南青山に佇む看板もないHIGASHIYAという和菓子屋さんをご存知でしょうか?HPも洗練されていますし、パッケージや店舗や”見せ方すべて”がこだわり抜かれている印象です。HPのはじめにというページからかなりの気合の入れようですねw
和菓子屋さんというかもはやレストランのHPを見ているようでもありますがwHIGASHIYAさんは銀座店、南青山、丸の内の3店舗があり今回は撮影と買い物で訪れた南青山店に行てみました。
和菓子からお弁当まで幅広いラインナップ
自分や伺ったときは一組しか待っていませんでしたが、いつ行っても基本的には並びますし4坪ほどのお店ですから決して回転率も良いとは言えません。しかし、この狭い店内で作られるお饅頭たちが本当に美味しくお土産で買ってもその場で食べても本当に美味しすぎて南青山に行く度に毎回買ってしまします。今回はお饅頭のレビューですが、折(お弁当)やカリントウなどかなりの種類の和菓子を扱っています。
お菓子だけではなく名物のちまきや赤飯も独特のパッケージ。しかもどれもすぐに売り切れてしまうほどの人気なのです。幾度となく訪れていますが実はお饅頭以外の商品を食べたことがないので今度はそちらもレビューしたいと思っています。
ちまきはこのビジュアルです、絶対に美味しいであろうただならぬ雰囲気とHPの見せ方は本当に勉強になります。すべての商品ではありませんがここまでの雰囲気でぜひ試食がてら購入したい方のためにオンラインショップもありますので一度覗いてみてはいかがでしょうか?コロナ禍ですからお取り寄せも活用したいですね。
名物のお饅頭達を一挙公開!
こちらが南青山のHIGASHIYA manで売られていた、お饅頭たちでございます。やはりこの中で目を引くのがその名とサイズ感で異彩を放つ「ソーダ饅頭」ではないでしょうか?ソーダと言っても炭酸&ラムネ味的な意味ではなく”重曹”が使われているのでこのネーミングだそうですwしかし大きいですね。皆さんにこの感動をお伝えすべく幸運にも売り切れになっていなかったので(来店時は夕方でしたが)全種類コンプしてレポートしていきたいと思っています。
(左下:やぶれ饅頭 右下:ソーダ饅頭 右上:甘酒饅頭 左上:黒糖饅頭)店頭でふかふかになっている出来たてを食べたかったのですが今回はお持ち帰りにしてゆっくりレビューすることにしました。
賞味期限は当然「本日中」となっております。
ソーダ饅頭をご開帳。実は中にアンコや甘いものは入っていないのです。お饅頭部分の甘みもそこまで強くなく頂上に塗られた黒糖の甘みを味わう感じの珍しいタイプだと思います。蒸しパンよりではありますが、上質なあんこのない質感の良いフワフワなお饅頭を食べていると思ってくだされば良いかと。
次に甘酒饅頭。こちはらは逆にあんこの甘さは極限まで控えられており、甘酒で作られた皮の部分とのマッチングが非常に素晴らしいと感じます。あんこの量と皮の分量は50:50で車でいうとBMWの重量配分のようですw
次に黒糖饅頭です。断面をみると先程の甘酒饅頭とは全く違う重量配分であることが分かります。7:3のフロントヘビーなFF車といったことろでしょうか。黒糖饅頭はよく温泉場にあるような感じの味ではありますが、しっとりとしていつつも黒糖の甘みは極限まで抑えれており素直に美味しいと感じます。
ラストは真打ち登場やぶれ饅頭。もはや何が破れていて何がメインなのか分からいないほどフォルムは完全に崩壊していますw車を彩るメインがエンジンであるフェラーリの様な工芸品とも言える見た目です。そう、車とはエンジンが全て!饅頭あんこが全て!そう訴えかけられています。とても美味しいまんじゅうなのですが、見ての通り殆どがあんこですので羊羹ライクに味わいたい方、あんこがとにかくお好きな方はこちらが便利です。
結論から言うと4種全て本当に美味しく、可能なら出来たてを南青山で食べるのが最大限美味しいと思います。しかしコロナ禍で食べ歩きもままなりませんから、こうしてお持ち帰りにしてゆっくり家で味わっても本当に感激できるお饅頭たちだと思います。
南青山のお店は路地を通称みゆき通りを少し入った中山ビルディングの1Fになります。初見だと分かりにくいですが現代はスマホで簡単に目的地にたどり着けますので大丈夫だと思いますw
HPも作家のようなポエムからスタートするHIGASHIYAグループ。先程もお伝えしましたが今度はちまきや食事もレビューできたらと思っています。