チタニウムと再生ポリエステルで作られているApple Watch Ultra 2のアルパインループ。Apple純正だとカーボンニュートラルを達成するためにリサイクル素材が使用されていることもあり、お値段1本14800円と強気な値段設定。ポリエステルの織物素材なので毎日使い続けているとさすがに汚れも気になるところ。
Appleでは下記のようにメンテナンスするように指定されていますが、
sソロループ、プレイデッドソロループ、スポーツバンド、スポーツループ、オーシャンバンド、アルパインループ、トレイルループの場合:
糸くずの出ない柔らかい布でバンドをきれいに拭き取ります。必要に応じて、きれいな水で布を軽く湿らせてください。これらのバンドのお手入れには、低刺激低アレルギー性のハンドソープも使えます。
糸くずの出ない柔らかい布でバンドを拭いて乾かしてから、Apple Watch に取り付けます。
汗や雨で濡れたまま使い続けていると、匂いが出てきたりしてネット上では洗剤に漬けて洗っているような記事もチラホラ。
そんななかAmazonで4本セット2299円という衝撃価格の中華ジェネリックアルパインループを発見。1本600円を切る値段は使い捨てでも痛くない金額!どんなもんかと購入してみました。
ジェネリックアルパインループ到着
Amazonで注文してあたりまえの用に翌日に到着。1本600円以下の商品に箱なんて期待してはいけません。ビニール梱包で届くのが中華ジェネリックの仕様です。
袋から出すとこんな感じ。ぱっと見る限りあまり違いはわかりません。ポリエステル素材でできているなら、それがリサイクル素材かどうかは言われないとわからないのが正直なところ。
純正だとチタンでできている部分も中華ジェネリックは多分アルミ製。多少の細かいキズもご愛嬌。
G字フックもアルミ製?細かいキズがあったり、クオリティは断然下がります。
同じ素材で編んでいれば、素材感はぜんぜん変わらないクオリティで作成できるのでしょう。あまり違いがわからないし、純正にはない色が手に入るのもジェネリックのいいところ。
純正アルパインループと比較
ジェネリックアルパインループは初代UltraのGreenに近い色だと思うので、Apple Watch Ultra2のオリーブ色とは少し違いますが、純正と比較してみます。
流石に細かいところを比較し始めると素材感の違いは出てくるのですが、純正は49mmと印刷されていたり、ボタン部分の仕上げが異なっていたり純正品のクオリティの高さがわかります。
G字リングは近くでみると素材の違いが明らかで、ジェネリック品の作りの甘さが目立ちます。
Apple Watch Ultra2 に装着してみました。細かいところですが、本体との隙間が若干みられます。グラついたりするわけではないですが、作り込みの甘さがこういう所ででてきます。
あたりまえですが、純正のバンドだときちっと隙間なくピッタリとおさまります。
しかしながら、純正か中華ジェネリックかの違いは間近でみないとわからないので、他人が見る分にはまったくわかりません。このようにジェネリックのオレンジを装着しても純正を使っているのとまったく変わらないと思います。
ジェネリックグリーン
純正にはないジェネリックホワイト
純正であったらきっと人気だろうジェネリックブラック。
そこに20倍の差はあるんかい
正直な所、中華ジェネリックの600円とApple純正の14800円という20倍以上の価格差を感じられたかというと、そこまでの違いは感じられませんでした。Apple純正はカーボンニュートラルで割高なリサイクル素材や、チタニウムとコストがかかる素材を使っていますが、ポリエステルという材料を使っている以上、20倍という価格差を埋める違いは作れないかなと感じてしまいました。もちろんそこには単なる素材の原価差だけじゃなく、ゼロからデザインして新しいものを生み出すコストもかかっているので、ただデザインを真似ただけのジェネリック製品と比較すること自体がナンセンスなのかもしれません。しかし、いちユーザーとしては交換しやすい気軽さとUltraだけじゃなく、ノーマルApple Watchにも使えることを考えると、格安バンドもぜんぜん悪くない選択肢だと感じました。