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”サウォッチ”レビュー実際にサウナで使用した忖度無しの感想をお届けします〜実践編【大人の科学マガジンSpecial】【ととのう】

今話題のサウナ専用ウェアラブルデバイス”サウォッチ”、サウナ好きである私トモGPの手元にもようやく届き前回開封の儀からアイテム紹介までを行いました。

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今回はその第2弾”実践編”ということでこのサウォッチを実際にサウナで使用してみて、その使用感や連動アプリである”サの国”の感想などを忖度無しでお届けしたいと思います。

”サウォッチ”でできること

ここでまずおさらいをしておきたいのが”サウォッチ”でできることは一体何なのかということ。

・サウナ→水風呂→外気浴 この一連の流れにおける心拍数や心拍変動を視覚化して記録することができる

・記録した心拍数や心拍変動をもとに”ととのう”を数値化することができる

サウナで体感することができる”ととのう”という状態を数値化してしまおうというのがこのサウォッチなのです。ちなみにサウナ用語である”ととのう”に関しましては前回の記事で詳しく説明していますのでそちらの方を読んでいただければと思います。

個人的に非常に楽しみだったこのサウォッチ、しかし他のネット上のレビューを読んでみるとその操作性の悪さからすこぶる評判が良くありません。果たして本当のところはどうなのか?実際に使用してきました。

サウナで実際に使用してみた

サウォッチは、サウナ→水風呂→外気浴といった一連の流れの中で各行程の始まりと終わりにセンサーをタップ(長押し)して記録をとります。不安要素はネットでよく目にする水に濡れた時のその肝心な操作性の悪さ。水滴がついているととにかくそのタッチスクリーンが反応しないらしくその上誤作動まで起こしてしまうらしいとのこと。一応その予備知識は頭に入れつつ早速サウナへ向かいました。

向かったのは職場の近くにある個室サウナ、サウォッチ初使用に加えて個室サウナも初めてなので若干緊張気味ですw。

中はこんな感じ、個室サウナですがしっかりスペースは確保されていて10分に1回であればロウリュ(熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させて体感温度をあげること)もOKとのこと。

しかし残念ながら水風呂ではなく水シャワーのみ、水風呂愛好家の自分としてはととのえるかどうか不安ですが家早速準備してサウナに入ってみることにしました。

まずはサウナに入ると同時にセンサーを長押しタップしてスタートです。途中汗を拭いながらセンサーをタップして画面を切り替えたりしてみましたが今のところは操作性は特に問題は無さそうです。サウナ自体は気持ち温度は低めですが非常に心地良い感じです。

水シャワーを浴びるとサウォッチにまさかの異変が!

約10分間ほどサウナに入った後、一応タオルで指先を拭い長押しタップで水風呂モードに切り替えていざ水シャワーへ。しかしここでサウォッチにまさかの異変が!水シャワーを浴びながらふとサウォッチに目をやるとなんと知らない間に画面が勝手に切り替わっていてすでにサウナ自体が終了している様な状態になっているではありませんか!しかもいくらタップしてもセンサーは全くの無反応という状態に、もはや水シャワーを浴びている場合ではありません。これはなかなか深刻かもしれません。

その後しばらくサウォッチを弄っているうちにわかったことは

・とにかく水分で濡れているとセンサーは無反応

・シャワーの様に断続的に水を当て続けると思いっきり誤作動を起こす

といったことでした、これは間違いありません。残念ながら正直なところ防水であっても風呂場で使用するデバイスとしてこの欠点は致命的だと思いました。この時点ではかなり残念な気持ちになりましたが一応データを連動アプリである"サの国"に送り"ととのい値"を調べてみることにしました。

"ととのい値"は実際に体感する"ととのい"に反映されるのか?

■第1回目計測

(赤 : サウナ、青 : 水風呂、緑 : 外気浴)

1セット目のサウナでは上手くサウォッチを操作でなかったので2セット目では水シャワーを全く当てない様に気をつけながら計測してみました。その心拍数と心拍変動のデータがこちらです。どうやらサウォッチは誤作動を起こしても基本的に計測は続いているとのこと、そして細かい修正はアプリ上でも可能ということでした。(だからといって操作性の悪さが許されるわけではありませんが)

サウォッチの操作性問題はとりあえず置いておいて、まず感想としてはこの様に心拍数の変化などからサウナに入っている間の自分の体の状態を可視化することができるのは非常に面白くて興味深く感じました。

そして弾き出された"ととのい値"がこちら。この"ととのい値76"という数字が果たしてどの程度の"ととのい"を表しているのかは分かりませんがこの日のサウナでは自分の体感的には全く"ととのい"は得ることはできませんでした。

■第2回目計測

(赤 : サウナ、青 : 水風呂、緑 : 外気浴)

そして前回の経験を踏まえた上で別の機会に入ったサウナのデータがこちらです。全体的にに非常に滑らかなカーブを描き明らかに前回のガタガタした曲線とは異なるのが見てとれます。サウナ→水風呂→外気浴といったメリハリも非常に分かりやすいです。結果としてこの日は体感的にはめちゃくちゃととのいました!そして気になる"ととのい値"がこちらです。

ととのい値90!ちゃんと数値に反映されているではありませんか。ととのい値の下にある"MARVEROUS"の文字も嬉しい、正直なところサウォッチ自体の操作性ではかなり萎えた部分はありましたが、この様に自分の体感がちゃんと数値として反映されていることが証明できたので俄然面白くなってきました。しかも画面上では消していますがこのアプリは訪れたサウナの場所も記録することができるのでログをつけるのにも非常に役に立つのです。となるとやはり残念なのはサウォッチの操作性です。いまのところ解決策としては前回の記事でも少し説明した、タップする回数が圧倒的に少ない"サウナライトモード"をメインで使用し後でアプリ上でデータを修正するのがベストかと思います。

まとめ

・サウォッチの水に濡れた時の操作性は最悪

・サウナに入っている時の自分の体の状態をアプリ上て可視化できるのは面白い

・"ととのい値"は体感する"ととのい"にちゃんと反映される 

コンセプトが非常に良いだけにデバイスの性能が足を引っ張っているのが残念でなりません。それでも"そういうものだ"と割り切れば全然使えますので自分はまだまだ使用していきたいと思います。もし可能であるならば次はタッチセンサーではなく物理スイッチのサウォッチを発売して欲しいと強く願います!