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地方と都心で感じた”味の格差”の正体とは【コラム】【ミシュラン】

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レビュー記事がメインの当ブログメディアである本能ブログですがブログ開設当初は私CEOである私さじゃんの好き勝手書き綴る”コラム”も投稿したりしておりました。で今日は、仕事で地方と都心を行き来するうちに感じた地方と都心の格差についてお話してみたいと思い筆をとってみました。

日本は”東京”と”それ以外の地域”の合衆国である

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月に一度東京と地方とを行き来していますが、格差というか落差というか”違い”を感じながら生活しています。まず何が違うかというと、炎上を恐れずに言うなら

文化的デジタル的発展のスピード感

にあるのかなと。地方と言っても括りが難しいですが、政令指定都市ほどの大きさの地方都市の都心に住まわれている方の感覚は大きく都民と変わらないかと思いますが、そうした地方の中心地を離れた地域(※今回東京と比較するエリアです)の住民は

未だにレンタルDVDで映画を視聴したりCDや漫画をレンタルしている

生活をしています。

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人の生活とは知らずしらずのうちに”文化的娯楽”と密接に関わりながら生きています。音楽を聞いたり映画を見たりドラマ作品を見たりしますが、こうしたコンテンツを入手する手段が2021年配信&サブスクリプション全盛の昨今にあって地方においてはNetflixやSpotifyを知らない層というのが都会の(都心の)みなさんが想像するより多いとという認識を持って頂けたらと思います。

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形に残したくて製本の漫画を買う、アーティストの思いを感じたくてあえてCDを買うということではなく気軽に文化に触れられるのに平成のやり方から完全に脱却できていない地域が確実に日本に存在しているということをまずは触れて置きたいと思いました。個人的経験や感覚に基づくお話をさせて頂くと、スマホやタブレットなどのハードウェアは2~3年のズレで地方に浸透しYouTubeやTik Tokなどのソフトウェアの浸透度は1~2年かかって認知されていくイメージにあります。善し悪しを言いたいのではなく、

地方と都心でこれだけの差があり違いがある

という事を特に東京や都心に住まわれている方にお伝えしたい前提だったりします。その他明確に違うと思ったのは”電子マネーの普及率”で2020年現在ミッドタウン日比谷のTOHOシネマズ日比谷のポップコーン販売のレジは”9割のレーンが電子マネー専用・1割が現金のみ”のレーン構成になっております。

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都民はこの事を不思議と思わないと思いますが、某東北の地方都市のシネコンは電子マネー専用レーンそのものが存在しません。つまり、スマホがキャズムを超えて完全に普及しても本来であればそれらに付帯する電子マネー決済が地方においては追いついていないのです。東京と地方を定期的に行き来するとこれほどまでに同じ日本でありながら違うのかと、

・東京メトロで8割の人がスマホを持っていた時期に地方では半分以上がガラケー

・電子マネーで7割の都民が少額決済をしている時期に半分以上が未だに現金

こんな光景を見るにつけ、日本とは東京と(23区)それ以外のエリアの合衆国なのではと思うぐらいデジタル的文化的発展度の違う人たちで構成された国なのかもしれないと思うようになりました。

美味しくない店が繁盛する地方特有の謎の現象

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(写真と本文は関係ありません)

一度だけではなく複数回遭遇したことのある現象なのですが、日本海側のY県の某市に出張に行ったときのことでした。県庁所在地からも遠く離れた街でして、観光地としても有名なエリアではなく民宿のようなビジネスホテルに宿泊することに。せめて、食事だけでも当地の美味しいものか現地の有名なレストランでと思いネット検索すると、”有名シェフが振る舞う〇〇産の野菜を使った本格イタリアン”と銘打たれたお店を発見。グーグルやレビューサイトの口コミ点数も4.0と悪いわけではなさそうなので行ってみることに。HPにて高級感を謳い価格設定も高い割にまず、

店内店外がありえないぐらい古くセンスのない建物

でした。もっと驚くべきことにこの古く全くブランディングがなされていないお店に対して

当地の人間たちは皆一張羅で登場

し繁盛していたことでした。これには都内在住の自分は軽いカルチャーショックを覚え、”この雰囲気ならカジュアルな服で良いのでは?”と思ったりもしましたが。

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(写真と本文は関係ありません)

気を取り直して、ここまでHPで盛大にブランディングをし現地の方々も一張羅で登場するレストランなのだから【味】の方はさぞかし美味しいのだろうと期待して待っていました。しかし、やや繁忙期だったこともあり満席の店内の影響もあってなんと最初の料理が運ばれてくるまでに要した時間はなんと”40分”。大人な自分ならいいのですが、小さな子供は完全に飽きてしまう時間です。飛び込みで行ったのなら自分も悪いのですが予め電話で予約しコースをお願いしてこの感じ。すでに嫌な予感が。。。店員さんも若くすべてバイトで構成されているようでしたし、隣のお客さんがワインについて質問しても毎回厨房に戻って返事する始末。東京でこれほどの金額のコースならありえない接客だとも思いました。それでも、提供時間・サービス対応をが平均以下でも味はきっとと思っていたのですが。。。

提供されるイタリアンが街の普通のイタリアン以下の品質

でした。コシのない茹で方をされたパスタ、水気が異様におおいリゾット、ドレッシングの味がしないサラダ(素材を売りにと書いてはありましたが)、糖度が極限まで引き上げられたクリームブリュレと数々レストランレビューを書いてきた自分ですが、

値段と味と接客と客の入りが全く釣り合っていない

と怒りを通り越して悲しみにも似た感情に。しかし一番驚くべきことは、この程度のお酒と料理で”通ぶって”シェフを呼んでわざわざ賞賛する客がいたということ。

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(写真と本文は関係ありません)

この光景には流石に目を疑いましたが、たどり着いた一つの結論があります。

この地域の人間は星を獲得するような”本当のレストラン”を知らないのだ

と。知らないからこのレベル感が称賛されるし本物を知らないびっくりドンキーみたいな店内なのに謎のドレスコード縛り等々、同じ日本なのに外国に来たかのようなショックを受けました。これが過去最大級に驚いた地方の自称高級イタリアンを名乗るレストランで遭遇した事件でした。このような事例が1件だけなら自分の思い込みや主観が入りすぎてるなと思ったりもするのですが、某M県S市に仕事で行った別の経験談も今回のお話に通じるような経験をしました。

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(写真と本文は関係ありません)

そのS市は港町で完全にオワコン化したよくある地方都市なのですが海産物が有名だったりしてお寿司の名店が多く存在する街でした。本来であれば評判のよい寿司を選択すればよかったのですが仕事の時間の関係上、地域唯一のホテル(かなり古いが当地の会合や葬祭に使われれるレベル感)の中華料理屋さんに行くことに。ここも現地のスタッフからの提案で評判は折り紙付きでしたので行ってみることに。平日の12時前なのにこれまた大行列で期待が高まります。ホテルの中華料理屋さんですから、古いものの個室で円卓部屋があったり間仕切りがされていて整理されている印象は受けました。”一番人気”と銘打たれた五目中華焼きそばを注文、一緒にとすすめられた点心の春巻きも一緒に注文しました。まず驚いたのが提供実績で満卓なのにもかかわらず、オーダーから約5分程度でのスピード配送w最初隣のお客さんでは!?とウエイターさんに聞いたぐらいのスピードでびっくりしました。そのさらに1分後に春巻きも登場。

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(写真と本文は関係ありません)

早く提供されることに悪いことはありませんので早速いただくことに。食べてみてさらに驚愕したのが

高速のSAの中華焼きそばのほうが美味しいかも感の普通さ

セブンイレブンの五目中華焼きそばのほうが3倍以上美味しいと感じました。いや普通でいいのですがこの街唯一のホテルで冠婚葬祭にも使われるホテルのレストランのレベル感がこれかと。しかも春巻きの方も食べてみましたが

確実に業務スーパー物を揚げただけ

といった食感と味。春巻きの具材があれほどまでに味がしなかったのは初めてかもしれません。ファミマのホットスナックの春巻きのほうが格段に美味しいと思いましたw生きていてばたくさんのレストランを訪れていれば所謂アタリ、ハズレがあるのは分かっていますし”値段に見合ったクオリティ”を自分の中で基準として持っているつもりです。しかし、この街唯一のホテルの中華焼きそばと春巻きも値段に見合ったクオリティとは言い難く今回も驚かされたのが並んでまで食べに来ている中高年で殺到しているという事実。先程のイタリアンといい空いていればまだ納得もできるのですが混んでいてこのクオリティだと自分の中では整合性が取れないのです。このレベルの中華屋さんなら23区であれば長期政権は望めないと思いました、正直に。

食文化の成熟度が格差の正体か

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低レベルのサービスや食事を提供する側にも問題はありますが、このクオリティを称賛している人たちがいるのもまた事実でなぜこんなことが違う県違う都市で2020年代である今も日本で起きているのか考えてみました。

ー都市(都内)ー

・ミシュランスリースターレベルが沢山存在する

・高額でなくともビブグルマン的なレストランも気軽に存在する

・ミシュラン系じゃなくても良質なレストランが多数存在

・品質と価格があってないと淘汰される

・”味”に対する要求度が高い傾向

・店員の接客に対する要求度も高いかも

・無意識に美味しいものと価格のイメージができている

・同じ品質でも銀座&六本木的な土地代が入る場合がある

 

ー地方(政令指定都市以外)ー

・良質なレストランの母数自体がかなり少ない

・そうしたレストランを求める人も少数

・外食する文化が希薄

・品質と価格が合ってなくても存続可能

・”味”対する要求度が低め

・”味”の基準が不明確に

・接客の品質を気にする人が少ない

・美味しいものと適正価格がイメージできない

簡単にまとめるとこんな感じで、もっと簡単に言うなら

本物を知らないから低レベルのコンテンツを称賛する

という非常に悲しい現実がこの格差の正体なのだと、自分の中では結論づけました。地方を馬鹿にする東京を称賛するということを言いたいのではありません、同じ日本において同じ10000円の食事の価値がここまで大きく違うのかと驚いてしまったのです。競争激しい23区内と新規店舗がまずオープンしない限界地方では”食文化”の成熟度や水準が上がっていかないのは当然ですし、競争が起きなければ品質は下がっていく一方でこれはレストラン業界に限ったことではないので皆さんも理解しやすいかと思いますが。まとめると、都内や都心の感覚で同じクオリティの料理は同じ料金帯では出てこないリスクが有ることや行列や評判店であってもその地域を”寡占”しているようなレストランでは人気は全くもって当てにならないこと。この2つが言えるかと思いました。地方で大やけどをしたくなければ、関東にも進出しているチェーン店が確実です。(静岡で人気の【さわやか】みたいなチェーンもいいですね。)

都内近郊や都心に住んでいると見えにくくなっている感覚をなんとか文章化してみましたが地方を馬鹿にしているとかではなく地方と都心の”違い”を少しでも感じていただけたら幸いです。