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京都の老舗喫茶店”イノダコーヒー”で味わう伝統ブレンド

食後は必ずブラックコーヒー、トモGPです。コーヒー好きであったりカフェ巡りが趣味の方なら、一度は"イノダコーヒー"の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。創業80年以上を誇る京都の老舗喫茶店で、「京都の朝はイノダコーヒの香りから」と言われるほど地元に愛された存在。今回は、そんなイノダコーヒーの歴史や看板メニュー、そして京都以外でも味わうことはできるのか?などイノダコーヒーの魅力をお届けしたいと思います。

創業の歴史と京都喫茶文化の象徴

www.inoda-coffee.co.jp

イノダコーヒーは昭和15年(1940年)、猪田七郎(いのだ しちろう)さんによって現在の本店所在地で創業しました 。海外産コーヒー豆の卸売業からスタートし、昭和22年に喫茶店を開業しています 。創業者の七郎さんは実は画家でもあり、ロゴマークであるコーヒー缶や赤いコーヒーポットのロゴマークはなんと七郎さん自身のデザインによるもの。80年経った今でも古びないそのロゴは、可愛らしくも新鮮で、イノダコーヒーの象徴的なシンボルとなっています。

有名なエピソードとして、お客さんが会話に夢中になってコーヒーが冷めてしまい、後から入れた砂糖とミルクがうまく溶けなかったことから、イノダコーヒーでは、"あらかじめ砂糖とミルクを入れて提供する"独特なスタイルが生まれたと言います。もちろん近年では希望に応じて砂糖やミルクを別添えにすることもできますが、創業から長く続く伝統としていまでもそのサービスは続いているのです。また昭和30~40年代になると、雑誌で紹介されたことをきっかけにお客さんが急増し、京都の喫茶文化を語る上で欠かせない存在となりまし。「京都の朝はイノダコーヒの香りから」というキャッチフレーズの通り、京都ではとにかく地元民に愛されるコーヒーショップなのです。

京都生まれのイノダコーヒー他県でも味わうことはできる?

イノダコーヒーの店舗はそのほとんどが京都府内にあるのですが、コーヒー豆やインスタントコーヒーなどはオンラインショップでも購入が可能となっています。そして実は京都以外でも東京、神奈川、広島にのみ各1店舗ずつお店が存在するので、他県の方もイノダコーヒーを味わうことは可能だったりします。

www.inoda-coffee.co.jp

今回自分が訪れたのはイノダコーヒー横浜高島支店です。路面店とかでは無く、横浜でも老舗のデパートの中にひっそりと入っている辺りがなんとも伝統を重んじるイノダコーヒーらしさを感じます。

昔ながらの食品サンプルが懐かしくもあり逆に今の時代新鮮だったりもします。コーヒーだけではなくフードメニューも魅力的なイノダコーヒー、早速入ってみましょう。

看板メニュー「アラビアの真珠」

店内は本店とまではいきませんが、昔ながらの喫茶店の雰囲気を連想させ、スタッフの方達のユニフォームもどこかレトロ感がありますが、全体的ににとても品のある落ち着いた大人の空間といったイメージです。

イノダコーヒーと言えばまず外せないのが、オリジナルブレンドのコーヒー”アラビアの真珠”です。創業時からお店のホットコーヒーに使用されている深煎りのブレンドで、その味わいはまさに老舗の看板にふさわしいものです。モカ豆をベースに香り・コク・酸味を絶妙なバランスで仕上げたヨーロピアンタイプのブレンドですが、苦味と渋味は比較的強めのなかなかパンチの効いた味わい。甘味は少なめで飲んでいくうちに後から酸味が付いてくるという、個人的には非常に好みのコーヒーで、とても深みのある一杯です。

特徴的なのは、その提供スタイル。先述のエピソードにもあるように、イノダコーヒーでは伝統的に砂糖とミルクを入れた状態でコーヒーが提供されます。しかし現在は必ずはじめに店員さんから、あらかじめ砂糖とミルクを入れるかどうかを聞かれますので、自分の様にブラックを好む人でももちろん大丈夫です。しかしこの「最初から砂糖ミルク入り」のスタイルこそイノダ流ですので、次回は試してみたいと思います。

看板フードメニューのイタリアンとマッシュルームスープ

フードメニューのなかで根強い人気を誇るのが、”マッシュルームスープ”です。喫茶店でスープ?と思われるかもしれませんが、イノダコーヒーではぜひ試していただきたい一品。「ポタージュ」ではなく「スープ」と名付けている辺りがなんとも老舗っぽくて渋いです。濃厚なホワイトソース風のクリーミーなスープで、マッシュルームの風味がたっぷり溶け込んだやさしい味わいが特徴です。濃厚だけれど後味は重すぎず、サンドウィッチなどのメニューとの相性も抜群で、一度試せばリピートしたくなること間違いなしです。

そしてスパゲッティ”イタリアン”もイノダコーヒーの名物メニューのひとつです。イタリアンとはスパゲティナポリタンの関西での呼び名。極太の2.2mm麺に自家製トマトソースが絡む昔ながらのナポリタン風スパゲッティで、具材はハム、玉ねぎ、ピーマン、マッシュルームと王道の組み合わせです。昭和40年代からレシピが変わらず受け継がれていて、その味は少し酸味のあるトマト風味の強いどこか上品な味わい。B級グルメのナポリタンとは一味違う様にも感じます。

提供時にはクラシカルな銀色の蓋付き器に入ってくるのもレトロで粋な演出です。まるで一流レストランの様にテーブルに置いてから銀のフタをそっと開けると、湯気とともにトマトソースの香りがふわりと立ち上りなんとも食欲を刺激してくれます。ぱっと見少なさそうな量も食べていくうちにどっしりと胃袋に貯まる感じでランチにもぴったりです。

レトロな本店の雰囲気と伝統のサービス

京都市内に幾つか支店がありますが、やはりいつかは本店を訪れてみたいものです。創業の地である本店は、外観こそ京都の町家風の佇まいを残していますが、一歩中に入れば高い天井とシャンデリアが輝く洋風サロンのようなレトロ空間が広がり、まるで古き良き時代にタイムスリップしたかのような優雅なムードを味わえるとのこと。席数はなんと200席以上と喫茶店としては大規模ですが、朝の開店直後から賑わうらしくタイミングによっては行列ができることもあったりするとか。

京都の喫茶文化を牽引してきたイノダコーヒーは、コーヒーの香り、味わい深い洋食メニュー、そしてノスタルジックな空間すべてが揃った特別な場所です。コーヒー好きでもそうでない方も特別な体験を味わうことができるイノダコーヒー、ぜひ一度おためしください。