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刮目せよ!SF少年漫画の金字塔「スプリガン」がついにアニメ化!その素晴らし過ぎる内容と歴史を振り返る【NETFLIX】【少年サンデー】

いくつになっても少年漫画が大好き、トモGPです。”ドラゴンボール”に”スラムダンク”、”タッチ”などいつの時代も色褪せない少年漫画というものが存在します。今回満を待してNetfrixよりアニメ化された「スプリガン」もそんなレジェンド作品の一つ、ついにファン待望のアニメ化となったこの作品を今回は紹介していきたいと思います。

「スプリガン」とは一体どんな作品?

たかしげ宙(原作)、皆川亮二(作画)による日本のSF漫画で1989~1996にかけて「週刊少年サンデー」および関連誌にて掲載された人気作品で累計発行部数は1000万部を突破しています。

超古代文明の遺産が国家などに悪用されないよう回収・封印を目的に活動する組織”アーカム”、そしてそこに所属する特殊工作員の精鋭”スプリガン”達の活躍を描く冒険活劇です。

御神苗優(おみなえゆう)今作の主人公、17歳の高校生でありながらアーカムに所属する特殊工作員の精鋭スプリガンの一人。そんな主人公が現代の科学力をはるかに凌ぐ超古代文明を悪の手から守るという、正に少年漫画のお手本の様な王道ストーリーなのですがこれがとんでもなく面白い!

超古代文明、冒険、バトル、ミリタリー要素、秘密組織など”男子の好きなもの”が全て詰まっていて、漫画好きの私トモGPにとって間違いなく生涯のベスト5にランクインする位大好きな作品です。初発が約30年前と歴史だけを見るとなんだか古臭い作品なのかなぁ?と思われがちですが全くそんなことはありません。王道ながらも緻密に設定されたストーリーを紡ぐたかしげ宙先生と繊細で圧倒的なスピード感のある作画の皆川亮二先生とのコンビから生まれた今作は時代を感じることなく常に新鮮で、2022年の現在でも全く色褪せることなく輝き続けています。そんな漫画ファンにとっても非常に大切なこの「スプリガン」という作品、実は以前に長編アニメーションとして映画化された歴史があります。


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1998 年に「AKIRA」で世界的に有名な大友克洋総監修のもと製作された劇場版長編アニメ「スプリガン」、内容に関してはキャラデザインを含めかなりアレンジされてはいるものの、作品としては見応えがあり非常に面白いのですがいかんせん”大友色”が強く賛否が大きく分かれる結果となりました。ストーリーは今回のNetfrix版第2話”ノアの方舟”編をベースに描かれていますので、もし観る機会がありましたら両者を観比べてみても面白いかもしれません。ですので今回のNetfrixによるアニメ化は原作ファンをはじめとする多くの漫画ファンやアニメファンが注目するある意味”事件”となっているわけでありますが実際にアニメ化された今作、果たしてその内容はいかなるものだったのでしょうか!?

NETFRIXシリーズ”スプリガン”見どころ


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まずこのトレーラーをご覧になっていただければお分かりいただける様に、結論から言ってしまえば今回のNetfrixによる「スプリガン」アニメ化は大成功だったのではないでしょうか?

作画とCGとの見事な融合

今作では作画とCGを極力シームレスで融合した結果、キャラクターや背景が非常に滑らかにヌルヌル動きます。もちろん今までもその様なアニメは数多くありましたが、ここまでシームレスに作画とCGとの境界を感じさせない作品は珍しいのではないでしょうか?主人公が着用するアーマードマッスルスーツ(筋力を増加させる特殊スーツ)の演出などは鳥肌モノでした。

現代風にアップデートされた細かい設定

今作は古い作品をただリメイクしてアニメ化するのではなく、必要に応じて設定がアップデートされています。代表的なのが原作には無かったスマホやタブレット端末、そして軍事用ドローンも登場しますがむしろ自然なくらい作品に馴染んでいてまるで最初からそういう設定だったかの様。そして衣装や装備なんかのデザインも実はリファインされているのですが、そのどれも作品の持ち味を邪魔することのない”やりすぎない感じ”が非常に好感が持てます。

原作の雰囲気を忠実に再現

そして何よりも今作の素晴らしいところは、アニメ化における最も大切な部分である”原作の持つイメージを忠実に再現”していることにあります。作画が凄かろうがCGを駆使していようがこの根本の部分がブレていてはせっかくの大金をかけたアニメ化も台無しになってしまいます。でもそこは心配なさらずに、自分をはじめとする多くの原作ファンが思い描いていたスプリガンが、御神苗優がちゃんと画面の中にいます。原作の線の細い繊細なタッチであったり皆川先生独特の格闘描写など、全ての原作ファンが納得する内容となっているのではないでしょうか?

シーズン2を熱望

話数は6話と少ないながらも作品に登場する主要キャラとストーリーの軸はしっかりと押さえられていると感じましたので、逆にこの作品から興味を持たれたら原作を読んでみるのもアリだと思います。しかしファンからするとやはり全然物足りない!このクオリティであれば全話見たい!というのが正直な感想です。ですのでNetfrixさん、今後もシーズン2、3とシリーズが展開していくことを熱望していますので是非とも続編の方をよろしくお願いします!

 

 

 

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