定期的にお届けしているチャート分析でみる日経225&BTCJPY(ビットコイン日本円)ですがビットコインが一時年初来高値より換算して半値近くまで値を下げました。これには驚いた依然関係者も多く依然として為替、株に大きな影響を仮想通貨市場が与えていることの証明でありビットフライヤーの口座に250円しか入っていない私さじゃんにしてみるとまだまだ奥の深い金融商品だと思っています。その一方ファンダメンタルズ視点で見ると(自分はトレードにファンダメンタルを取り入れていませんが)でEV大手テスラCEOのイーロン・マスク氏によって今年市場が動いてきたのも事実であり、春先高騰の原因は彼のこの発言でした。
”テスラの車をビットコインで”買えるようになります!と大々的にイーロン・マスクがTwitterで発言したりテスラの公式サイトで表明したりしたのです。もともと大量のBTC保有宣言をしていたイーロン・マスクですから、マーケットは好意的受け止め一時700万円オーバーの最高値を更新。まさかの1000万オーバーもあり得るかと思われたのですが、
一ヶ月後の5月中旬にイーロン・マスクは、”ビットコインをマイニングする際に使う電力やリソースが環境破壊につながる要因にになり得る”という声明をTwitterでしたかと思いきや突如テスラにおいてビットコインを用いた取引を終了すると発表。その結果5/16からスタートした暴落が起こったと考えられています。こんな感じで結構動きのあったビットコインですが得意のチャート分析的にはどうだったでしょうか。
中期上昇トレンドは終了し下降トレンドに突入か
ビットコイン円の日足チャートです、4月に最高値を更新したあと663万円のレジサポラインをタッチできずそのままま一気に下落します。ただし、長い期間かけて700万に到達し一気に下落したとはいえペースが早すぎるのでどこかで反発上昇も考えられると思っています。
8時間足(ほぼ日足)です、中期上昇トレンドは完全に終了しピンクの感じで下落に転じています。売買が集中するレジサポラインは453万円付近でしたがここも軽々と抜けて売られすぎゾーンに。値ごろ感も遭ったのかそこで買われ再び453万円付近で拮抗しています。
4時間足です。このピンクの下降トレンドはある程度機能していると思う理由がセンターライン(点線)で反発したり節目になっているから。となると、今は完全に
下降トレンドでかつ売られすぎゾーンに滞在
と考えています。ショートしたい方はもうすこし反発上昇してから良いと思いまし、長期的にホールドしたいという方はせめてセンターラインかオレンジのレジサポラインを超えてから買われることをオススメしますが、太い青いラインの200SMAも下向きになっておりこのまましばらくピンクチャネルに滞在し波打ちながら下降トレンドを継続することも考えられ今すぐ買いましというのも、強烈におすすめできない状況です。
ー2021年5月21日まとめー
・中期上昇トレンドは終了し下降トレンドへ
・下降トレンドは信頼性があるとは思うが今回が大底かはまだ不明
・ショートしたい方は下降チャネルの上限まで待つのがおすすめ
日経225も下落を続け個人的には下降トレンドに転換しつつある(レンジ→再上昇もあるえる)と考えていますが、チャート分析は過去分析がメインですのである程度時間が経たないと判断できない場合も多いです。じゃあどうすれば?とお思いだと思いますが、
明確に自信のあるポイントまで引きつけるのが名トレーダー
だと思っていますので、観察して値動きを追うのもかなり勉強になるはずのでおすすめです。いづれにせよ、今年はビットコインに大きな値動きが発生しそうな一年になりそうです。