アニメも原作も映画も今年一番の話題をさらった、東京卍リベンジャーズ。前回はトモGPが原作の漫画版をレビューしました。
面白い、面白いと言われていましたがなんとなくクローズに代表されるヤンキー作品に抵抗があり避けてきましたが大好きなofficial髭男dismが主題歌ということもあり、重い腰をあげてみてみることにしましたw
実は良質なタイムリープミステリー
主人公の花垣武道は現代を生きる冴えない青年で中学時代には不良と呼ばれる生活を送っていたがとあるきっかけで現在は真面目にフリーター生活を送っています。しかし都内のメトロと思われる電車に轢かれかけたことがトリガーとなり、中学時代にタイムリープしていまいます。全ては
現代と中学時代を往来することにより書き換えられる未来
これが簡単なようで非常に難解であり次の展開が気になる秀逸なストーリーとなっています。過去を書き換え続けてひたすらひたむきに頑張る主人公武道が迎える現世の答え合わせとは。。。
魅力的なキャラクターが多数登場!
物語の鍵を握り続ける、東京卍會初代総長である佐野万次郎(マイキー)。その言動や生き様が非常にカッコよく実はこの漫画イチの人気を誇るキャラクターだったりもします。
実写映画化された作品では吉沢亮が演じており個人的にはとても似合っていると思いました。
副総長の龍宮寺堅 (ドラケン)彼も人気のキャラクターで中学生とは思えない重厚な性格で周囲をまとめる力が魅力。
物語のもうひとりのキーマンである、武道の彼女である(中学時代)橘日向。全ては彼女を助けるために武道が奔走するストーリーがメインタームになっています。一途で真っ直ぐで勝ち気な彼女の行動にも目が離せません。
橘直人は日向の弟であり、現世の武道のキーマンとなる存在。彼を介して過去と未来と往来し武道と一緒になって悪の組織と戦う正義感が強いキャラクター。
過去を書き換えるために頑張っていく武道でしたが、往来を繰り返すうちに現世の人格形成にも影響を与え、
もう一度人生をやり直せると事は幸せなことなのか
深く問う哲学的なストーリーであり、パット見の見かけのヤンキーマンガではない所にすかっりハマってしまいました。
東京卍會とは何なのか、現世の主要キャラクターたちはどういった青年になっているのか、武道や直人が狙う幸せな未来を構築することができるのか現在も連載中ですから最終的な着地点はまだまだ見えませんが、第一部とも言える今回のアニメシリーズのラストも謎を残す結果になっており是非見ていただけたらと思います。
1シーズンは26話と長く感じますが、実質的は1話あたりの時間は20分前後なので見やすいくなっています。Netflixを中心とした各種配信サービスで視聴可能となっておりますので是非!