ジャンクフードが大好き、トモGPです。子供の3大好物といえばカレー・ハンバーグ・スパゲティーですが何を隠そうこれは自分にとっても大好物だったりします。その中でも時折無性に食べたくなってしまうのがキングオブジャンクフードである"ハンバーグ"、特に繋ぎをほとんど使用しない牛肉100％の肉肉しいタイプのものなんてたまりませんよね？というわけで今回は神奈川県を代表する絶品ハンバーグ店「ハングリータイガー」を紹介したいと思います。
元祖牛肉100％のハンバーグ ハングリータイガー
牛肉100％のハンバーグを提供するお店は多く存在しますがその中でもとにかく有名なのは静岡のハンバーグ店「さわやか」です。
静岡を中心にチェーン展開をしているいわゆるご当地グルメの代表格でもあるのですが、その人気と知名度はもはや全国レベル。特に東京神奈川に最も近い御殿場プレミアム・アウトレット店や御殿場インター店などは休日ともなれば3時間待ちは当たり前の大人気店だったりするのです。
一方こちらも名店、東京は渋谷のハンバーグ店「ゴールドラッシュ」。多くの有名人が好物と公言するゴールドラッシュのハンバーグはあのキムタクも愛してやまないハンバーグとしても有名で正に渋谷のNo.1ジャンクフードと言えるでしょう。
そしてその隣り神奈川県を代表するハンバーグ店が今回紹介する「ハングリータイガー」です。
ハングリータイガー
先程紹介したさわやかやゴールドラッシュの様にハングリータイガーは神奈川県を中心にチェーン展開をする老舗のハンバーグ店です。そしてこの３店舗に共通する、
・ハンバーグは牛肉100%で繋ぎをほぼ使用しない
・熱々の状態でテーブルに運ばれて来て店員さん自らが切り分けてくれる
というスタイルを最初に確立したのが実はなんとハングリータイガーであると言われているのです。
ファミリーレストランの元祖ともいえる第一号店
（公式HPより）
ハングリータイガー一号店は横浜は保土ヶ谷の見晴らしの良い丘陵に建っていて、高速道路の横浜新道を走っているとよく目につくのでご存じの方も多いかと思われます。しかしいざお店に向かうとなると決してアクセスが良いとはいえないこの立地、それまでの日本のレストランのコンセプトに無かったお店がこのハングリータイガー一号店となる保土ヶ谷本店なのです。
（公式HPより）
アメリカの大学でレストラン経営学を学んだ創業者が帰国後、やがて日本にもクルマ社会が来ることを予見して1969年に作ったレストランがこのハングリータイガーなのです。日本の元祖ファミレスとも言われている”すかいらーく”が我が国の外食産業の始まりとされていますが、実はその1年前にハングリータイガーは登場し外食産業の先頭を走っていたのです。しかしあくまでハンバーグ・ステーキ専門店であったためファミリーレストランとはカウントされていなかったとのことでした。そしていまではよく見られる俵型のハンバーグを炭火で焼き熱々の鉄板で提供するというスタイルの元祖もなんとこのハングリータイガーなのです。
ハングリータイガー保土ヶ谷本店
見晴らしの良い場所に建つハングリータイガー保土ヶ谷本店です。
このようにすぐ脇には横浜新道が走り高速道路からもお店の赤い看板はよく見えるのですが意外とアクセスは悪いのですw。
洋風な佇まいの建物は修繕を重ねているとはいえ非常に年季が入っていて雰囲気は抜群です。
入り口を入ると広い店内を一望することが出来ます。広々とした空間に非常に高い天井、表の景色も含めて非常に解放感のある店内です。
お店の真ん中に立つトーテムポールが店内のアメリカンな雰囲気を盛り上げます。この空間を1960年台に日本で作り上げた創業者のセンスにはただただ脱帽してしまいます。
厨房近くに一際目立つブースの様なものがあります、これがハングリータイガーのシンボルであるチャコールブロイラー（炭焼き台）です。
お店で提供されるハンバーグは全てここで焼き上げられます。ガスも電気も一切使用せず炭火100％で焼かれるので仕上がりもスモーキーなテイストになるのです。中から聞こえるジュウジュウという音がたまりません！
メニューには一応エビフライやチキンなどもありますがやはり基本はハンバーグかステーキ、なかでも看板商品であるオリジナルハンバーグステーキが一番人気のメニューとなっています。自分はダブルハンバーグステーキのチーズトッピングを注文しました。
座席にはこの様なナプキンが用意されていて、
いざハンバーグが届くときは油跳ねを防止するためこの様に広げてスタンバイしておきます。
さあ、いよいよハンバーグの到着です！
ジュウジュウ激しい音と共にアツアツのハンバーグがやってきました、油が跳ねない様にナプキンの端を胸のあたりまで持ち上げます。周りに立ち込める香ばしいお肉の香りがたまりません。
その状態で店員さんが手早くハンバーグを半分にカットしてくれます。
そして最後は鉄板の熱で断面を焼き上げてくれるのです。油が跳ねて熱くないか心配になってしまいます。
最後にソースをかけて完成です。この時は音も湯気もマックス状態ですので写真も湯気の熱気で真っ白ですw。この臨場感が伝わりますでしょうか！？
ようやく鉄板の状態も落ち着いてきたところでパチリ！さあ早速いただきましょう！
100％牛肉のハンバーグは歯応えも十分でこれでもかと言うほどのジューシーな味わい。そのままでも十分なほど肉の旨味が凝縮されたその味はまさにキングオブジャンクフード！デミグラスソースを絡ませればその美味しさはさらに倍増、ライスが進んで仕方がありませんw。
トッピングのチーズがまた良いアクセントとなりアメリカンジャンクフードな味わいをより演出してくれます。
付け合わせはソテーオニオン、ミックスベジタブル、いんげん、ベイクドポテトと全て自分の好物なのも嬉しいところ、お肉で脂っこくなったお口の中をさっぱりとさせてくれます。
その場で焼きながら食べてる感覚は体験としても最高なので結果としてより食欲を掻き立てられてしまうのかもしれません。焼き台で十分脂を落としてきたはずなのにこのジューシーさ。煮込みハンバーグかと思うほどのこのみずみずしさはぜひ皆さんにもお店で味わっていただきたいです。
初めはダブルじゃなくて一つで良かったかな？とも思いましたが気がつけばあっという間に完食、なんならライスをおかわりしても良かったくらいです。ありえない程の満足感と充実感、心の底から肉を食ったぞー！！という気分にさせてくれるハングリータイガー、皆さんも横浜にお越しの際にはぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
