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夢は凱旋門賞へ!タイトルホルダーがG1三冠目、グランプリ宝塚記念優勝!初心者向けレース解説をしてみた【競馬】【G1】【JRA】

競馬はロマン!さじゃんです。昨日、阪神競馬場で行われた春G1の総決算レースグランプリ(ファン投票で出走馬が選ばれるオールスター的レース)でファン投票一位だった横山和生騎手騎乗のタイトルホルダーが見事レコード勝ちをおさめ、秋に参戦が噂される凱旋門賞へ大きくはずみをつけた形になりました。

一方一番人気に支持され、大阪杯に続き今回も掲示板を外した(5着以内に入れなかった)エフフォーリア。横山和生騎手騎乗の弟の横山武史騎手騎乗でしたが復活の走りとはなりませんでした。そんな、混戦模様の宝塚記念は一体どんなレースだったのでしょうか?JRA公式のレースリプレイから振り返ってみたいと思います。

パンサラッサが57秒台の超ハイペースの逃げ

赤い帽子の6番タイトルホルダーとドバイのG1を逃げ切りで勝利した11番パンサラッサが勢いよく飛び出すと戦前は予想されていましたが、絶対大逃げ宣言のパンサラッサがスタートでもたつき枠順でも有利なタイトルホルダーに先頭を譲る形に。これはスタートして400mぐらいは意外な展開だなと思っていました。

その後ももたつく、みどり帽子11番のパンサラッサを尻目にどんどんスムーズに加速する赤い帽子6番タイトルホルダー。

逃げないと結果を残せない、11番パンサラッサは先に出たタイトルホルダーよりも先に出ようとします。(先頭に出ることを競馬用語ハナを切るなんて言ったりしますが)

念願かなってようやく一周目のコーナーを曲がることにパンサラッサはタイトルホルダーを抜いて先頭に立つことができました。しかし、このように強引に押して行って(馬を力で誘導して)ポジションを取った場合見た目以上に馬の消耗が激しくなり疲れてしまったりします。逆にタイトルホルダーは楽な形で理想のポジションを手に入れたとも言え理想的な入りだったとも言えるかと思います。

ぐんぐん加速するパンサラッサを尻目に3馬身ほど開けて進みすぎないようにするタイトルホルダー。かかった様子もなく(無理に行きたがる)理想的なレース展開かと思います。

一方4番一番人気エフフォーリアは中団の真ん中ぐらいの位置取り、すぐ横には三冠牝馬のデアリングタクトもマークする形で進みます。

宝塚記念は2200mのレースですので、逃げ馬がいくら飛ばしたからといって前半の1000mは平均で60〜61秒あたりに落ち着くことが多いのですが今回のパンサラッサの逃げはなんと57秒。この時点でかなりのハイペースで最終コーナーを迎えたことになり、正直ゴールまで体力が持たないだろうなとこの時点で確信していました。

最終コーナーを向いた時点で、パンサラッサを捕まえ先頭に躍り出る赤い帽子の6番タイトルホルダー。すぐ外には1走前天皇賞春でしのぎを削った人気馬ディープボンドの姿も!このまま逃げ切れるのか!

ここで一気に突き放す、タイトルホルダー。追いすがる11番パンサラッサも前半のバタバタで体力ゲージはおそらく0です。次に台頭してきたのは、8番ヒシイグアスとライバルディープボンド。どこまでタイトルホルダーに迫れるか!

後続の差し脚よりも完全に勢いで上回るタイトルホルダー。前走の圧勝の天皇賞春を見ているよう。素晴らしい能力です。ここから先は2着争いですが外国人ジョッキーのダミアンレーン騎乗の10番ヒシイグアスが猛然と追い込んできます。

ずっと前々につける競馬で、タイトルホルダーに無理をさせず道中運べた横山和生騎手の腕が光る騎乗で危なげなく天皇賞春の再現とも言える2馬身差の圧勝劇。2着は鋭く追い込んだ5番人気ヒシイグアス。

3着争いが微妙でした。この時点では15番ディープボンドが前に出ているように見えますが、猛然と追い込む三冠牝馬デアリングタクトも伸び足がいい。

僅差過ぎて静止画で止めても分からないレベルw長い写真判定の末、7番デアリングタクトが3着を確保し春の宝塚記念が幕を閉じました。

個人的に応援していたデアリングタクト

個人的に牡馬牝馬(雄馬、牝馬)ともに、三冠馬が大好きなのですがずっと追いかけてたコントレイルが昨年引退してしまいました。そのコントレイルと同級生で同じ無敗の三冠牝馬だったデアリングタクトをずっと好きでしたし応援していました。

一昨年のジャパンカップでは、伝説的名馬アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトの3強対決と言われたレースで下馬評通りデアリングタクトも伝説的名馬アーモンドアイに食らいつき3着。コントレイルとアーモンドアイに負けたとはいえ、デアリングタクトも相当強いとこの時点で思っていました。その後デアリングタクトは脚の怪我で一年一ヶ月の休養に入ることになるのですが、復帰戦になった先月のG1ビクトリアマイルでは馬体重+22kgという体でレース復帰。

追い込みきれない調教や、復帰戦にしては忙しいマイル(1600M)のレースで6着に入る健闘ぶりをみせて、次に宝塚記念に出てくるようなら絶対に買おうと思っていました。先程お伝えしたように僅差の3着ではありましたが、自分の期体に応えてくれたようで長い写真判定のあとの3着確定後は泣きそうになってしまいました。

単勝(1着を当てる馬券)と複勝(3着までに来れば当たりの馬券)の両方を買っていましたので、単勝は外れましたが複勝を見事的中させることができて個人的にも調子が悪かった春G1をやっと的中させることが出来ましたし、推していたデアリングタクトで馬券を取れたことが心から嬉しかったです。冒頭に競馬はロマンと書きましたが、自分は馬券を当てるのも好きですが一頭の馬を追いかけてこうして馬券で応援するのが好きなスタイルです。実は回収率も結構高いやり方なのかもと20年を超える競馬歴で感じいたりもします。デアリングタクトも脚部不安が再発しなければ秋G1でもまた強い姿を見たいなと思っています。

G13勝のタイトルホルダーはこのまま凱旋門賞へ

勝ったタイトルホルダーに話を戻しますが、戦前から言われいた宝塚記念を勝ったら凱旋門賞へという陣営の思惑が実現しそうな強さだと感じました。日本の幾多の競走馬が挑んでも最先着でも2着という凱旋門賞でぜひ勝ってもらいたい。しかも、過去に逃げ・先行馬でこのレースに挑んだ馬はほぼ居なかったはずですので、ぜひいい結果をタイトルホルダーには期待してしまいます。今回の宝塚記念で9月までG1はお休みとなり、ここから夏競馬と呼ばれるちょっと特殊な開催形態へ移行していきます。前回ご紹介したうまログチャンネル(タコる競馬)さんのように自分も微力ながら競馬の魅力をお伝えしていけたらと思っています。また秋のG1シーズンでお目にかかれたらと思っていますw

マンガでわかる 勝つための競馬入門

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  • 作者:メシ馬,K3
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