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圧倒的描画性能に驚いた!ライカQ3での”本気の桜撮影”をご覧ください

(Leica Q3)

都内では桜のシーズンは終わりつつありインスタを彩る”桜Post”は落ち着きありますが、北関東・東北は今が桜前線の真っ只中です。前回はライカQ3が予想を超えるスピードで入手できたお話をさせていただきましたが、

後編の開封の儀を待たずにw

先に作例を出していこうという本能ブログ的な鮮度感を重視した記事を今日はお届けします。

初代ライカQとは比較にならない解像感

(Leica Q3)

今回ご紹介する写真はすべてJPEGであり、多少Lightroomで現像していますがRAWをこねくり回してという訳ではなく今回のQ3から新搭載された「Leica Look」と呼ばれる機能を使えば自分のような写真は誰でも撮れると考えてください。写真は現像が9割のデジタルの時代とは言われますが、公平に撮って出し感をご覧頂けたらと思います。1枚目ですが6239万画素の実力は伊達ではなく2420万画素だった初代とは比較になららい表現力です。レンズは基本的に初代と同じライカ ズミルックス f1.7/28mm ASPH.ですのでセンサーと処理能力でここまで写真て変わるのかと感動しています。

(Leica Q3)

フレアが出るようなシチューエーションでもご覧の通りすべてオート設定なのに、ホワイトバランスや露出が破綻しないこんな描写をしてくるのが恐ろしい。。。91万円のプライスタグに恥じない性能だということが見て取れます。基本的にM型ライカをメイン機として使っていましたので、ライカQはあくまで「サブ機的なイメージ」でいたのですがこれから1台でライカを堪能したいという方は忖度なくライカQ3だけで良いような気がします。

普段自分が作品づくりというか「写真を撮る」のメインはあくまでライカM10-Rであり、M10モノクロームなのですが画素数で上回るライカQ3がMを超えたかと言われたら感動するレベルの描写ではない気がしますがQ2以前のモデルのライカQシリーズと比較すればMモデルに肉薄する描写だと言えると思います。

(Leica Q3)

レンズは28mmですので基本はこんな感じで広角レンズだと思っていただいて間違いないのですが、90mmまでのクロップモードを搭載しており疑似望遠レンズ的な使い方も可能です。6000万画素オーバーと言うことで1枚60MBにも及ぶ撮影情報がなせる技だと思いますが、こんな感じで凹凸が少ない平易な構図でさえもディテールまで描ききっている印象があり個人的には8年ぶりにアップデートしたライカQは本当に素晴らしい進化を遂げていると思います。

(Leica Q3)

またもフレアな構図ですが芝生の緑と桜のピンク色を繊細に描き分けているのがすごいと思います。逆光的構図で光が過大にレンズに入り込んでもここまでの描写ができるライカレンズはやっぱり価格分だけの価値があるようにファンとしては思ってしまいます。

(Leica Q3)

色彩としてはスッキリとしていてM9のような油絵的表現ではなく、カールツァイスのレンズのようにシャープな印象もあります。これは初代ライカQから変わった感じではないのですがセンサーと処理エンジンが最新モデルになった恩恵でより色の階層の表現は増したように思います。期待以上の写りで毎回感動しています。

(Leica Q3)

ラストはフレア+地面の影の表現という難しい構図をあえて撮影。しかし、画の立体感というか奥行きがやっぱりM型ライカに近づいたように感じるんです。ボケの表現を使わずにここまで立体的に中心に据えた桜の木を描けるのは6000万画素という狂気の描写能力の賜物だったりしするのかと。

(Leica Q3)

初代から搭載されているマクロモードでの撮影もご覧の通り。写真を拡大してみて頂けたら分かりますが中心の芽の部分の表現まで恐ろしく描ききっていますし、ボケを狙えばF1.7という明るさが生きる場面も多いと感じます。

定価91万円ですし納期もまだまだ不安定なライカQ3ですが、レンズとM11と同等のセンサーが付いたカメラと考えると破格に安いと感じますw(あくまでライカのカメラとしてと言う意味です)M方も気になるしレンジファインダーも気になるけど1台しか買えない!いつも持ち歩けるライカが欲しい!となれば間違いなくこれから10年近く戦えるカメラだと初代ライカQを8年使った自分が感じた素晴らしいカメラだと思います。今後も作例を発表していきますので購入の参考にして頂けたらと思います。