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豪華絢爛!鈴木おさむ氏も絶賛の韓国ドラマ”mine”が時空を超えた展開も相まって凄すぎた【Netflix】

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韓国ドラマチームのさじゃんです。KOPIKOの記事でも軽くご紹介しましたが、一時日本のNetflixドラマランキングでも堂々の1位だった韓国ドラマmine。YOASOBIの記事の際にお世話になた鈴木おさむ氏も大推薦のこのドラマです。

こちらも梨泰院クラス、ヴィンツェンツォを生み出した安心安定の「スタジオドラゴン&Netflixオリジナルシリーズ」作品となっております。私さじゃん、とうとう最終回まで完走することが出来たので本能ブログ的にも大推薦ですのでご紹介していきたいと思います。ネタバレは基本的に含みませんので安心してご覧いただけたらと思います。

 キム・ソヒョン&イ・ボヨンの実力派女優の圧倒的演技力

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このドラマの主役の一人である、チョン・ソヒョン役で出演のキム・ソヒョン。SKYキャッスルなどの好演も有名なこんなコクを代表する大女優さんです。一大財閥ヒョウォングループの長男の嫁というポジションながらも一族を完全に掌握する能力の高い女性を演じます。一切笑わずクールな演技がかっこよく見ていて素直に

こんな素敵なアラフィフ女性がいるのか。。。!

と感銘すら受けました。47歳には見えない美貌と170cmの高身長も相まって劇中はずっとカリスマ性すら感じる存在です。

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このドラマの主役であるソ・ヒス役のイ・ボヨン。彼女は実生活でも2児の母であり夫も韓国有名俳優というまさにセレブを地で行く今回の「元女優」ヒョウォングループの次男の嫁という役もまさに完璧なキャスティングだと思いました。イ・ボヨンもまた42歳には全く見えず、韓国の女優さんの年齢感覚が普通にいい意味でバグっていると思いますw若いしキレイです。クールなキム・ソヒョンとは対象的にいつも笑顔で明るく一族の暗い雰囲気に明るさを常に提供するようなポジティブな役どころでしたが、ドラマが進むにつれて全く違う表情になるイ・ボヨンの演技力にも注目です。

 複雑な人間関係が生み出す上質なサスペンス

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先程の記事で鈴木おさむさんは「コメディ要素が皆無なサスペンス」と評していましたが、たしかにストーリーの進行上韓国ドラマに良くある「ほのぼのターン」が存在しないのもmineの特徴かもしれません。ヒョウォングループの家族関係も複雑で最初は理解に苦しむと思いますが4,5話目あたりから把握できる様になるので若干の我慢が人によっては必要かと思います。
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チョン・ソヒョンとソヒスを取り巻く人間模様が主たるテーマとなっておりますが、誰と誰が夫婦で誰と誰が本当の血縁でといった関係性が重要なドラマなのですが、把握したほうが良いとは思いますが見ていくうちに必ず理解できるようになる作りは流石のスタジオドラゴンといいますか脚本やシナリオの妙だと思ったりもします。

前後半で悪役が入れ替わるドラスティックな展開

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全員それぞれがある種の敵意をもちながら広大なカデンツァと呼ばれる大豪邸に住むヒョウォン一族。使用人や家政婦も大量にいて実際にこんな生活を送っている人がいるのかとビックリしますが、アカデミー賞のパラサイトでもそうでしたがこうした浮世離れしたセレブの生活を描くストーリーって韓国だと人々の興味を引くのかもしれませんね。(自分もそういったお話や暮らしぶりを見るのは好きですし)パラサイトと違うのは、貧富の差や格差のテーマが見え隠れするお話ではなく

圧倒的な富豪だって闇を抱えてるんだ

という基本的なフィロソフィーがお話のベースにあるように思います。「お金に困らない生活=絶対的な幸せ」にならないのがこのお話を通して感じたりすることだったりもします。前半は何やらメンヘラ臭全開の謎の家庭教師に振り回され、後半は一族のあるメンヘラに全員が振り回されるという前後半で飽きさせない展開がmineの醍醐味です。

とある殺人事件の時系列が目まぐるしく入れ替わる演出が新しい

みどころは主演二人のハイブランド全開の素晴らしい服飾や暮らしぶりも楽しいのですが、第一話で訪れるある殺人事件がmineのすべてのキーになっています。ただ、物語をなぞるのではなく後半になるにつれて

時系列が目まぐるしく入れ替わるタイムリープ的展開

が今までのドラマの手法にはあまり無いように感じていて目新しく感じました。見せ方をやや複雑にしているようにも感じましたが、きちっと最終回ですべての伏線を回収してくれているあたりは流石スタジオドラゴンの名作だなと感じさせてくれます。パラサイト的なオマージュもあったりSKYキャッスル的世界観もあったりと過去の名作のブラッシュアップかなと思いつつも実は全く新しいドラマ作りだったなと全て見終えると感じ、構成作家や脚本家としての顔を持つ鈴木おさむさんが大絶賛しているのもうなずけます。

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人生にとって女性にとって大切な ものは結局何なのか、お金とは地位とは何なのかを押し付けがましくなく哲学的な要素も殆どないのに考えされてくれる素晴らしい作品だったなと感じます。個人的なみどころは

主演のキム・ソヒョンとイ・ボヨンの圧倒的な存在感と演技力

とにかく素晴らしく引き込まれてあっという間に最終回を見ているそんな感じになっていました。コメディやほっこり要素がなく大人でビターなサスペンスのmine。2021年のドラマはヴィンツェンツォの次に個人的にはオススメです。特に主演の二人の世代である30~40代の女性にはさらに刺さると思います。