食事もエンタメもピリッと刺激的な物が大好き、トモGPです。最近は会員数の現象などネガティヴなニュースの多いNetflixですが、オリジナルコンテンツの更なる充実などまだまだその勢いは失うことはありません。そんなNetflixですが今回オススメしたい作品はこちら、”ラブ、デス&ロボット”です。暑い夏の夜にぴったりなこちらの刺激的な作品を今回はご紹介したいと思います。
最高に刺激的なオムニバスアニメ
”ラブ、デス&ロボット”は1話約6分〜17分の短編アニメが詰まったオムニバス作品、2019年にシーズン1(全18話)が配信され2021年にシーズン2(全8話)そして今年2022年5月に待望のシーズン3(全9話)が配信されたばかりの人気シリーズです。
製作総指揮として携わっているのは映画監督のデヴィッド・フィンチャーとティム・ミラーの二人。デヴィッド・フィンチャーといえば「ファイトクラブ」、ティム・ミラーといえば「デッドプール」といったようにこの二人の映画監督の共通点といえば”刺激的な作品”を作ることです。そんな二人が製作総指揮を務めるプロジェクトであれば当然一筋縄でいくわけがありません、そんな”刺激的で危険なテイスト”のアニメ作品が詰まったのがこの”ラブ・デスロボット”なのです。
ラブ・デスロボットの魅力
大人も楽しめるアニメーションの代名詞といえばやはりピクサー作品だと思います。しかしこの”ラブ・デスロボット”は完全に大人に向けたアニメーション、タイトルにもあるようにテーマはそのまま”愛・死・ロボット”です。
その描写も非常に刺激的でダイレクトなものばかり、作品のカテゴリーも当然<大人向け>に分類されています。ではこの作品、一体どこが魅力なのでしょうか?
1話の構成が非常に短い
最初の方にも記したように1話が約6分〜17分と長くても1話20分弱で観終わってしまうので非常にとっつきやすく、全て1話完結ですからサムネやタイトルなど気になった作品からサクッと観ることができるお手軽さが本作の大きな魅力の一つとして挙げられるかと思います。まさにサブスク時代の作品といっても過言ではありません。
1話毎のクオリティが尋常ではない
とにかく1話毎のクオリティがとんでもなく高く、願わくば短編ではなく全て120分の作品に焼き直してもらいたいくらい。さまざまな有名アニメーションスタジオが製作を手がけているのでどの作品も他のものに負けまいとただならぬ気合がビンビンに伝わってきます。その様相はさながら映像のコンペティションの様、どの作品も見応え抜群です。
次世代のアニメーション
もはやアニメーションという枠をぶち壊してしいそうないままで観たことのない表現の数々、自分が考えていたアニメーションの概念を根底から覆されてしまうかのような手法に本当に驚かされます。スタンダードなアニメ作品から実写なのかCGなのか区別がつかない様な作品まで内容は関係なくただ映像を眺めているだけでも見惚れてしまいます。
どの作品も刺激的
無駄に長いホラー映画を2時間近く観たりYouTubeで恐怖映像を漁るよりよっぽど刺激的で怖い映像を楽しむことができます。内容的にもヒリヒリするような作品が多くディズニーの様なかわいい絵柄に油断していると突然スプラッターな展開になったりなど、短い時間に多くの情報が詰まっているのでなかなか気を抜くことができませんw。とにかく見たこと感じたことの無い感覚がたまらなく気持ちいいのです。
全3シーズンを全て観てどの作品も本当に見どころ満載で素晴らしいのですが、その中でも個人的に特にオススメなエピソードをいくつか紹介したいと思います。
目撃者
まずはシリーズ1からのエピソード、個人的には全作品の中で一番のお気に入りです。”ラブ・デスロボット”というタイトルをまさに体現しているかのような内容で、アニメなのか実写なのか区別がつかない様なカラフルで刺激的なビジュアルとスリリングなストーリーで12分間息をつく暇もなく一気に駆け抜けます。そして観終わった後の不思議な感覚といい、何度も繰り返し観たくなってしまうような中毒性のある作品です。まずはこの作品から観始めてみるのもおすすめです。アニメに興味はなくとも映像好きであれば是非一度観ていただきたい作品です。
スーツ
こちらもシーズン1からのエピソードです。絵柄を見るとまるでアメリカのシリアルにでも描いたる様なテイストのほのぼのとした雰囲気ですが、内容はいたって激しめ、田舎のの農夫が家族を守るためパワードスーツに乗り込みひたすらエイリアンと戦うといった内容ですw。この絵柄と内容のミスマッチこそが”ラブ・デスロボット”の真骨頂。とんでも感といいますかこの全く想像することが出来ない展開にワクワクが止まりません。作中に出てくるパワードスーツが明らかに往年の「エイリアン2」で主人公が乗り込むマシンをオマージュしていると思われ思わずニンマリしてしまいますw。
聖夜の来客
こちらはシーズン2からのエピソード。何も言われなければピクサー作品かと勘違いしてしまいそうですがそこは油断なさらずに、この作品もとんでもなくドキドキするような展開が待ち構えています。かといってありきたりな展開ではなくもちろん残酷な展開でもなく思わず吹き出してしまうような結末に思わず「そうきたかーw」と叫んでしまいました。個人的には最初に紹介した”目撃者”に続いて2番目にオススメの作品です!
彼女の声
最後はシーズン3のなかでも目玉エピソード”彼女の声”です。この作品のオススメポイントは圧倒的なそのビジュアルです。テイストは最初に紹介した”目撃者”と似た実写をアニメーションに落とし込んだ様な作風ですが、キャラクターの表情であったり動きであったり作品の画作りがとにかく不気味で独特な世界観を作り上げています。戦闘シーンの臨場感や生傷の痛々しさなど圧倒的な描写力と演出に観ているこっちまで体中がヒリヒリしてきます。内容も少し寂しげで観終わったあとは切なくもなりますがそんなことは気にせず、まずはその圧倒的なビジュアル感を堪能していただけたらと思います。アニメーションやCGのこの先のステージを」垣間見ることができるはずです。
まとめ
ホラーとは少し違うかもしれませんが”より刺激的なテイスト”を手軽に楽しむことができ、かつ一つ一つの作品がドラッギーだったりシニカルだったりと我々大人を十分に楽しませてくれるハイクオリティな作品の数々。過激な暴力と性描写といった非常に刺激的な内容をテーマとした大人向けの”世にも奇妙な物語”とでもいいましょうか、とにかくこの世界に一度ハマったらなかなか抜け出すことができません。手軽にどの作品からもサクッと観れるなんて書きましたが、この手軽さがあだで1話観終わると次そしてまたその次と気づけば全話一気観なんてことにもなりますのでご注意を。Netflixに入っていてまだこの作品を観ていないなんてもったいない!みなさんもぜひ一度ご覧になってみてください!
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