ジャンクフードは心の栄養、トモGPです。ファーストフードの代名詞”ハンバーガー”といえばマクドナルドやモスバーガーといった比較的リーズナブルな食べ物といったイメージがありますが、最近ではシェイクシャックやクアアイナといった少し高級な海外のバーガー店から個人でやっている専門店までお店の数も増えてきました。そんななか2022年8月東京原宿にオープンしたバーガーショップ「ジェニファーセブン」、なにやら”コンセプトが面白いお店”という噂を耳にしたので今回訪れてみることにしました。
ジェニファーセブン
渋谷原宿エリアで美味しいバーガーショップといえば「グレートバーガー」が有名ですが、今回紹介する「ジェニファーセブン」はそのグレートバーガーのオーナーシェフである車田篤さんが手がけた新しいバーガーショップ、
場所は明治通りを渋谷から原宿に向かう途中の右手側裏通り、グレートバーガーのすぐ隣です。ではなぜグレートバーガーの新店舗や増設ではなく別の名前で新たにオープンしたのでしょうか?その秘密はお店のコンセプトにありました。
オールドスクールスタイルのバーガーショップ
「グレートバーガー」が現在のアメリカ(南カリフォルニア)をイメージするとしたら、「ジェニファーセブン」は古き良きアメリカといったイメージでしょうか。お店のロゴにも”Old School Burger Shop”とあるようにそのコンセプトは”オールドスクールスタイル”なのです。
そもそも”オールドスクール”とは”古典的”や”古き良き”といった意味合いを含む言葉で、音楽、ダンス、ファッションといったカルチャーにおいて用いられることが多いです。古き良きアメリカというと、
このようなアメリカンダイナー的な雰囲気をイメージしがちですが今回紹介するバーガーショップ「ジェニファーセブン」は一味違います。果たして何が違うのか?早速紹介していきましょう。
パッと見とてもバーガーショップには見えない「ジェニファーセブン」は本家「グレートバーガー」のすぐ隣にあります。それは地図を見ながら探しても気がつけば通り過ぎてしまうほど。
あれ?と思い何度か前を行ったり来たりしてるうちに表にでている看板を発見してようやくここだったのかと気づきましたw。外見はどうみてもおしゃれ雑貨屋です。
中に入るとそこは本当に素敵なおしゃれ雑貨屋、アパレルからちょっとしたスナックや調味料など所狭しと並んでいてレジにはテイクアウトのコーヒースタンドも。
とてもハンバーガーを食べるスペースなんて無いなとふと奥を見てみるとスタッフ用の出入り口かと思ってた扉にマクドナルドのマークをパロった”Welcome”の文字、
そして扉の上には”OLD SCHOOL”の電飾が。もしや、と思ったと同時にカウンター内のお姉さんから「ハンバーガーですか?」の一声。「はい」と答えると「こちらの奥になりますね」と親切にその扉の先へ案内してもらいました。
まずは奥の部屋の広さとお客さんの多さにびっくりしました。店内の様子は予め予習していたとはいえここまで広いスペースだとは思いませんでした。
お客さんの9割が女子で一瞬怯みましたが、私トモGPの様なおじさんのソロ客でも大丈夫なようにカウンター席も充実していますのでご心配なく。
落ち着いて店内を見回してみると、なるほどそこはまるで”アメリカの片田舎の高校の学食”をそのまま持ってきた様な雰囲気。古き良きアメリカといってもコテコテのアメリカンダイナーの雰囲気ではなく”こっち”の古き良きアメリカを持ってくるセンスに脱帽せずにはいられません。
天井や床の雰囲気から、
テーブルや紙ナプキン入れなど小物選びもさりげなく徹底的にこだわり抜かれていて、まるで映画のセットに迷い込んだかのような気分になります。リアルなアメリカの雰囲気がバチバチに漂っている感じ、めちゃくちゃツボです。
メニューはQRコード読み取りからのオーダーで注文もスムーズ。自分は看板メニューであるオールドスクールチーズバーガーとフレンチフライのセット、飲み物はコーラゼロにしました。
まずはドリンクから、紙コップスタンドもなんだかかわいいですね。ちなみにドリンクメニューにはドクターペッパーやA&Wなどもラインナップされていてそちらの方の雰囲気もバッチリです。フードは出来上がったらカウンターにとりにいくスタイル、もちろんケチャップやマスタードなんかも据え置きで設置されています。
そしてお待ちかね、まるで給食の様なトレーに盛られたフレンチフライとハンバーガーです。
ドライブインを連想させるようなポテトは揚げたてなのでもちろん熱々のサックサク。シンプルな塩味がたまりません。お好みでつけるケチャップとマスタードがまた良いんですよね。
見た目は極めてシンプルなハンバーガーですが持ってみてわかるずっしりとした中身の量とパンの質感、これはただものではありません。
表面がパリっと焼かれたパンは中はフワッフワ、ほんのり甘味を感じることもできもはやパンだけでイケちゃう感じです。肝心のお肉は表面がこんがり焼かれていて非常に香ばしくかつ中はジューシーという優等生っぷり。かぶりつくと溢れる肉汁がたまりません。その他の具材はオニオンスライスとピクルスとチーズのみ、オリジナルのソースがお肉の旨味をさらに引き立てます。しかしこの手のハンバーガーにありがちな肉肉し過ぎたりしつこい感じが全くなく最後まで飽きることなくバクバク食べられちゃいます。お店の雰囲気だけではなく味がしっかりと美味しいのが正に店内が混み合っている秘密でしょう。
おすすめポイントまとめ
・リアルなアメリカを感じることができる店内
・シンプルイズベストを体現した非常に美味しいハンバーガー
・お一人様でも歓迎な充実したカウンター席
食後はコーヒーをテイクアウトできるのも最高です。最近は表まで行列ができるらしいのですがこの雰囲気と味ならばそれも納得。本家グレートバーガーに勝るとも劣らない全く新しいタイプの隠れ家的なバーガーショップ、とにかくおすすめです。