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近未来は静かにやってくる!WWDC2021で発表された新しいアップルのソフトウェアとは

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アップルの開発者向けのソフトウェアイベンドWWDCが昨夜開催され、iOSを中心とした様々なアップデートが発表されました。ハードウェアの発表はなく、iPadやiPhone、Apple Watch関連のOSアップデートが中心でした。しかし、この様々なアップデートを見ていくとAppleが向かいたい方向性が個人的には如実に見えた気がします。最後にまとめますが、キーワードは”コロナ禍”と”テレワーク”だったかと

ZOOMキラーの新FaceTime登場

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テレワーク時代に欠かせないのがオンライン会議やビデオ会議ですよね。仕事用はZOOM、プライベートはライン通話やFaceTimeと使い分けていた方が多いと思います。しかし、ことFaceTimeに関しては

iPhone同士の閉鎖的ビデオ通話ソフト

のイメージが強くありイマイチ用途が限定的でした。今回新機能「Share Play」で画像のように

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音楽や映画や画面共有が簡単に出来るようになります!と書くといまいち新しさや凄さが伝わりにくいかもしれませんがwエンタメ用途だけでなくiPhoneユーザーの数が圧倒的に多い日本においてビジネス用途にも幅広く応用が期待されると思います。つまり、今まではZOOMやSkypeで行われていた遠隔商談や本格的なビデオ会議もiPhone同士であれば即座にやりとり出来るようになります。これだけでも劇的変化を遂げたFaceTimeですが、

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なんとWeb経由でAndroidやPCでも利用可能になるのです!!!!!!!これがいかにすごいことなのかですが

ZOOMやSkypeの市場を完全に侵食しにきている

という事に他なりません。つまり、ZOOMを利用せずとも無料でビデオ会議が出来るという事に(ZOOMは無料プランだと各種制限があります)。今後FaceTimeが日本でビジネス用途でどこまで広がるのか楽しみなアップデートとなりました。

アプリの強化とウエルネス用途を充実のWatchOS

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昨年シリーズ6で採用された血中酸素濃度測定機能を睡眠データと組み合わせてヘルスアプリに送信可能に。睡眠追跡機能の充実を図りユーザーのヘルスケアにアプローチを強めていった印象があります。他には親機であるiPhoneから独立して可能な限り使えるようにスタンドアロンデバイスとしての色が強くなっています。AppleがすすめるスマートキーシステムであるHOME Keyへの対応も発表されています。

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AirPods Proがセミ補聴器に

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今回のソフトウェアアップデートで、AirPods Proが探すアプリの対象となり仮に全く知らない土地で紛失してもAir tag同様他人のiOSの力を借りて位置を検索することが可能となります。これは、AirPods Proなくし勢には福音となるはずです。時計、イヤホンとアップル製品で囲い込んでいきたいというApple経済圏の構築はこうした一見地味とも思えるアップデートが実は大きな鍵を握っていたりします。今回、個人的に驚いたのが

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AirPods Pro提供される「会話ブースト機能」。これは軽度の難聴がある人のために、AirPods Pro に搭載されるビームフォーミングマイクと音響処理機能を使い、正面で話している人の声を強調して聴き取りやすくする機能になっています。これの何がそんなに素晴らしいかというと、補聴器とは違い

音楽用のイヤホンなので見た目がスタイリッシュ

であるということ。これは高齢者にとっては見た目のストレスがかなり軽減されるのではと思います。もちろん、医療機器ではありませんから軽度の難聴が対象となりますが個人的には世界一カッコいい聴力アクセシビリティアイテムだと考えます。

 

上記以外だとiPhoneの通知関連のアップデートや新MacOSの話も出ました。しかし、FaceTimeのアップデートでも感じましたがAppleは確実のこのコロナ時代、テレワーク時代で人々の行動変容が起きている中それらに対応し、実際に会えない状況であってもエンタメをシェアしたり、画像をシェアしたりといったステップを可能な限り簡略化し高齢者にも使いやすい設計に塗り直そうとしているのが見え隠れします。高齢者にとって使いやすいユーザーフレンドリーであればデジタルネイティブ世代の人間が使うのは造作も無いことですので、広い世代に愛されるApple製品かつヘルスケア部門への注力とより

生活に密着し生活に根ざしたた企業を目指す

といった思惑を感じました。ハードウェアが登場しない一見地味なアップデートに感じましたが実はこれからのAppleの方向性を強烈に感じさせるカンファレンスだったと思います。

 

Apple AirPods Pro

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