アートホテル「BnA_WALL」が素敵すぎた【日本橋】【東京ホテル】

アンニョンハセヨ！本能ブログのアート番長、クリエイティブディレクターSILVERでございます。都内に住んでいてもホカンスが大好きで以前の本能ブログでも何回か取材してきましたが、今回はいつもはいわゆる高級ホテルとは少し違うアートホテルを紹介したいと思います。

取材のために色々検索して偶然見つけましたが、アーティストによる多彩なコンセプトが魅力的な面白いホテルだったので予約してみました。ホームページの作りもかなり凝っていて勝手にチェックインまでテンションが上がりました。

BnA_WALLは、東京日本橋にあるBnA HOTELが運営するアートホテルです。
ホテルだけではなく、制作／展示スペース、巨大壁画、カフェ／バー／ラウンジを併設し、「Play」「Work」「Life」「Creation」と幅広い活動を目的としたオルタナティブホテルです。

「変化を楽しむホテル」
施設のエントランスを開け、まず目を引くのがBnA_WALLを象徴する巨大壁画（WALL）です。

WALLはアーティストによって日々描き変えられ、タイミング次第では１階のラウンジより壁画の制作シーンをご覧いただくことが可能です。
完成した作品の展示だけではなく、アートホテルが変化していく過程をお楽しみください。

BnA HOTELは全客室がアート作品のアートホテルです。客室に絵を飾る／描くだけではなく、各客室ごとの床・壁・天井から家具に至るまでアーティストとこだわり抜いて作り上げる、世界でも類を見ないアプローチです。
BnA_WALLホームページより

HPからは色んなコンセプトのお部屋も見ることができましたが、今回は一番広い・なんと部屋の中に自販機がある「Daytime's Daydream」を予約。他の部屋のデザイントコンセプトもすごかったので気になります。

三越前から歩いていきましたが、ぱっと見マンションや事務所ぽい建物が多くてGoogleマップを見ながら「え？あれかな？」ってないました。ホテルというよりは外観は完全にビジネスビルです。分かりにくい看板でしたが、ホカンスに利用するような高級ホテルとまた違う雰囲気でワクワクしながらフロントへ。

１Fはラウンジになってクラブ風の空間になっていました。フロントはチェックインの時の部屋の説明を受けます。その後ソファのスペースでWelcomeドリンク（オリジナルのジンジャーエール）が提供されました。

チェックインカウンターから欲しいアメニティーをもっていくシステムでした。
使わずに捨てられるものも多いと思いますので自分的にはよかったと思います。
チェックイン手続きもタッチパネル式で、簡単にできました。

ラウンジから見える壁の絵とか毎回変わるみたいですし、ちらっと見えるB1の雰囲気がアトリエとか秘密基地に来た感覚でアート好きとしては嬉しかったです。

簡単に案内されてからは部屋へ。シンプルな各フロアーのドアには（まるで住居のよう）部屋のタイトルが書いてました。今回予約した「Daytime's Daydream」は一番広いし一つしかない部屋でした。いわゆるスイートルームです！

BnA_WALLのスイートルーム。
東京の風景の中に潜む”街の記憶”を追想する空間です。
それぞれ異なるユニークな凹凸をもったタイルが、青い釉薬で彩られ床一面に敷き詰められています。
これら数十枚のタイルは、その一枚一枚が、東京のどこかの路面や壁面を3Dスキャニングし、タイルを切削して再現された作品です。

劣化した標識文字や装飾、無作為に放置されたものたち、野良猫の足跡、、、。
タイルという形で保存された様々な痕跡を探し、手で触れたり足で踏んだり寝そべったり。広い空間は基本的に床で過ごすように設計されています。
“外で遊ぶ”ことをテーマとして掲げるアーティスト”EVERYDAY HOLIDAY SQUAD”によって、縁石や自動販売機、屋外用ゴミ箱など、本来屋外に設置されるものが室内に持ち込まれ、家具や調度品として生かされています。

街が体験してきた記憶に思いを巡らせながら、公園や路上で楽しむように東京の街の贅沢な夜をお楽しみください。。

BnA_WALLホームページより

部屋の説明通り、普通のホテルは違って床がタイルになっていました。東京の道をコンセプトにしたので道に落とした忘れものとか、自販機とか想像もしたことない組み合わせにびっくりでした。「BnA_WALL」ホテルは部屋自体は大きなアート作品ですので部屋の中にテレビが無かったですがデジタルデトックス的には癒される空間ではないかなと。