好きな食べ物は子供の頃から大して変わらないトモGPです。横浜の老舗ホテル”ホテルニューグランド”、以前このホテル内にあるレストラン”ザ・カフェ”にて名物の絶品シーフードドリアをいただいた記事を書かせていただきました。
そんなホテルニューグランド”ザ・カフェ”にて今、期間限定で”大人のお子様ランチ”なるものを食べることができるとの情報をゲットしましたので今回再訪してまいりました。
港町横浜の玄関口”ホテルニューグランド”
過去記事でも紹介した1927年に開業して以来横浜の歴史と共に歩んできた老舗のホテル”ホテルニューグランド”、その風格と気品溢れる佇まいのこのホテルはロケーションも含めハマっ子である自分が最もおすすめしたい横浜の名所でもあります。
ホテル正面入り口の回転扉（いまは自動ドアに）や、
入ってすぐ正面の大階段や、西洋と和が混ざり合った非常にクラシックな照明や内装のデザインは日本の歴史ある建造物の中でも唯一無二。
さらにまるでどこかヨーロッパの国にでも迷い込んだかの様な優雅な中庭や、
ホテルの歴史に関する展示など、宿泊や食事をしなくとも建物内を歩き回るだけでも見どころが満載のホテルなのです。しかしただふらっと遊びに行くのも良いのですがせっかく予定を立てて訪れるのであればこれから紹介するレストランなどでぜひお食事なんかも楽しんでいただきたいと思います。
シーフードドリアやナポリタン発祥のレストラン”ザ・カフェ”
今回再訪したホテルニューグランド”ザ・カフェ”は、今や洋食屋の定番メニューでもある「シーフードドリア」や「スパゲッティナポリタン」さらには「プリンアラモード」の発祥の地と言われ、地元の人達だけではなく遠方からもそれ目的で訪れる人も多いので有名なお店です。
久しぶりに訪れた”ザ・カフェ”は平日の14時という昼時を外した時間帯にも関わらず大混雑、約30分程待ってからの入店となりました。新型コロナウィルスによる規制が緩和されたこともあり横浜を訪れる観光客も再び増加傾向にあるとのことですので、待ち時間が苦手な場合はお昼も予約可能ですのでとりあえず2週間以上早い段階での予約をおすすめします。
そして今回の人気の秘密はやはりこれ、ありました”大人のお子様ランチ”です。しかもこれただ単純に大人用にアレンジされた”お子様ランチ”ではなく、なんと先ほども記した”ザ・カフェ”発祥であり大人気メニューの「シーフードドリア」「スパゲッティナポリタン」「プリンアラモード」全てを一度に楽しむことができる豪華仕様になっているのです！ランチ限定ではなく営業時間中であればいつでも頼めるのは嬉しいところです。
広々とした店内は落ち着いた雰囲気なので賑やかなお店が苦手な人でも安心です。
この伝統の3品をまとめて楽しめるなんてワクワクしますね！”大人のお子様ランチ”というネーミングも絶妙だと思います。ちなみに”お子様ランチ”に関しましてはこのホテルが発祥ではなく日本橋三越と松坂屋上野店がルーツとのことでした。
大満足の”大人のお子様ランチ”
そうこうしているうちにまずはスープから、じゃがいものポタージュの到着です。王道のコーンポタージュではない少し捻りの効いたスープ、自分はどちらかといえばコーンポタージュの方が好きなのですが飲んでびっくり、トロッと濃厚でありながら飲みやすく、じゃがいもの香りがどこまでも続く様な味わい。チーズの風味もプラスしてこの後のメインに向けて食欲増進効果もバッチリです！
そして本日の主役”大人のお子様ランチ”の登場です！ちゃんと旗まで立ててあるところがちゃんと”お子様ランチ”してます。お腹もペコペコですので一気にテンションが上がってしまいます。
左からスパゲッティナポリタン、シーフードドリア、ハンバーグ、そしてポテトやブロッコリー、ハニーキャロットまでついているのがなんとも嬉しすぎます！１つつづ見ていきましょう。
当時の2代目総料理長が、進駐軍が保存用のスパゲッティにケチャップを絡めて食べている姿を目撃し、それをヒントに創作されたのがこの”スパゲッティナポリタン”です。いまや当たり前の様にあるナポリタンにはそんな秘密が隠されていたのです。ナポリタンといえばケチャップですが、本家ナポリタンはトマトペーストがベースになっています。しかし味はもちろん王道のナポリタン、マッシュルームとベーコンといったシンプルな具材にしつこくない味が食べやすくてまた良いのです。ぜひ今度はフルサイズを食べてみたいと思いました。
そしてこちらは”シーフードドリア”、過去の記事でも紹介しましたが体調の悪い宿泊客のために考案された料理として生まれたのが始まりのメニューです。喉越しが良くこちらもナポリタンに続き非常に食べやすい料理で、とにかくエビをはじめとしたシーフードがふんだんに盛り込まれているのが特徴の一つ。そしてそれは”お子様ランチ”用のサイズになってももちろん健在です。バターライスとクリームソースのやさしい味わいは病気でなくとも毎日食べたくなるほどです。
お子様ランチといえば欠かせないのがハンバーグステーキ、こちらも小振りながら一才の手抜きは無し。ナポリタンやシーフードドリアに負けない存在感と味は間違いなく食べる人の舌を虜にすることでしょう。伝統のメニューも惜しみなく乗っけてしまう気前の良さにも本当に驚きです。
「全体的に何だか物足りなさそうだなぁ」とお思いのみなさん、ご安心を。実は自分もはじめはそう思っていましたが全くそんなことはなく、全部食べ終わる頃にはお腹もいっぱいの大満足。期間限定ではなく通常のメニューとしても定着してくれればなぁなんて思ってしまいました。
さすがに”プリンアラモード”とまではいきませんが、ちゃんとデザートにプリンまでついているという至れり尽くせりっぷり。洋食屋さんの硬めのプリンはコクと甘味のバランスが絶妙で、苦すぎないカラメルソースがめちゃくちゃ自分好みです。
横浜の歴史をまとめて味わうことのできるこのメニューは5月いっぱいまで食べられることができます。みなとみらいや中華街とはまた違った横浜をみなさんもぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。
