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【DIOR】"DIORIVIERA POP-UP"に行ってみたらインスタ女子でごった返していた【GINZA SIX】

ファッションは一生好きだと思う!さじゃんです。今日はたまたま先日立ち寄ったGINZA SIXで行われていた(6/19で閉幕)DIORの”DIORIVIERA(ディオリビエラ)」カプセルコレクション”のポップアップに行ってきたのでご紹介したいと思います。

コンセプトは「自由への旅を象徴する世界観」

リゾート感あふれるオブジェの数々、今までのディオールのイメージは個人的にはフランスのモードの最先端でハードな世界観がウリだったようにも思うので現デザイナーの天才キム・ジョーンズ(以前ご紹介した記事は以下から)によるものだと思います。

ご紹介した記事はキム・ジョーンズがヴィトンのデザイナー時代に手掛けたシュプリームコラボのお話でしたが、そのキム・ジョーンズは今や飛ぶ鳥を落とす勢いのままディオールのクリエイティブディレクターに就任してから数年が経過しましたがアパレルに関してもこうしたバッグや小物のコンセプトにしても、開放的で過去のハードな印象にとらわれないキム・ジョーンズらしさが出ているようにも感じました。

”トワル・ド・ジュイ”をまとったパターンが至る所に、施されており中世フランスに来たかのような世界観で癒やされました。こうしたフランスの伝統的なデザインも、様々アイテムに取り入れながら現代風に解釈するのがキム・ジョーンズ流のディオールということなのでしょうか。

パラソルやチェアもすべてディオールによるトワル・ド・ジュイのパターン。このチェアも撮影したかったのですがご覧の通り、飲食も出来ないのに全然どいてくれないインスタ女子でごった返しておりました。ひたすら自撮りを繰り返すこと数十分、こっちも取材で撮影したかったのですが諦めました。DIORのファンでなくてもディオールのアイテムを購入、所持していなくてもこの無料の世界観でインスタ映えを狙う人たちがこれほどまでに居るのかと改めて時代はSNSなのだと感じる瞬間でもありました。

ポップアップストアはかなり小規模なテントライク

動物園をモチーフにした展示とトワル・ド・ジュイのファニチャーだけに目を奪われますが、中心部に小さなパビリオンのようにポップアップストアもあります。

直営店では基本撮影不可だと思うのですが、SNSの時代で拡散してほしいからなのか店内撮影が可能でした。今回のヴィエラコレクションは、基本パターンがトワル・ド・ジュイになっておりアパレル・扇子のような小物の果てまで全部同パターン!

夏らしいカゴバッグも登場、最近のトレンドはストラップが幅広いショルダーバッグが多い気がします。個人的にはチェーンだったり細いほうが好みなのですがw

小さなテントのようなポップアップにこれだけの、アイテムが揃うとある意味圧巻で素敵に見えてくるから不思議です。基本トワル・ド・ジュイって食器やお皿に使われるイメージだったのでこうしてディオールが再定義してくれたことでトワル・ド・ジュイ自体の評価も見直されるのかもしれません。

ストアに入店すると、こちらのカードを頂けます。裏面のQRコードで今回のデイオールヴィエラの世界観を堪能できるページに飛べるようです。

GINZA SIXの屋上壁面もトワル・ド・ジュイでした。インスタ映えスポットも用意されているのが昨今のイベントの基本ですね、何事も拡散力って大事ですねw

一瞬、デイオールがアイスでも物販してるのか!と思ったのですがそうではなくwイベントのノベルティグッズとしてプレゼントしていたようですが獲得には条件があったようでこの時は誰も手にしていませんでしたw

ちょっと何味かまでは確認できませんでしたw

いかがでしたでしょうか?改めてインスタ女子の情熱とそれを伝播力に使おうとするハイブランド側の思惑が見え隠れして、素直に素敵!と思えなくなっていた自分がいました。

ファッションオタクで本当のアパレル好きからすると、ディオールが構築してきたトラディショナルな世界観が好きでしたが「イベントだからなんとなく来てみて写真だけ撮りまくる」という層をターゲットにしてハイブランドは存続していくのかと思うと複雑な気持ちにはなりました。トワル・ド・ジュイの世界を垣間見る事もできて、こうした文化も分からないで楽しんでいる方がほとんどだと思うと、令和のインフルエンスはライト層によって構成されていると勉強にもなりました。