ゴーストレストランっておばけがシェフなの？さじゃんです。今日はバタークッキー界の不動の王様エシレバターを打倒できるポテンシャルがある『ココパティス』のエモシオンをご紹介していこうと思っています。
実店舗が無いお取り寄せ専門店
日本国内での店舗展開はなくAOP認証という基準をクリアした『ラ・ヴィエットバター』を使ったお菓子がメイン商品です。このバターはフランス中西部ドゥーセーブル地方ポワトゥシャラント地域産の「ラ・ヴィエットバター」と呼ばれているもの。酪農が盛んな地域で牛の飼育からバターの加工までこだわったAOP（原産地統制）認証のバターです。到着した箱の中にもこのバターに関するパンフレットが！
エシレのクッキーが美味しいのはエシレバターの品質が素晴らしいと言う理由がありますが、今回ご紹介するココパティスのお菓子もこのラ・ヴィエットバターを利用して作られおり様々な商品がラインナップされています。
焼き菓子系も取り扱いがありますが、人気なため入手困難と言われておりご覧の通りクッキー以外の商品は基本的に品切れの状態が続いています。
パッケージデザインも非常に洗練されていて高級感もあって贈り物にも最適ですが、クッキー以外の商品は普通に買えそうにないのがたまにキズです。
とはいえ一番人気はこちらのモノクローム、もしくは今回購入したエモシオンになりますのでまずはクッキー缶をレビューしてみたいと思っています。
エモシオンは素材と製法だけで勝負した深い味わい
箱を開けると飛び出すのはフレンチポップなイラストとお店側からのメッセージが。女性パティシエという噂もあるので繊細さを感じるデザインになっているのかもしれませんね。
ジョーマローンのようなデザインのパッケージ、贈答用に包まれていましたが自宅用でオーダーしたのにこの気遣いはすごいですね。実店舗を持たないだけあってECでリピートしてもらうための努力を随所に感じます。
クッキー缶を開けるとまたも、解説ペーパーがｗ 食べる最後の最後までブランディングする意気込みがすごいですね。シンプルながらも高級感を感じるデザインは素晴らしいと思います。
一口サイズの可愛いクッキーがぎっしりと４列にわたって詰められています。エシレバターのクッキーは美味しいのですがひとつひとつが大きいのでこのサイズを沢山の人とシェアしながら食べられるのは素晴らしいですね。対抗馬として考えうるカウンターカルチャーを感じますｗ
サイズも文字通り一口サイズで、子供も大人もとりあえず一枚！って時にいいサイズかと思います。ワッフルっぽい表面の焼き方やバターの芳醇な香りは以前ご紹介した那須のバターのいとこを思い出させる感じだったり。
肝心のクッキーの味ですが、芳醇なバターを使っている割にいい意味で油っぽさが少なく万人が食べて素直に美味しい！と思えるクッキーに仕上がっています。エシレバターに比べると、今回のラ・ヴィエットバターは乳製品の”重み”がいい意味で軽くエシレバターのような主張しすぎる感じも嫌いではないのですが「良いバターをクッキーというハブを噛ませて食べている感覚」が非常に美味しいと感じました。エシレバターはクッキーを食べているのにバターそのものを食べているような感覚になるのと逆なコンセプトだと思いました。
人気でかなり品薄なようですが年末年始にみんなで贈答用にも非常に喜ばれるクッキーだと思います、ぜひ一度注文してみていただけたらと思います。
