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600万オーバー!値上がりが止まらないロレックスデイトナ。その理由を探る2022年版【ROLEX】【コスモグラフデイトナ】

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ROLEXって実用時計じゃないの??着ける派のさじゃんです。当方が所有しているデイトナのステンレススチールモデル(Ref.116500LNホワイトラッカー)の値上がりが止まりません。しばらく450万円前後で推移していた価格帯が一気に600万円まで跳ね上がりました。

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価格.com - ロレックス コスモグラフ デイトナ 116500LN [オイスターブレスレット ホワイトラッカー] 価格推移グラフ

いつも価格の相場を参考にさせていただいている業界最大手のクォークさんのHPも中古でも600万円を超えています。

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何ということでしょう。定価が140万円のデイトナがいまや600万円。スポロレの二次市場価格高騰については以前自分が記事にしましたがその水準を大きく超える値上がりだと思います。

当時の記事でも440万で十分驚いていましたが、今回まさかの600万超え。相場がこのまま落ち着いてずっと下落せずにこの水準を維持するのかどうかは不明瞭なところもありますが、500万円台の大台を超えて今年は推移することは間違いなさそうです。これには理由があると思っていて個人的に推測してみたいと思います。

その1.価格改定により定価そのものが上昇した

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ROLEXが今年2022年の1月から(まさに今!!)希望小売価格を改定することになりました。スポロレの中でも人気のステンレスモデルは約10%引き上げとなり主なところですと、

 

コスモグラフ デイトナ(Ref:116500LN)は145万7500円から160万9300円

サブマリーナ(Ref:124060)は89万7600円から99万円

サブマリーナ デイト(Ref:126610LN)は101万3100円から111万8700円

グリーンサブマリーナ(Ref:126610LV)は106万400円から117万7000円

エクスプローラー(Ref:124270)は71万1700円から79万3100円

GMTマスター2(青黒:126710BLNR、赤青:126710BLRO)のオイスターブレスは104万9400円から116万6000円へ

GMTマスター2ジュビリーブレスは107万2500円から118万9100円

 

モデルにもよりますが日本円でおおよそ10万円の値上げとなりました。定価そのものを上げる動きは何もROLEXに限ったことではなく最近だとシャネルが大幅な値上げを敢行。物議を醸しています。

シャネルに至っては21年7月に7400ドルのスモールハンドバッグを9400ドルにまで引き上げて半年間の間に78%の驚異的な値上げを実行wハイブランドがプレミアムブランドではなく価格と希少性を引き上げてラグジュアリーブランド化してくのは必然の流れなのかもしれません。

その2.コロナ禍における生産能力の低下

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アップルの新本社アップルパークが如く近代化された本社をスイスジュネーブに置くロレックス。職人というより科学者みたいなマニュファクチュールにおいて製造されるそのプロダクトは精密を極めていると言っても良い品質。

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究極の時計製造
ロレックスの歴史とスイス時計製造産業には密接なつながりがある。腕時計開発におけるパイオニアであるロレックスは、数多くの時計製造における革新的新技術を開発しており、その歴史において500件以上の特許を取得している。(公式HP)

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自社一貫性を持つ生産で知られるロレックス。デイトナに置いては過去クロノグラフムーブメントをゼニスに委託してた時期もありましたが、現在はすべて自社製になっておりこうした品質を保ちながらの製造は実はスポーツロレックスという響きよりも精密に作られていると言うことだと考えます。昨年プレスリリースを出さないロレックスが珍しく昨今の二次市場の価格高騰と品薄についてコメントを発表し話題になりました。

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ー“私たちの製品が備える希少性は、私たちによる戦略ではありません。現在の生産体制では、今ある需要を完全に満たすことができないのです。少なくとも、当社の時計の品質を落とさずに対応することは難しいわけですが、品質への妥協は許されませんのでお断りしている状況です。このレベルの優秀さには時間が必要であり、これまでもそうしてきたように、私たちはすべての時計が自社基準を満たすだけでなく、品質、信頼性、堅牢性の面でお客様の期待に応えることができるように、必要な時間をかけていきます。ロレックスは、優れた時計を作るために必要なことには妥協しません。

ロレックスの時計はすべて、スイスにある4つの拠点で開発・製造されています。これらの時計は、品質、性能、美しさに関するブランド独自の高品質な基準を満たすように、細心の注意を払って手作業で組み立てられています。当然のことながら、生産能力は制限されていますが、私たちは常に品質基準に沿って、可能な限りそれを高め続けています。

最後に、ロレックスの時計は正規販売店のみで販売され、お客様への時計の配分はそこで独自に管理されていることを申し上げておきます”

– ROLEXー

以前デイトナ購入の記事でも申しましたが、デイトナの黒文字盤モデルと白文字盤モデルは定価は同じですが二次市場でのプレ値は平均で50万~70万ほど白文字盤のほうが高いことが知られています。これは白が人気なのではなく(人気には間違い無ですがw)白のほうが流通量が少ないことにより価格高騰と言われています。

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つまり、人気と供給が完全に不一致を起こしておりステンレススチールモデルのスポロレ全体がバブル状態にあるのが昨今の高騰の理由です。某正規店の方にお話を聞くと

平日でも50~70人、週末だと100人ぐらいが並ばれています

とこのこと。転売目的なのか購入使用が目的なのか分かりませんがいびつな構造が続いていることは確かです。自分が若い頃は丸井の宝飾品コーナーに普通にサブマリーナが並んでいて今思うと信じられない感じもしますw

本能ブログチームのトモGPも今年はエキスプローラーⅠを狙っているようなので購入に成功したらまたレポートさせていただきたいと思っています。