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幻になった東京マラソン2020への想い【前編】

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みなさんこんにちは、食べることと同じ位実は体を動かすことも大好きなトモGPです。いまは少し肌寒い位で運動するには最高のシーズンですよね。先日、”東京マラソンエントリーセンター”というところからある小包が届きました。

「東京マラソン2020」、その参加者に贈られる予定だった参加賞などの記念品が郵送されてきたのです。実は僕トモGPは今大会の抽選に見事当選し、今年の3月にはレースに参加する予定でした。ところが新型コロナウィルスの影響で大会自体が縮小開催(一般参加無し)となり、僕ら一般ランナーの参加は次回以降の大会へ繰り越しとなってしまったのです。荷物は10月の頭には届いていたのですが、忙しさにかまかけてなかなか荷解きできずにいましたが、今回ふと思い出し荷解きしてみることにしました。

 

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開けてみるとまず1枚の紙が目に飛び込んできました。そこに記されていたのは今大会が規模を縮小して行われたことに対するお詫びと今後の予定、そして大会参加者に贈られる予定だった記念品のリストです。今大会において一般参加や大会自体が中止されることは予想できていたので、参加する側としてもある程度気持ちの準備はできており、そこまで大きなショックは受けませんでした。去年の年末から今年の2月くらいにかけて大会に関する連絡メールが連日のように届いていたことからも、主催者側にとっても苦渋の決断だったことは手に取るようにわかりましたので、むしろ「本当にご苦労さまでした。」という気持ちで一杯です。

 

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そしてその紙をどけてみると、なんと一番上に当日付ける予定だったゼッケンも入っていました。こうして実物をを手にとってみると「今年は走ることが出来なかったんだなぁ」という実感が改めて湧いてきます。

 

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他の中身はこんな感じです。大会のプログラムや保温のためのアルミシート、プルオーバータイプのランナーローブなど。

 

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このローブのデザインはメチャクチャカッコよくて大好きです!

大会への参加料は戻りませんが、次回もしくはその次の大会へ繰り越し出場する権利は与えられます。当選倍率の非常に厳しい東京マラソンですから、このあたりの配慮はとても嬉しく思います。今回久しぶりに生のゼッケンを目の当たりにして改めて次回のレースに向けて身の引き締まる思いがしたことと同時に、あの”42,195kmフルマラソンの厳しさ”を鮮明に思い出させられました。

そうなんです、東京マラソンへの参加は今回が初めてではないのです。

 

東京マラソン

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2014年、2015年そして2019年と今まで計3回参加させてもらってますが、そんな東京マラソンの歴史は実はまだ浅く、第一回目が行われたのが2007年、今年行われていたとしてもまだ通算で14回目になります。しかし2013年の大会からWMM(ワールドマラソンメジャーズ)に加入することにより、ボストンマラソン・ロンドンマラソン・ベルリンマラソン・シカゴマラソン・ニューヨークシティマラソンの世界5大大会に東京マラソンは正式に肩を並べることになったのです。ここ数年はマラソンブームの影響もあり、東京マラソンの一般参加者数は約37,000人と物凄い人数、そしてその当選倍率はなんと約12倍!先行抽選や2次抽選など一応対策はとられているものの、大会への出場はとてつもなく狭き門となっているのです。ではなぜそんな大会に僕は3度も参加することが出来たのでしょうか?

 

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実は東京マラソンには一般抽選枠の他に個人チャリティ枠というものがあります。数多くの寄付先団体の中から1つを選択し、そこに東京マラソンを通じて一定額以上の寄付をすることにより大会への出場権を得ることが出来るというシステムが存在するのです。金額はここには記しませんが興味のある方は調べてみてください。ちなみにこの話を友人にすると「なんでそんなお金払ってまで辛いことを!」と必ず言われますw。しかしこのチャリティ枠でさえ応募開始からあっという間に埋まってしまうので、そういった事からもこの大会の高い人気が伺えます。

 

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また東京マラソンには”ONE TOKYO”というランナーをサポートする公式財団クラブがあります。年会費を支払うことにより東京マラソンへの優先エントリーが自動で行われたり、年間を通じてのチャレンジプログラムへの参加など数多くの特典があるのですが、ただそれを持ってしても抽選を通過するのは本当に至難の技なのです!

 

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2014年、2015年出場以降の3年間は通常のエントリーは行っていたものの、抽選に当選することも無くその後のチャリティ枠エントリーへのタイミングも逃したりと、正直フルマラソンへの意欲自体が消えかけていてました。走ることは大好きなので、普段のランニングを継続して行えば、もうわざわざ辛い思いをしてフルマラソンを走らなくてもいいのではないか?と思い始めていました。

3年ぶりにチャリティ枠でエントリーした2019年の大会に至っては25km地点でのリタイアとなってしまいました。理由は簡単で明らかに自分の調整不足です。東京マラソンには制限時間があり、各関門ごとに最終通過時間が設けられています。僕は膝の故障から25km地点の関門でタイムオーバーとなり、寒い雨のなか悔しさと情けなさで一杯になりながら送迎バスに乗せられゴール地点まで運ばれました。あの悔しい気持ちだけは忘れることは出来ません。ただそれと同時に”僕はまた完走することが出来るのだろうか?”と思ったことも事実です。

そんなモヤモヤした気持ちを残したまま時は流れ、あっという間に2020年の大会のエントリーシーズンがやってきました。僕はまだ先程記した”ONE TOKYO”のメンバーだったので、今大会にも自動的にエントリーされています。正直なところこのメンバーも今年限りで退会しようかと考えていたところです。フルマラソンはもういいかなと。

しかし今回当選しました。チャリティ枠ではなく一般の抽選で見事に当選したのです。初めて当選の画面を見た時は手が震えました。正直なところそれでも参加への迷いはありました。しかしフルマラソンを半分あきらめかけていた僕に神様が「チャンスをやるからリベンジしてこい」と言っているように思えたのです。こうなったら後には引けません。あんな悔しい想いをして帰るのは二度と御免です。2017年から変更された新しいコースでゴールするまでは辞められません。そうと決まったら俄然スイッチが入り体重も落とし、仕事終わりに夜な夜な走り込んできましたが、案の定このコロナ騒動による大会の縮小開催、そして一般ランナーの参加は次回大会以降への繰り越しとなってしまったのでした。

そんななかようやく先日、次回以降の大会の予定が発表になりました。先送りになった決戦の日は2021年10月17日(日)もしくは2022年3月6日(日)このどちらかの大会から選択することが可能であるとのことでした。しかも2021年の大会は通常であれば3月に開催されるはずが、なんと約半年後の10月に行われるというではないですか!これはレア中のレア!東京マラソンがこんな季節に開催されることはこの先二度と無いでしょう。こんな特別な大会に参加しない手はありません。多少不謹慎な表言になるかもしれませんが、2021年の秋に行われるこの”ある意味記念すべき大会”に照準を絞って、僕はこれからも調整を続けていくことを心に決めました。

 

そもそも何故僕は走り始めたのか?そして初めて参加した東京マラソンはどうだったのか?まだまだお伝えしたいことがあったのですが、思いの外長くなってしまいましたので続きはまた次回に!

まとまりの無い文章になってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました!