ビジネスホテル大好き!トモGPです。多忙なビジネスマンほどではないにしろ出張が多い私トモGP、出先でよく利用させていただいているのが便利なビジネスホテルなのですが、先日少し変わったビジネスホテルに宿泊しました。”和風ドーミーインプレミアム「御宿野乃」”今回はこちらのホテルを紹介させていただきたいと思います!
ビジネスホテル戦国時代
”ビジネスホテル”とは一般的にビジネスマンが出張する際に1名で宿泊することを目的に作られたホテルのことを指します。一方似た様なジャンルで”シティホテル”というものがありますがこちらはファミリーやカップル、もちろん出張など幅広いニーズに対応しており価格帯も様々で施設によってはエステやジムなんかがついていることもあります。いままで出張の際は様々なビジネスホテルを利用してきました。アパホテル、東横イン、ドーミーイン、ダイワロイネット、三井ガーデンホテル、パッと思い浮かべたただけでもこれだけの数のホテルを挙げることができます。
ビジネスホテルを選ぶ上でのポイント
自分がビジネスホテルを選ぶ上で基準とするポイントは、
・立地
・価格
シンプルにこの2つです。自分の場合”立地”は必ずしも駅近というわけではなく、あくまで”仕事をする上で動きやすいかどうか”という点が重要になります。ですのでどうしても”価格”は二の次になってしまうのですがさすがに一泊◯万円!といったホテルに宿泊するわけにはいきません。特に出張が繁忙期と重なってしまうと必然的に料金も上がりますし、そもそも空いているホテルを探すこと自体が困難になりますので以前記事にしたようにこんな出来事に巻き込まれてしまうこともあります。
話を戻しましょう。このように”ビジネスホテルを選ぶ上でのポイント”はあくまでシンプル、そしてリピートしたくなるか否かは個人の好みによるところとは思いますが、おそらく自分だけではなく一概に言えること、それは”基本的にビジネスホテルに多くを求めることはない”ということです。
和風ドーミーインプレミアム「御宿 野乃」
プレミアム感のあるビジネスホテルとは?
特に多くを求められていないビジネスホテルにおいて、”あえてプレミアム感をプラス”しているのが今回紹介する”和風ドーミーインプレミアム「御宿 野乃」”です。
2022年10月現在全国11ヶ所にあり、名前からおわかりいただけるように共立リゾートが運営するドーミーインホテルの新しいラインになります。ホテル名からもおわかりいただけるように”和”のプレミアムサービスに特化したこのホテル、一体どの様な施設なのでしょうか!?
都会に現れる和の異空間
今回自分が訪れたのは東北は仙台にあるホテルです。街中に突如として現れたまさに温泉宿のような和テイスト満載の外観、これは否が応でもテンションが上がってしまいます。
なんと館内には靴を脱いで上がります。これからビジネスホテルに宿泊するというのに何だか不思議な気持ちです。
非常に開放的で明るいフロント、この日は土曜日ということもあり親子連れの宿泊客の姿も多く見受けられました。
セルフサービスではありますがおしぼりやウェルカムドリンクなども楽しむことができます。
チェックインを含むフロントの接客対応はいたって普通です。自分の中で普通のホテルと高級なホテルとの違いを明確に感じるところはフロントを含む従業員の接客対応だと思っています。せっかく料金も割高ですしHP内でもしきりに”プレミアム”とうたっているのであれば、見た目だけではなくせめてこの点に関しても差別化を図って欲しかったところです。少し残念です。
アメニティは必要なものを自分んで選んで持っていくスタイル、エコではありますしこれが正解なのかもしれませんが”プレミアム”ではないかなぁと。
しかし畳張りのビジネスホテルというのはなんとも新鮮で館内を裸足でうろうろするのがなかなか落ち着きませんw。
部屋は通常のモデレートダブルの他にクイーン、モデレートツイン、デラックスツインといった種類の部屋があります。自分はスタンダードなモデレートダブル、扉を開けると正面に入り口、右にクロークと洗面台、左がバストイレといった作りです。
まずは洗面台、非常にすっきりしていてドライヤーも比較的新しい機種のものが備え付けられています。
下にあるポットや冷蔵庫も、普通のビジネスホテルよりおしゃれでワンランク上な感じです。
バストイレは若干狭く、浴室はシャワーのみといった非常にシンプルな設備です。しかしこのホテルは別のフロアの温泉がありますので特に問題は無いかと思います。
そして客室、決して広くはないですがとても綺麗な畳張りの部屋にダブルベッドと小さなテーブル、そして一人がけのソファが置かれています。
ベッドの足元には壁掛けテレビがあり、
その右側に小さなデスクがあります。この辺の設備はいかにもビジネスホテルといった感じですね。
目貫通り沿いに面しているため、障子を開けると仙台の夜景を楽しむことができます。
壁には造花などが飾られていて”和”なテイストを演出していますが、なんでしょう、そこはかとなく感じるラブホ感。部屋の作りなのか色合いなのか、そもそもこの広さでおしゃれな和洋室を作るのは無理なのか。
施設が新しいのもあって非常に綺麗で清潔感もありますし設備的にも申し分ないのですが、言葉を選ばず表現するのであれば全体的に非常にチープなのです。
”和”のこだわりも随所に感じられるのですがなんだか中途半端、これならば自分で布団を敷くのでいっそゴリゴリの和室の方が良いと思ってしまうのは自分だけでしょうか?
サウナと露天風呂を完備した大浴場はこのホテルの大きな魅力の一つです。お風呂に関しては大満足、全く文句はありません!内風呂も露天も絶妙な湯加減で最高です!しかしサウナは少し狭く出入り口も近いせいか場所による温度差が激しく感じました。せっかく珍しい強冷水の水風呂があるのにこれは勿体無い!そして外気浴をするためのスペースも少なく、なんだか流行りに便乗した感じがビンビンして最近サウナに大ハマり中の自分としてはお風呂が素晴らしいだけに非常に不満でした。
まとめ
・和風ビジネスホテルは新鮮
・そこまでのプレミアムなサービスは味わえなかった
・料金の割高感は否めない
・温泉は素晴らしいがサウナはいまひとつ
”和風プレミアムホテル”というコンセプトが悪くないだけに、”惜しい”というのが正直な感想です。特別感を必要としないビジネスホテルにおいて”あえて特別感を持たす”ことで差別化を図るという攻めの姿勢には激しく共感しますが、HPに頻繁に記載されているようなプレミアム感をそこまで感じることができなかったのが非常に残念です。接客であったり細かい設備や装飾などリファインできる余地はまだまだあるように感じますが、ビジネスホテルでこのクオリティであるならば試してみる価値は十分にあると思います。なんだか辛口になってしまいましたがしっかりとリラックスすることができたのは事実!特に街中で味わう露天風呂は格別ですので、出張の多いビジネスマンの方々も機会があれば是非一度利用してみてはいかがでしょうか?