Netflixのマイリストが全然消化できないトモGPです。少し前の話になりますが昨年の春、海外ドラマファンに嬉しいニュースが飛び込んできました。それはNetflixで公開されている人気海外ドラマ”ブラックミラー”の新シリーズの製作がスタートしたという内容でした。そしてどうやらその新シリーズがついに今年2023年に公開されるとのこと、そこで今回このシリーズの大ファンである私トモGPが特におすすめしたい理由を3つのポイントに絞って説明し、最後にはおすすめのエピソードも何本か紹介していきたいと思います。
ブラックミラー（Black Mirror）
"ブラックミラー"は2011年から放送されているイギリスのドラマシリーズで、現在シーズン5まで製作されています。基本的に１話完結のオムニバス形式で内容はほんの少し先の未来の話。テクノロジーの進化により今より生活がより快適(？)になった世界が舞台になります。より実用的になったウェアラブルデバイスが普及していたり、神経接続により意識ごとバーチャル空間にダイブするゲームが当たり前になっているような日常でおきるエピソードなのですが、その内容はどれもダーク。基本的にどの話もバッドエンドと思ってもらっていいでしょう。いってみれば近未来の海外版”世にも奇妙な物語”、決して観たあとに清々しい気分になれるようなものではないのですがただ、”めっちゃクセになる”のです。
ブラックミラーをすすめしたい3つの理由
1.映画と異なりとにかく気軽に観ることができる
これは自分に限った話では無いと思うのですが、どちらかと言うと海外ドラマって映画と比べると再生ボタンをクリックするハードルが下がりませんか？どうしても映画は約2時間という時間を確保し、腰を据えて「さぁ観るぞ！」というイメージがあります。しかしドラマシリーズって不思議と移動中なんかにも気軽に観れてしまいますし、途中でぶつ切りになりながら観ても話を追いやすいものが多いです。特にこのブラックミラーは1話完結でエピソード毎のテーマもピンポイントで絞られているので特に気軽に観ることができる感覚を覚えました。こんなことを言うともしかしたら作品に対して失礼になるのかもしれませんが、これは多くの人に観てもらう上で大きなメリットだと自分は思っています。”内容は比較的暗いのになぜか気軽に観れてしまう”これがおすすめしたいまずは第１の理由です。
2.どのエピソードから観てもオーケー
続いて２つ目の理由、それはオムニバス形式なので”どのシリーズ、”どのエピソードから観てもオーケー”ということ。実は観進めていくと、違うエピソードなのに時代背景が全く同じだったりパラレルワールド的な内容のエピソードもあるのですが、基本的に内容に何か影響を及ぼすようなことはありません。冒頭にも書いた様にどのエピソードから観てもオーケー、1つ目の理由と似ていますがサムネをみて気になったやつからどんどん観ちゃいましょう！
3.ありそうで無い魅力的な未来のガジェットが満載
舞台はテクノロジーが進化した近未来ですので、自分が目で見た記録を全て保存できる体内に埋め込むチップや、自分の精神ごとバーチャルな空間にダイブすることができる端末など”ありそうでまだ無い魅力的なガジェット達”が劇中に多く登場します。登場するガジェットはどれも便利なものばかりですが”それが社会へ及ぼす弊害”もまたリアルに描かれているのがこのブラックミラーの魅力でもあり、恐らくこの先自分達を待ち受けているであろう未来への警鐘のようにも感じたりします。
とりあえず押さえておきたいおすすめのエピソード
全部観るほど時間は無いし興味はあるけどどのエピソードを観ればいいかわからない！という方のためにおすすめのエピソードを3つ程紹介したいと思います。
シーズン1 エピソード3「人生の軌跡の全て」
とりあえず自分がこれまで説明してきた様な要素がわかりやすくかつ全て詰まっているのがこのエピソードです。自分の目で見た記憶をコンタクト型のデバイスを通して全て体内のチップに保存・再生が可能なガジェットが登場、ただそのせいで自分の愛する人の過去など知らなくてもよい情報を知ることになりその結果。。。科学技術の進歩による弊害が非常にシリアスに描かれているまさに”ブラックミラー”といったエピソードです。
シーズン3 エピソード6「殺意の追跡」
1話約50分前後のエピソードが大半を占めるブラックミラーですがこれだけはなんと89分という超大作、もはや映画です。SNSを利用した殺人事件を追う二人の女性刑事の話、ツイッターがより便利になったようなアプリやAIにより制御された昆虫ロボなど、舞台は現代の様ですが発達したテクノロジーが当たり前になった未来。そういった空想上の異なる設定が自然と物語に溶け込み主軸はあくまでサスペンスで物語が進行していく様はまるで「羊達の沈黙」を観ているかの様。シリーズを通して自分が最も度肝を抜かれたエピソードです。
シーズン4 エピソード1「宇宙船カリスター号」
2018年にエミー賞も受賞しているエピソード、閉じ込められたまるでスタートレックの様なテイストのバーチャル空間からの脱出を描いた作品。精神ごとまるまるバーチャル空間にダイブするようなゲームだったり、DNAからコンピューター上にクローンを生み出す様な技術が登場。脱出系のサスペンスなので終始ヒリヒリする内容なのですがバーチャル空間のポップな雰囲気や主人公のポジティブなキャラクターが暗いはずの物語を上手に中和します。見応え抜群のエピソードですので暗い話が苦手な方にもおすすめです。
いかがでしたか？今回の様なブログは本来は公開直前に書いたりするものなのですが、ブラックミラーシリーズは観始めると必ずハマってしまうドラマなので予習をするのにはなかなか膨大な時間が必要となりますw。シーズン6の配信日はまだ詳しくアナウンスされていませんが、その時に備えて皆さんもぜひ今から”ブラックミラー”観始めてみましょう！
