはや最悪です。だからこそ、難しい条件を乗り越え撮影が成功したときにはスマホやコンデジには到達できない妖艶な写真を吐き出してくれる組み合わせだったりして個人的にはM型ライカ最高峰の組み合わせだと思っています。三振かホームランかまさにall or nothing。

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(Leica M10+ Noctilux 50mm F0.95 ASPH.)

三次元的といいますが、VRのような立体感を感じるノクチルックスの成功例。真紅とは言えない赤と幾何学的に伸びた枝を難しい条件ながら描ききった、M10とノクチルックスの描写力は素晴らしいとしか言えません。しかし、カメラに頼り切るのではなく自分的にも工夫はしました。

・ISO感度をざらつかないレベルまで予め上限を上げておいた

・シャッタースピードは自動

・F0.95で絞りはド開放

・M10の連写モードで同じ構図を最低3枚は撮る

・両手とおでこで強烈な3点固定意識

難しいようで簡単な工夫で7割弱ぐらいはピント合わせも出来て、手ブレせず思ったような光量で撮影することが出来ます。

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(Leica M10+ Noctilux 50mm F0.95 ASPH.)

これが分かれば、あとは構図や被写体のバランスに注意するだけ。もっというCanonやNikonのボディ内手ブレ補正付き一眼レフ(普通は搭載されてますよねw)であればもっと楽に撮れるのでここまでの技術や集中は要りませんwしかし、マニュアルカメラだからこその学びも沢山あり自分で設定すると写真を写すというロジックそのものを深く理解できたりもするかと思っています。

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(Leica Q Typ116)

逆にライカQ(ライカQ2)のようにレンズが交換できないものの、手ブレ補正も搭載されており28mmという使いやすい広角レンズが装着されていますので主題を絞らないこのような遠影夜景は得意分野だと思います。いつもよりも手ブレを気にしてシャッターを切ればライカQ2(ライカQ)がすべてを描写してくれますw

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(Leica M10+ Noctilux 50mm F0.95 ASPH.)

本格的な作品作りでもない限りの個人的な夜景紅葉の最適解は、

・スマホやiPhoneの夜景モードが優秀

・ボディ内手ブレ補正付きカメラのISOを上げる

・可能な限り明るいレンズを使う(F1.4以上が望ましい)

なんだよ、これだけ語ってスマホかよwという突っ込みもあるかと思いますがセミプロ写真家からみてもそれほどまでに昨今のスマホカメラは非常によく出来ており一般の方がSNSに投稿しようとするならば大抵の場合はiPhoneのカメラかハイエンドのアンドロイドスマホで事足りてしまいます。

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(Leica M10+ Noctilux 50mm F0.95 ASPH.)

しかし、一眼レフで撮ってみたい!M型ライカでと考えるユーザーの方は今回お伝えした注意事項を踏まえたレンズ選び、カメラ選び、ISO設定などは効いてくるかと思います。自分はフィルムも撮影するのでISOが自由に変えられるというだけで幸せに感じてしまいますが、(フィルムはISOがロールを撮影し切るまで変えられない)Webでたくさんの人に見て頂くレベルの写真技術は難しこと無く撮影できる時代が到来したとも言えるかと思います。あとはLightroomでの現像技術が現代の写真家に求められる能力なのでは?と思っていたりもします。みなさんも、過ぎゆく秋を惜しみながら近くの公園の紅葉撮影にチャレンジして頂けたらと思います。