日本ダービーは競馬ファンのロマンの集合体!さじゃんです。昨日東京競馬場で行われた第91回日本ダービー。7万人を超えるお客さんが東京競馬場に駆けつけたということで現代の競馬ブームもピークに達した感もります。
結果は大番狂わせの9番人気史上最年長で横山典弘Jが騎乗するダノンデサイルが優勝。同時にJRA最年長G1勝利のタイトルも獲得しています。
昨日のダービーはどんな展開だったのか、公式動画から振り返ってみたいとおもいています。
内に潜り込む横山典弘の神騎乗
日本ダービー2024の詳細解説
2024年の日本ダービーは、5月26日に東京競馬場で開催され、ダノンデサイルが見事な走りで優勝を果たしました。このレースの展開、勝馬の勝利根拠、有力馬の敗退背景について詳しく解説します。レースの展開をスタートからゴールまでを詳しく見ていきましょう。
スタートから中盤まで
スタート直後、ダノンデサイルは内枠から順調に飛び出し、中団の内側に位置取りました。序盤は比較的スローなペースで進み、前方集団が固まって動く展開となりました。この段階でダノンデザイアは焦らず、内側で体力を温存しつつレースを進めました。
中盤の展開
前半1000mが62秒台と完全にスローな流れも中盤にかけてペースが徐々に上がり、各馬が動き始めました。ダノンデサイルは引き続き内側のポケットと呼ばれる絶好位をキープし他の馬との接触を避けながらスムーズに走りました。横山典弘騎手はレースの流れをよく見て最後の直線に向けて完璧な追い出しのタイミングを待っているようでした。
最後の直線
最後の直線に入ると、赤い帽子5番のダノンデサイルは内側から鋭いスパートをかけました。外側から仕掛ける1番人気15番ジャスティンミラノもいましたが、内側を通ることで経済コースで最短距離を走りロスを最小限に抑えることができました。その結果ダノンデサイルは見事な末脚を発揮し他の馬を2馬身ほど圧倒してゴールを駆け抜けました。
ダノンデサイルの勝利の要因
ダノンデサイルの勝因の一つは騎手の見事なレース運びです。序盤から中盤にかけて無理をせず終盤にかけての位置取りとタイミングが絶妙でした。特に最後の直線での内側からのスパートは他の馬との接触を避けながらも最短距離を走ることができ、勝利を決定づけました。
馬の調子と能力:
ダノンデサイル自身の素晴らしい調子と能力も、勝因の大きな要素です。この馬はスプリングステークスを制した後、皐月賞を回避して日本ダービーに陣営は体制を整え全力を注いできました。その結果レース当日に最高の状態で臨むことができました。
トレーニングと戦略:
ダノンデサイルの調教師は、レース前に十分な調整を行い、馬をベストコンディションに仕上げました。特に、最後の直線での爆発力を引き出すためのトレーニングが功を奏しました。これによりダノンデサイルは他馬を圧倒する走りを見せることができました。
人気有力各馬敗退の背景
ジャスティンミラノ(1番人気)戸崎圭太騎手
ジャスティンミラノはスタート直後に位置取りが悪く、中盤まで良いリズムを掴むことができませんでした。特に、最後の直線での伸びが期待通りではなく、上位進出を果たせませんでした。この敗因には、レース前の調整不足や、スタート直後のポジション取りのミスが影響したと考えられます。
シュガークン(8番人気)武豊騎手
シュガークンはレース中盤で他馬との接触があり、その影響で勢いを削がれてしまいました。さらに、ペースが上がった際に一度後退してしまったことが致命的でした。最終的には追い上げを試みましたが、前方集団との差を埋めることができず、期待された結果を出すことはできませんでした。
アーバンシック(4番人気)横山武史騎手
アーバンシックは皐月賞では期待通りの結果を出せず、今回のダービーでも中盤から後方に位置する展開となりました。最後の直線で一気に仕掛ける予定でしたが、ペース配分がうまくいかず、前方に追いつくことができませんでした。この馬の敗因には、レース中のペース配分のミスが大きく影響したと考えられます。
まとめ
2024年の日本ダービーはダノンデサイルの見事な勝利で幕を閉じました。この馬の優勝は横山典弘騎手の冷静な判断と馬自身の高い能力が見事に噛み合った結果だったと思います。一方で、有力馬たちの敗退はレース中のトラブルやペース配分のミスが影響しました。今回のレースから学ぶべき点は多く次回のクラシック三冠目の秋の菊花賞に向けた調整やさらなる各馬の成長が求められる点でもあります。ジャスティンミラノが残念がら2冠馬を達成することは叶いませんでしたが、この世代では高いパフォーマンスを発揮できることも立証されましたので個人的には今後のクラシックでは期待できる一頭かと思っています。