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伝統のドリアが登場!横浜の歴史を刻むホテルニューグランドで味わう大人のランチ

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本能ブログの横浜情報担当、トモGPです。今までも自分の地元横浜の見どころをお届けしてきましたが、2022年も引き続き有名どころからディープな部分まで色々な情報をお届け出来ればと思っておりますのでよろしくお願い致します!というわけで今回はこちら、横浜の伝統と歴史を刻むホテルニューグランドのランチを紹介していきたいと思います。

ホテルニューグランド

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テルニューグランドはみなとみらいの喧騒から少し離れた海沿い、山下公園の真前という絶好のロケーションに位置します。

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正面には東京湾を臨む山下公園が広がり、

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すぐ後ろには日本でも最大規模を誇る横浜中華街と各国の文化が入り混じるこの場所でホテルニューグランドは1927年(昭和2年)に設立されました。ただし老舗ホテルといってもここ横浜は港街、西洋の文化が色濃く残る街なので建物の写真を見ていただければお分かりの様に、その外観はヨーロッパ調の非常にクラシカルな雰囲気の建物になっています。

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1991年には隣に地上18階建ての新館が開業しましたが、やはりホテルニューグランドの”顔”といえば旧館のこの正面玄関です、宿泊においても未だに旧館の方が人気なことからもこのホテルが長い間多くの人に愛されていることが伺えます。しかしこの写真だけを見てみるとまるでヨーロッパやニューヨークの街並みの様に綺麗ですね。

港街の変化や移り変わりを見続けてきたこのホテルは国際都市横浜の玄関口、そして迎賓館として今現在でも世界中のVIPを迎える施設として日々活用されています。イギリス王族をはじめチャーリー・チャップリンやベーブ・ルース、ダグラス・マッカーサーなど錚々たる歴史上の人物が訪れていることからもこのホテルの確かな格式を感じ取ることが出来ます。

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創業当時から力を入れているレストランはこれまでに数々の名店の料理長を輩出し、今現在も日本の食文化に大きな影響を与え続けています。そしていまでは洋食の定番メニューとなっているドリア、ナポリタン、プリンアラモードはなんとこのホテルニューグランドが発祥の地とされているのです!そんなメニュー達を気軽に楽しめるホテル内のレストラン、ザ・カフェを今回訪れてきました。

ホテルニューグランド  ザ・カフェ

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ザ・カフェはホテル内に点在するレストランの中でも一番人気で、先ほどお話ししたホテルニューグランド発祥のメニューであるドリア、ナポリタン、プリンアラモードを気軽に楽しむことが出来ます。ホテルの入り口を入りまず目に飛び込んでくるのがこの大階段、ホテルの歴史を物語る様なこの正面の大階段は二階のフロントロビーへ続きます。大きな見どころでもあるこの階段、パッと見は全てが西洋建築の様に見えるのですが、エレベーター上に描かれた天女や壁の彫刻、そして天井から下がるランタンのデザインなど実は良く見ると東洋の文化のテイストが色濃く盛り込まれているのです。ちなみにカーペットの鮮やかなブルーはニューグランドブルーと呼ばれホテルを象徴する色でホテルの至る所で目にすることが出来ます。そんな大階段のすぐ左側にザ・カフェの入り口はあります。

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ケーキなどの販売も行われているお店の入り口です、ランチからディナーの時間帯まで入り口付近にはいつも大勢の人が順番待ちをしているイメージですので、あまり待ちたくない方は予約することをオススメします。ちなみに電話受付のみですが予約はランチの時間帯から可能です。

www.hotel-newgrand.co.jp

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店内はソーシャルディスタンスを確保出来る様に座席数を少なくしており、もともと広い店内がより広く感じます。一階の通りに面しているので壁一面の窓から多くの光を取り込み店内は非常に明るい雰囲気、座席もゆったりしているのでついつい長居してしまいそうですね。

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現在メニューは感染防止のためスマホでQRコードを読み込むタイプになっています。

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メニューの中でも特に人気のシーフードドリアとホットコーヒーを注文しました。デザートとしてプリンアラモードも魅力的だったのですがなかなかの量ですのでそれはまた別の機会にw。ちなみにこのメニューに記載されている説明によると、このシーフードドリアは元々はは体調を崩したお客様のために初代の総料理長が即興で作った料理である”シュリンプドリア”が好評を博したことが始まりとされているとのことでした。たまたま起きた偶然で生まれたメニュー、こういうエピソードを知るととますます料理が楽しみになりますよね。

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そしてお待ちかねのシーフードドリアがこちらです。特に奇を衒うようなことはなくその見た目はあくまでスタンダード、バターライスの上に海老のクリーム煮を乗せその上にホワイトソースとチーズをかけオーブンで焼く、昔からのレシピを大切に守り続けている伝統の一品です。チーズの香ばしい香りが食欲をそそります。

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ドリアというと熱々でテーブルに運ばれてきても冷めるまでなかなか食べられないイメージがあります。しかしこのお店のドリアの温度はその辺りの配慮しっかりなされていて、器は当然熱いのですが料理自体は最初から美味しく食べられる熱さで運ばれてきます。早速いただきましょう。

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まず一口食べていただければわかる豊かな海老の風味、ホワイトソースの下にたっぷりと敷かれた目にも鮮やかな海老のクリーム煮がそれ単品でも十分に美味しいホワイトソースをより奥深いものへと変化させます。バターライスとの相性もバッチリでスルスルと喉を通っていきます。見た目とは裏腹のさっぱりとした風味と食べやすさ、始めはピンとこなかった”体調を崩されたかたのために作られた料理”というのが食べてみてめちゃくちゃ腑に落ちました。そして驚きなのがシーフードの量!どこからスプーンを入れても必ず海老やホタテなどのシーフードにぶちあたる程ふんだんに敷き詰められていて、そのどれもがプリプリと歯ごたえがしっかりして厳選された素材であることが実感出来ます。

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もちろんお好みに合わせて追いチーズも。ドリアといえばもはや大衆料理でコンビニのお弁当コーナーでも買うことが出来るくらいです、しかし同じ料理でも素材と調理法が変わればここまで違うものを作ることが出来るという料理の奥深さをまざまざと見せつけられた様な気分になりました。

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横浜の歴史とともに歩んできた伝統料理の味は、決してグルメではない自分の舌でも実感出来る程の美味しさでした。みなとみらいなどのキラキラした街だけではなく、このホテルのように五感で歴史を堪能することが出来るのもまた横浜の魅力です。少し足を延ばすだけで賑やかな横浜とはまた一味違う横浜を体験することが出来ますのでぜひ皆さんも一度訪れてみてはいかがでしょうか。