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米津玄師の新曲”KICKBACK”に秘めれた知られざるストーリー【つんく】【モーニング娘】

アニメの放送開始から話題になっているチェーンソーマン。その主題歌になっているのが米津玄師のKICKBACK。音楽的な複雑さと疾走感と米津玄師らしさKing Gnuらしさがいい感じに混沌としていて個人的には最近の米津玄師の楽曲の中で一番好きと言っても過言ではありません。そんな最近好きなんだよーとメンバーのホッピーに話すと、

この曲ってつんく絡んでるの知ってます?

と意外なリアクションが!つんくってあのハロープロジェクトの??シャ乱Qの?(古いw)と言う情報をもとに関係性を解説していきたいと思います。

米津玄師サイドからつんく氏への連絡

顛末はつんく氏自身がnoteに綴っておりますので詳しくはこちらを参照頂くとして要約すると

・ 米津玄師サイドから連絡がありモーニング娘。の「そうだ!We're ALIVE」のフレーズの一部を使用させていただきたいという許諾申請があった

・通常は、ライブ音源としての使用だったりアルバルの中の1曲であったりプロモーション曲としてフルカバーしたいという許諾申請がほとんど

・使用したいのは歌詞の一部である「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」と言う部分

・最終的につんく氏は”「好きなようにやってもらえばいい。最終的に使わなかったらそれはそれ。作品というのはそういうものだ。」と快諾した

自分は世代ですのでこの曲を知っていますが、米津玄師はまだ31歳でこの曲が流行していた20年前は小学生だったと思われますが(2002年2月発売)今回のKICKBACKを制作するに当たり曲調も歌詞の内容も全く違うのにこの歌詞を使おうと思ったセンスに個人的にはびっくりしましたし、KICKBACKが完成した後の曲を聞いたつんく氏も

”才能の塊というのは本当に恐ろしい。
 
彼の頭の中にあった一欠片のひらめきは
いつの間にか、強力なメッセージとなり、
美しい旋律と共に僕の耳の中に入ってきた。
 
「作品ってこういうことだよなぁ」”

と綴っており感銘を受けた様子。たしかに、歌詞の一部はメインテーマとしてKICKBACKの中で連呼しておりますがこうしたエピソードを知らない方がほとんどでしょうし今の若い方は当時のモーニング娘を知らないでしょうからなおさら米津玄師の制作インスピレーションの守備範囲の広さに脱帽するばかりです。

楽曲制作&MV参加のKing Gnu常田大希氏も脱帽

今回のKICKBACKでは楽曲制作にKing Gnuの常田大希氏が参加しておりMVにも登場して話題になっており、上記の写真は米津玄師のツアーファイナルに登場した常田大希氏の様子。MVもかなり凝った作りになっていて短編映画のようです。参加した常田大希氏も

 
 
 
 
 
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ヨネにMVも出てよと頼まれた時には、てっきり楽器演奏すりゃいいのかと思っていたのですが…..想像と違った….
ps 撮影中の私の頭の中

”何故私は朝っぱらから呼び出されて真顔でボクシングの練習をしているのだろう”
ㅤと困惑している様子がもはやアーティスト同士の常田大希氏にも理解できない米津玄師の世界観!すごすぎますwww

疾走感のあるテイストと忘れられない歌詞

米津玄師といえば最大のヒット曲LEMONを思い浮かべる方も多いかと思いますが個人的には今回の楽曲に近いピースサインという曲が好きです。

こうした疾走感全開の米津玄師節とKing Gnuテイストなメガホンボイスがミックスされて相当に洗練された一曲になっていると思います。元バンドマンとしてはここまで曲の中で転調を繰り返すのは珍しく歌詞の通りで”全部めちゃくちゃにしたい”衝動がうまく表現できていると思います。

クレジットにも常田大希氏の名前があります、いかに米津玄師がこの楽曲に各方面のクリエイターの力を借りて完成度を高めたかったかが分かります。本当にかっこいい曲ですのでチェーンソーマンの主題歌ではなく米津玄師の渾身の一作として聞いて頂けるといいかと思います。