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【映画レビュー】現代ティーンムービーの決定版!?「ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから」が最高な5つの理由

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こんにちは、トモGPです!キングオブサブスクことNetflix、皆さん観てますか?気になる作品は数あれど、なかなか観る時間が無くてマイリストに登録して満足しちゃったりしてませんか?何を隠そう僕も消化するよりマイリストに溜まる量の方が多いタイプです。ただでさえ見たい作品が山程あるのに、Netflixってオリジナルの作品がまた良かったりするんですよね。というわけで今回オススメしたい映画はこれ、2020年に配信されたNetflixオリジナル作品「ハーフ・オブ・イット:面白いのはこいれから」です。実は自分の中で去年観た映画においてナンバー1だったこの作品を、5つのオススメポイントと共に今回は紹介していきたいと思います。

ハーフ・オブ・イット:面白いのはこいれから


『ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから』予告編 - Netflix

監督:アリス・ウー、主演:リーア・ルイス2020年配信

舞台はアメリカによくある閉鎖的な田舎町、主人公の高校生エリーは頭は良いが周囲とは上手く馴染むことが出来ない少し不器用な女の子。同級生のレポート代行などで小遣いを稼ぐ平凡な毎日を送っていたが、ある日その文章力を買われ同級生の男子ポールにラブレター代筆の依頼を受ける。初めは難色を示すエリーだが渋々代筆を承諾、ポールが想いを寄せるアスターとエリーは”ポール”として手紙のやりとりをすることになる。こうして3人の不思議な3角関係が始まるのだが、、。というのが大まかなストーリーです。そこまで特徴的な設定があるわけではないのですが、蓋を開けてみると非常に魅力的な要素がたくさん詰まった素晴らしいこの映画。ではオススメのポイントを5つに分けて紹介していきましょう。

5つのオススメポイント

□わかりやす過ぎる設定

□典型的な登場人物たち

□非常に濃密なテーマ

□誰しもがどこかで共感出来る

□登場人物全員良いヤツ

わかりやす過ぎる設定

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典型的な田舎町が舞台なので、閉鎖的な村社会におけるよくある構図が誰が観てもわかりやすいところかと思います。主な舞台も学校、協会そして自宅といった具合に特に外の世界に出ることはなく物語は進んでいきます。ただそれゆえに登場人物達の関係やストーリーが浮き彫りにされることで作品の持つテーマがよりクローズアップされ、そのことが結果としてこの映画をより魅力的な作品にしているのだと思います。

典型的な登場人物達

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物語の登場人物達もまた同様に非常にわかりやすい設定を持っています。主人公のエリーはクラスでも少し浮いている中国系の内気な女子、そんな彼女にラブレターの代筆を依頼してくるポールはエリーと好対照に明るくて真っ直ぐで少しおバカな部活大好き男子。またポールが想いを寄せるアスターもまた絵に描いたようなヒロインで非常にわかりやすく、クセのあるキャラクターがいないのもこの作品の特徴かなと思います。特にクラスの人気者であるコイツ、

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”ミスターリア充”ことトリッグ「こういうヤツクラスにいたわぁー」という彼の描き方がとても秀逸ですw。

非常に濃密なテーマ

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学園青春モノの様相を呈しているこの作品ですが実は、田舎の村社会が抱える問題、宗教、スクールカースト、LGBTQ、といったいくつもの大きな社会問題をテーマとして掲げています。普通これだけの重いテーマを取り扱えば作品自体の雰囲気はかなり重くなるかもう少し社会派寄りになるでしょう。ただしこの作品においてはこれら多くのテーマを取り扱っていながらも、全体の雰囲気が全く暗くなっておらずむしろメチャクチャ爽やかに仕上がっていることがこの作品の凄さかと思います。

誰しもがどこかで共感出来る

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学園生活に限らず大人の社会でも直面するような問題がテーマですので、学生時代を懐かしんでみるもよし、現在の自分と照らし合わせてみるもよし、どこかしらで強く共感できるポイントが必ずあるはずなので否が応にも物語に入り込んでしまいます。

登場人物全員良いヤツ

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この作品に悪人はいません。テーマも重いし登場人物達にとって辛い出来事ももちろん起こります。でも全ての登場人物達は自分の信じるものを愛し自分に素直に生きているだけなので、その一生懸命生きている姿が本当に愛おしく思える映画なのです。リア充トリッグもその周りにいるグルーピーの様なモブキャラでさえもキラキラしちゃう感じなのですがやはりこの男、”ポール”です。

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エリーにラブレターの代筆を依頼する登場人物ですが、もうとにかくコイツがメチャクチャ良いヤツなんです。決して裕福な家庭ではないのですが、ひねくれたりもせず真っ直ぐな感じ、本当ポールだけじゃなくてみんながキラキラして良い子達なんですよ。こればかりは作品を観てくださいとしか言えませんが、とにかく全員を抱きしめたくなるほど愛おしくなる素敵な映画です。

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作中には多くの文学作品や哲学の引用が散りばめられていて、監督自身の知識量や教養の高さが伺えます。しかしそれが非常にスマートに作品に盛り込まれているので、ただそれらをひけらかすだけのような嫌味な作品に全くなっていないところもこの作品の魅力でしょう。全てのピースを当てはめて作品を理解しようとするとなかなか難しい部分もあったりしますが、その辺りの知識があることでより楽しむことが出来るのもこの作品の持ち味です。逆に自分ももっと詳しく知りたいと思わせてもらえるような作品です。新しい時代のティーンムービーの金字塔になり得るこの作品、もしNetflixに入っているのならぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。