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賛否両論!?THE FIRST SLAMDUNKは誰向けの作品だったのかを考えてみた。【スラムダンク】【井上雄彦】

90年代の日本の漫画作品はやばすぎる!さじゃんです。今日は25年ぶりに映像作品として復活したスラムダンクの映画版「FIRAST SLAM DUNK」を見てきたので当時のスラムダンク全盛ファンだった私さじゃんが当時との比較や井上雄彦先生の狙いを考察していこうと思っています。多少のネタバレを含みますので未視聴の方はご注意ください。

宮城リョータをめぐる宮城家の物語

まず、今回の作品が少なからず批判されている理由として

・3Dアニメ化してしまった

・声優が全員変更されている

という事がメインのようですが結論から言うと

全く気になること無くストーリーに入れた

と自信を持って言い切れるかと思います。と言うか今回のストーリーが漫画で描き切れなった山王戦を描くとの同時外伝的な宮城リョータの生い立ちを初めて公開するお話になっています。過去作の繋がりも描きつつ全く新しいエッセンスを入れて描いて居る部分が賛否渦巻く要素だったりもするのかと思います。

宮城リョータに関する悲しすぎる生い立ちもかなり悲劇的に見せてはいるものの、もうひとりの問題児である三井寿との邂逅もしっかりと描かれオールドファンの自分も違和感なく受け入れることが出来ました。

苦難を乗り越えた宮城リョータ少年のお話にスポットが当てられていますが、25年ぶりに復活した割に相変わらず主人公の桜木花道にはスポットがメインじゃないのが井上雄彦先生の狙いなのか続編に続くのか考えさせる展開でもありました。

一見さんお断りかもしれない

新しいファン向けに映像や作画を見直していると言われては居ますが、基本的にスラムダンクの名シーンも登場はしますが可能な限りの説明口調な感じは省かれておりスラムダンクを全く見たことがない令和の新時代に人にどの様に刺さるのかはいささか疑問ではありました。


しかもエンディングテーマはまさかの10ーFEET!!当時のロックファンは大歓喜ですねw確か井上雄彦先生が彼らのファンだったような記述を何かで目にしたような気もしてます。

オープニングテーマもまさかのThe birthday。この曲も非常にかっこいいですが令和っぽかと言われるといささか古い感じもするので当時のファン向けの選曲とも言えるかと思いますwこの感じを押し通した井上雄彦先生には脱帽します。

まとめ

・基本的には当時のファン向けの映画

・一見さんお断り的も初見で見ても雰囲気で感動できる

・主人公は宮城リョータ

・メインストーリーと言うよりは外伝的立ち位置

賛否両論あったので正直あまり期待していなかった自分も居るのですが、感動して涙する場面も複数ありましたし彼らの卒業後が一部描かれいたりと個人的には複数回見ても良いかと思っています。当時のファンにはオススメですしスラムダンクをあまり知らない方が見ても楽しいと思える出来にはなっています。冬は対策揃いの今年の映画界ですがなかなか良かったと思っております。