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アリ!?ナシ!?「漫画実写化映画」本当のオススメはこれだ!(前編)

みなさんこんにちは、映画も大好きなトモGPです。数々の公開予定だった映画が、このコロナ禍で次々と公開延期になっています。それらの作品のうちの一つがこれ、


佐藤健主演!映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』特報

るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning

2012年に第一作目が公開されて以来、今回で通算4作目(後編も含めると5作目)となる人気シリーズの最新作で、最近の日本映画では珍しい大人気ドル箱コンテンツです。僕を含む本能ブログチームもこのシリーズの大ファンなので、今回の公開延期は非常に残念に思います。この「るろうに剣心」みなさんご存知のように、原作は今現在も連載が続いている大人気漫画「るろうに剣心」です。

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最近は映画だけではなく「逃げるは恥だが役に立つ」のようにドラマにおいても漫画原作の作品をよく見かけます。原作ファンとしては好きな作品が実写化されることは非常に嬉しく思うのですが、その反面つまらなかった時のがっかり感もまた半端ではありません。といわけで今回は漫画実写化映画についてお話してみたいと思います。

漫画実写化映画の闇

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ここ最近の漫画実写化映画で成功を収めた作品といえば、やはりこの「キングダム」が記憶に新しいかと思います。しかし全ての漫画実写化映画が面白いわけではありません。当然中にはしょうもない作品も存在します。いや、むしろしょうもない漫画実写化映画の方が多く存在するのではないでしょうか。ただ製作側の気持ちもわからなくはないのです。作品を作る上で何よりも必要なもの、それは”お金”です。その製作費を捻出するためにはまずスポンサーを説き伏せなければなりません。当然スポンサー側も収益が見込めない作品に対しては財布の紐は緩めないので、そのスポンサーを手っ取り早く説き伏せるのが”人気漫画が原作”という餌なのです。当然すべての作品がそのパターンに当てはまるとは言いませんが、多かれ少なかれ今の日本映画界にはこの”安易な悪しきビジネスパターン”が存在します。いやいやトモGPよ、そんなこと言ったらアメリカのマーベルやDCコミック関連の作品だってそうだろ?と言われる方もおられるかと思いますが、もちろんその通りです。ただし日本とアメリカで根本的に異なるのがその製作費です。製作にかける金額が桁違いなので、当然作品のクオリティ自体は否が応にも底上げされますし、そもそもそれよりも多くのオリジナルビッグタイトルが存在します。漫画実写化映画が悪いと言っているわけではなくて、安易にそれに飛びつくことが悪いと声を大にして言いたいのです。

漫画実写化映画 ヒットのカギは?

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先程お話した悪魔のビジネスモデル、もはや崩壊しかかってはいるもののある程度の収益を見込めるとなれば、やはり人気漫画を原作とした映画が増えるのも致し方のない事実(まぁ大半は大コケしますが、、)。しかし漫画実写化映画全てが悪いものばかりではありません。「るろうに剣心」の様に内容的にも収益的にも大成功を収めている作品はあるのです。では、漫画実写化映画成功の秘訣はいったいどこにあるのでしょうか?あくまで個人的な意見ですが、それは”原作に対する愛情”の有無だと思います。画の雰囲気をとにかく原作に似せていくのか、ストーリーをより忠実に再現するのか、その表現の仕方は様々ですが、観ている側特にその作品の原作ファンに一番伝わり易い”原作愛”はやはり”キャスティング”ではないでしょうか。当然興行収入のことを考えたら原作ファンだけではなく一般受けも狙う必要があります。どちらに比重を置くかでもまた変わってくるでしょう。漫画の実写化において最もやりがいがありまた、最も大変な要素の一つだと思います。しかしただ”似ているから”、”売れているから”ではなく、考え抜かれたうえでのキャスティングの漫画実写化映画はやはり一味違”うものです。

というわけで、次は主にキャスティングを中心に”原作愛”を感じることが出来る、個人的なオススメ作品を幾つか紹介していきたいと思います。

るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編

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るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編2014年公開 原作:和月信弘)

まずは先程から何度も名前が出ているこの作品「るろうに剣心」です。もはや”漫画実写化映画”という枠組みを飛び越えた大ヒット作で、原作ファンも一般の観客も大満足の正に理想形といった形なのではないでしょうか。まずとにかく佐藤健演じる主人公”緋村剣心”が、背丈や雰囲気も原作そっくりでメチャクチャカッコいい。大河ドラマ「龍馬伝」でお馴染みの大友啓史監督の画作りは原作に比べ若干ダーク、しかしその雰囲気が逆に、この手の映画にありがちな学芸会感を上手く薄めているのではないかと思います。アクションもバッキバキで、男子なら血が騒ぐこと間違い無しの最高のネオ時代劇です。

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佐藤健の緋村剣心っぷりはもはや何も言うことはありません、でも「るろうに剣心」の映画で僕が特に好きなのがこの人です。

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藤原竜也演じる主人公の宿敵、”志々雄真実”です。主演の佐藤健をも喰いかねないビッグネームですがご覧の様に全身包帯でぐるぐる巻きなため、見ただけではこれを演じているのが藤原竜也だとはなかなかわかりません。ただし一言セリフを発すれば別、包帯では覆いきれない藤原竜也の邪悪モードが全開で、原作の”志々雄真実”が本当に乗り移っているかの様です。

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こういったビジュアルのキャラを実写化する場合はどうしても小綺麗になってしまいがちで、ドン・キホーテで買ってきた衣装でコスプレさせられている風な感じになってしまうものです。かといって逆に”汚し”を入れ過ぎても不自然になってしまうのですが、大友監督の基本ダークな画作りのおかげで、志々雄のボロボロの包帯姿も非常にしっくりきています。原作同様に最高のヴィランですね。それともう一人外せないのがこの人です。

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志々雄真実の右腕、神木隆之介演じる”瀬田宗次郎”です。志々雄の思想に心酔しその表情は常に穏やかだがその実は感情が欠落した凄腕の剣客。ニコニコしながら剣を振るうサイコパスっぷりですが、難しそうなこの役を神木隆之介が見事に演じ切ってくれています。というかこの役に関していえば、配役は彼以外ありえないでしょう。優しい笑顔の裏に時折見せる狂気、若くても芸歴の長い役者さんの凄味が伝わってきます。後編の剣心との一騎打ちは一瞬たりとも目が離せません。俳優さん達にも原作のファンが多いというこの作品、製作陣の作品に対する熱量も自然と高くなるのでしょう。

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というわけで漫画実写化映画においてまずは外すことの出来ない「るろうに剣心」の紹介でしたが、ごめんなさい、今回前置きが長くなり過ぎてしまい「本当のオススメはこれだ!」等と言っておきながら、王道な「るろうに剣心」しか紹介できませんでした、、。次回(後編)は1週間後の日曜日、あと少しだけお付き合いください。ではまた!